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2007/05/20(日)
久々更新
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「悪魔のいけにえ」「悪魔の沼」
大阪、プラネット+1さんでの上映も終わり、次は6/3、金沢21世紀美術館さんにて1日限りの上映です。
プログラムは豪華なので、是非お近くの方はどうぞ! もちろん当方のTシャツもあります。
で、そのTシャツですが、遂に「いけにえ」は当初予定数を生産満了しました。元々プロモ用として作ったものですので、以後は「いけにえ」「沼」絡みの劇場イベントを優先し、一旦販売を終了します。 何とぞ御了承ください。
「沼」はまだ生産枠残ってますので、大丈夫っぽいです。 ただ、DVDもリリースされた事ですし、あんまりダラダラ売っててもしょうがないので、適当なところで廃版にしようと考えております。このあたりは追ってまたお知らせしたいと思います。
で、先日「スパイダーマン3」を見てきたのですが、内容てんこ盛り過ぎで、消化不良…って感じ。
そんな折り、ネット上に転がっていた2003年製作のCGアニメ版「スパイダーマン」の第1話を何気なくみたら、これが手堅い脚本と、面白いCG作画で見応えあり。 日本語吹替は映画版の面子だし、音楽もなかなか。
という事でちゃんとDVDで見ようじゃないかと思ってチェックしてみたら、「3」公開に併せて期間限定商品として全13話・2巻組パックが定価¥1,980で売ってるし。 そりゃ買うでしょう。
で、とっとと注文して見てみたら、エピソード毎の出来不出来はあるものの、10話まで見た段階では、充分楽しい内容。思ったよりも手間暇と予算を投入した立派な作りでした。
CGアニメなのに平面アニメのテイストを出そうと、かなりの技術を投入してるし、スパイダーマンのアクションも映画版よりも好み。 いや、良い買い物をしました。
気になる方、価格が価格ですから、騙されたと思って是非どうぞ!
ただこいつは最終回の評判が悪く、そこはまだ未見なので、ちょっと不安ではあります。
最近、YOUTUBEやらで手軽に著作権を犯した映像を見ることが可能になっています。プラス部分をとり出せば、私の今回のDVD購入のように宣伝効果はあるのかな、と。もちろん、権利者側からすればマイナス面でかいでしょうが。
例えばヤフオクが無料だった時代。 違法出品、犯罪行為は相当なものでした。 ただ出品数は今よりも遥かに多く、検索でちょっと知恵を働かせて複数キーワードで絞り込まないと探すのが大変。そんな玉石混合のワンダーランドが当初のヤフオクにはあったと思います。
それが有料化、身分確認の強化などで整理され、現在の状態に至りました。オークションは昔の方がカオスで面白かったなぁ〜ってのが私の本音なんですが、動画投稿サイトもゆくゆくはそういう感じになってゆくんでしょうかね。 寂しいような、寂しいような…。
で、スパイダーマンの話に戻るのですが、このCGアニメ版の特典映像で原作者スタン・リーがインタビューに答えておりまして「過去に自分たちのコントロールの効かないところで、別物のスパイダーマンが作られた…」と、不満をもらしている箇所がありました。
それって東映スパイダーマンの事かよ? でも、スタン・リー、あれは気に入ってるんじゃなかったっけ?
いや、それってひょっとして平井和正原作/池上僚一作画の日本版コミックスを指しているのかもな、と。 で、本棚から全5巻を引っ張り出してきて、久々に目を通してみたんですわ。
若い頃は平井和正の小説は好きだったので、この「どこがスパイダーマンやねんっ!」という陰気なコミックも嫌いじゃなかった。むしろ平井和正が後の小説で流用するアイデアを満載した、ちょっとマイナーなお宝コミックという捉え方をしていました。
が、今あらためて読んでみると、何故にスパイダーマンの名前を借りながら、アクションもほとんどなく、人間不信をベースにした救いのないドラマを延々展開せねばならんのか?と。
歳を取ると、物事に対する評価って変わるなぁ〜ってのを実感しました。平井/池上版スパイダーマン(正確には一部、小野耕世の翻案も含む)は、東映版のレオパルドンなんて目じゃない、最上級レベルの原作レイプだな、と思う自分が今いる訳です。
これを見せられたスタン・リーは正直なところどう思ったのか? 実に気になるところです。
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