|
2007/11/11(日)
3D的な意味でネタバレです
|
|
|
結局、いてもたってもおれず「超立体映画 ゾンビ3D」を近所のシネコンのレイトで。
2〜3人くらいしかいないだろうと思ったら、さすが初日。 20人くらいはお客さんいらっしゃいました。 で、全員絶句みたいな。
内容は最悪だと聞いていたので、まあ予想通り(よりちょっとヒド目)だったのですが、 とにかく3D映画としてこれはどうよ?みたいな。
今までの人生の中で、唯一観た3D映画はネズミーランドの「キャプテンEO」。 なかなか飛び出す感じが出てて、面白かった記憶があります。 でも、やっぱり映画館で3D映画を観たい!
思えば「ジョーズ3D」も「13金3D」も「ハスラー3D」(※1)も 観た事のない私にしてみれば、この「ゾンビ3D」は 劇場での3D映画初体験にもってこいの題材でございました。
中身なんてどうでもいいんですよ。中身なんて! イベント、イベント!
で、実際にどうでもいい中身だったんですが、とにかく3D効果に不満タラタラです。
もっとこう、手前に飛び出すようなハッタリカットがいっぱいあると思ってたんですよ。 少しはドキッとなるような。
ところが、この映画、人間の会話シーンばっかり3D。 輪っかになったタバコの煙が手前に飛んできたりとか、もうね、何やってんの?と。
「ほら、3D映画でしょ?」みたいな山師くさい感じには ちょっとニヤっとしちゃいましたけどね。
2007年も終わりに差しかかった時に、こんなインチキくさいものが観られるなんて ある意味すごいかもしんないです。
でも、肝心のゾンビが全然3Dにならないんですよ。
唯一最後に迫ってくるゾンビに3D効果がかかってて、そこはなかなか楽しい感じ。
でもそこだけ。
話はゴミでもいい。ゾンビメイク安っぽくてもいい。 ずっと同じ音楽がかかりっぱなしでもいいんですよ(※2)
とにかく3Dくらいちゃんとやってよね!みたいな。 この作品、オリジナル(※3)の妙な改変も含めて、いったい何がやりたかったのか ホントに不明でございました。
でも貴重な思い出をありがとう「超立体映画 ゾンビ3D」。 一人で劇場で観て、そのあまりのヘボさに泣きたくなった記憶は一生忘れる事はないでしょう。 そして目が…目が痛いっす…。
うーん、これぞまさに映画的体験。
※1 そんな映画ありません
※2 ほんとは嫌です。拷問でした
※3 この「ゾンビ3D」は一応、元祖ゾンビ映画「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」のリメイクです。 でも途中から豪快なアレンジが加わり別の話になってしまいます。
|
|
|