サンダーボルトマーケット店主日記
サンダーボルトマーケットは引越しました(2008.9.10)
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2007/01/30(火) トゲトゲのワーゲン
かれこれ、10年以上ぶりに「悪魔のいけにえ」を見ました。
今までソフトは所有しておらず。

だって、一度見れば当分脳裏にこびりついて離れない内容なので
特にソフトで反芻する必要がない訳です。
同じ理由で「ミッドナイト・エクスプレス」もソフト持っていません。

で、何度見ても相当に狂ってる映画。
不協和音的なBGM、絶叫、機械音、エンジン音など、音響効果素晴らしすぎ。

同じく70'sカルトホラー「エクソシスト」は静から騒と、
論理的に音を配してムード作りをしていた映画でしたが、
こちらはとにかく力技。音、音、音で観客を疲弊させます。

なんだかTシャツ等の平面的なアイテムよりも、劇中音を使った
リミックス曲とか誰かに作ってもらいたい気分ですね。

**********************
話は変わって、ここしばらく毎日チャレンジしつつ、何度も寝てしまった映画
「キラーカーズ/パリを食べた車」をようやく最後まで観賞完了。

74年のオーストラリア映画
メルギブの「誓い」のピーター・ウィアー監督の処女長編
トゲトゲのワーゲンが出てくるカーバイオレンス映画?

といったマッドマックスとは縁浅からぬ作品なので
義務として見てみました。

通りかかる車をわざと事故らせて、そこから物品をあさり
生計を立てている辺鄙な田舎町「パリ」。
そに迷い込んだ男の視点で展開される奇妙なドラマで、
クライマックスは、若者たちが操るボロボロの凶悪カー軍団が
大暴れして町を破壊します。

話だけ聞くと「なんじゃそりゃ?」ですねw。

ピーター・ウィアー監督といえば、一番の出世作は
ハリソン・フォードの「刑事ジョン・ブック 目撃者」。
アーミッシュのストイックな生活を描いて、印象的な作品です。
この「キラーカーズ」も趣向は同じで、外界の住民である主人公を
狂言回しに、いびつな閉鎖社会の姿を描きます。

ついでに言うなら、同じくウィアー監督による美少女映画の決定版
「ピクニック・アット・ハンギングロック」も、
不条理な少女失踪事件をきっかけに、全寮制のお嬢様学校という
閉鎖社会の崩壊を描いているような、いないような。

ピーター・ウィアー監督はそういうモチーフ余程好きなのかなと。

で、そんなテーマ部分よりも見どころは、ボッコボコカスタムの凶悪カー軍団。
正直、アクション演出もあったもんじゃない作品なんですが
カーカスタムに関する乾いたセンスは、やはりマッドマックスの原産地。
有袋類を育んだ大地に住むオージーは、他国にないセンスを
持ち合わせております。
74年の時点で既にこのロードウォーリアーっぷりですもん。

もし近くのレンタル店に在庫があるなら、
あまり面白い話ではありませんが、話のタネに是非どうぞ。

MMファンに嬉しいサプライズとして、ジャイロ・キャプテンこと
ブルース・スペンス(若い!)が出てます。見せ場もあり。
これは得した気分。

注)以下名場面。でも期待は禁物。結構のりびりしてるんす。


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