サンダーボルトマーケット店主日記
サンダーボルトマーケットは引越しました(2008.9.10)
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2008/12/23(火) 取り急ぎ
遅ればせながら、ホビコンより戻りまして、御来店、お買い上げいただきました皆様に感謝感謝です!

まさにワンフェスとスーフェスの中間くらいのイベントでしたが、活気もアリ、今後に期待かもです。
ディーラー搬入手順の仕切りが悪く、不可解なディーラー用駐車場代金(一般より500円高いって何故?)などもあって、ちょっと微妙な印象も持ったのですが、おいおい改善されればと。

で、ぼちぼち好評いただきまいたスピナーパーカー、残品も若干ありますし、個人的にもなかなか気に入っておりますので、しばらくこちらTBM跡地にて通販対応します。

価格8400円
送料550円
代引きの場合手数料400円(カード使用可)
事前のカード決済も可能(御希望の場合はメールに明記してください)

御注文はメールにて
※通信販売法に基づく表記はマクラウドの方に準じております
http://www.macleod.jp/about.htm

サイズ S〜XLまで。国内サイズよりやや大きめ。
スリムなシルエット、12ozヘビーウェイトのネイビーボディです。

もう少し大きい画像にてデザインを提示しますんで、しばしお待ちください。ちょっとここ数日バタバタなもので…。

あと、ホビコンに話を戻しまして、会場にてとあるディーラーさんがフィギュア、プラモ関係を叩き売りしまくり。
ガンプラ、SIC、やまとのバルキリー、ラオウ&黒王号、超合金魂などなど、笑っちゃうようなプライスにて放出。そのディーラーさんのところはとにかく人だかりでした。
50%OFFなんて当たり前状態。ともかく現金化したいのね、と。

で、なんだかんだで欲しいものがたくさんあったんですが、
買ってたらキリがない。という事で唯一購入に至ったのがアオシマ合体空母レッドホーク。もちろん再版バージョン。
お値段、1260円わははははは!

箱が幅40cm以上ある超邪魔なものなんですが、この失われた昭和タッチの箱絵の魅力には抗えません。

世代的にはアオシマ合体シリーズ体験は初代のマッハバロン〜合体巨艦ヤマトまで。レッドホークの頃はもうタミヤ模型作ってました。でも今さらながらにやっぱいいわ〜この箱絵の感じ。

ともかくプラモの箱絵はブラシ画禁止。CGなんて論外。
筆絵で描けよバンダイ!と言いたいっす。

2008/12/20(土) ホビコン
本日、いよいよビッグサイトにてホビコンです。
我が軍の卓番号は A37−39 です。

で、うちの出し物は突然ですがポリススピナー・ZIPパーカー。
ようやく完成しました。

当所はスピナーのマーキングをパーカーに鏤めれば、それっぽいものが出来るだろう、くらいに軽く考えていたのですが、やっぱプリントがあちこちゴテゴテしてるとカッコ悪いし、なかなか難しいところ。

で、画像のものに落ち着きました。
12オンスの厚手のZIPパーカー/ネイビー色にてプリント。
スピナーらしさ出てますでしょうか?
フードのマーキング(リアのあれ)がアクセントですね。

ちなみに各マーキングは各所から御協力いただきつつ、うちの大好きな画像解析にてすべて新規作りおこし。
ゆくゆくはTシャツ版もリリースしたいと思います。

ひとまずはホビコンにて販売します。よろしくお願いいたします!

さて、寝るかぁ〜。

2008/12/16(火) ゾンビ小説
遅ればせながらスティーブン・キングのゾンビ・パニック小説「セル」上下巻を読了。

最近、なんだかめっきり小説読むスピードがダウンです。
というより、活字読んでてコックリコックリ…が年々激しくなっている感じがします。

内容はこんな感じ。
ある日、携帯をかけてた人間たちが皆狂い出し、レイジウィルス感染者ばりの凶暴さを発揮して世の中大どんちゃん騒ぎに。
で、家族の安否を確かめるべく主人公が絶望的な旅に臨むという内容。来年には映画化も。

http://jp.youtube.com/watch?v=8sZhsLCuC7g&feature=related
↑こちらは小説のトレーラー。

で、これはキングなりのロメロ的シチュエーションのゾンビ小説。
実際のところロメロとリチャード・マシスンの「地球最後の男」への返歌的な箇所多数。

「地球最後の男」3度目の映画化作品、ウィル・スミスの「アイ・アム・レジェンド」の凡庸な脚色と比較すると、もう神の所業です。なるほど…と唸らざるを得ませんでした。

何よりも携帯がもたらした狂人化現象の原理が実にユニークで、よくそんなこと考えつくなぁ〜と感心です。このアイデアだけでも一読の価値はあるかと思われます。

基本のシチュエーションはゾンビファン的にはワクワク。
そして恒例、キャラクターたちの執拗な掘り下げにも期待。
で、のっけからキャラ紹介そっちのけのフルスピードでパニック描写がスタートします。文体も柔らかく読みやすい。

ところが意外と私なんかが思い込んでいる「キングっぽさ」という意味で、ちょっと淡泊な内容だったかなと。

話が進むにつれ、「ダークタワー」シリーズ的な不条理ファンタジーのノリになっていくのも好き嫌いが分かれるところでしょうか。
まあ、そうは言っても充分に濃いし、エンタメ要素も高いのですが。


で、この小説、さすがキングと思わせる箇所が。

世の中ゾンビだらけのパニック状態にいきなり突入。
その時、主人公は何を考えるか?

車を手に入れる?
立て篭れるショッピングセンターを捜す?
銃砲店で武器をゲット?

いえいえ、そんなワクワクサバイバルな事じゃなくて、
やっぱり普通はなんとかして家族・恋人・親しい友人の安否を知ろうとするでしょうに。

78年「ゾンビ」なんかはここを割とスルーしてます。
この部分が欠落していると、パニック物としては深みに欠けちゃう感があります。

リメイク版「ドーン・オブ・ザ・デッド」は、開巻早々主人公の目の前で旦那が死んでゾンビ化してました。あれは実に合理的なシチュエーションです。
もう主人公には心配する家族いませんよ、みたいな宣言をとっとと済ませちゃって、主人公を自由に動かせるようにしてるんですから。

で、一方でヴィング・レイムス演じる警官は家族の安否が最優先のキャラとして描かれます。やっぱりパニック物を描くにあたって登場人物が“その場にいない家族の安否を気にする”ってのはリアリズムと説得力を与える意味で必要不可欠ではないかと。

今思うと「ドーン〜」って家族絡みの描写がやたら挿入された珍しい脚本でした。キャラの数絞って散漫さをなくせば、もう一段上のホラー映画になれたかもしれませんね。惜しいです。

ともあれ「セル」の主人公は世の中が変わり果てた中、なんとかして家族の元へ向かおうとする訳です。
主人公の行動動機としてこれ以上のものはありません。

それは物語る上でベストの選択だと思うし、逆にキングがそう考えるんだから、やっぱりゾンビにしろ怪獣にしろ、パニック小説は家族絡みの物語で牽引するのが構造上正しいのだろう、と強く認識させられたのでした。

2008/12/15(月) 出店のお知らせなど
12/21(日)、東京ビッグサイトのイベント「ホビコン」に出店する事になりました。
http://hobbycomplex.com/

まあワンフェスとスーフェスの中間みたいな感じかと。
毎年恒例、2月のワンフェス冬は夏のエスカレーター事故の影響で開催なくなっちゃたので、この12月のホビコンはいつもより賑わいそうな予感。

今回ももちろんブロークンヒーローズさんのブースに寄生。
ブロークンさんはポリススピナーのトランスキットが目玉。
http://www2.journey-k.com/~broken_heros/newpage1.html

という事で今回うちはいつものようにTシャツフルラインナップじゃなくて、急きょポリススピナーな感じのパーカーを作る事にしまして、今資料と格闘中です。

以前からずっと企画していたんですが、ブレラン界は深くて広い世界ですので、私みたいな新参者は遠慮がち。
今回もちょっとおっかなびっくりですが、なんとか面白いものを作れればと奮闘しております。

デザインあがったらまたこちらで御報告を。
期間限定で通販やるかも知れません。

あとはレザーホルスター少々ってところです。
年末の色々と忙しい時期ではありますが、お時間ありましたら是非お越しください!


話は変わって。

年初にパイロット版が作られた米版「仮面ライダー龍騎」こと「KAMEN RIDER DRAGON NIGHT」が、先日ついに正式放映開始。
早速第1話がYOUTUBEにあがっておりましたよ。

http://jp.youtube.com/watch?v=V8Mt1WjN2g8

パイロット版はアクションシーン、特撮シーンがほとんど日本版からの流用だったのに対し、正式なシーズン1は追加撮影シーンも多く、ライダー的にはなかなか見所多いかと。

とは言っても後半の変身シーン以後は日本版第1話のカットを思いっきり流用しまくり。あんま予算ない企画なのかなぁ。
まあ今後に期待です。ちゃんとバイク(アチラのオリジナル)にも乗るし。

日本版は基本設定が思いっきり曖昧だったために、物語のルールがはっきりせず、イマイチな印象がありましたが、さてどうやるやら。で、これが成功して毎年、あちら版ライダーが制作されるのなら、それはそれで楽しいですね。

あと主題歌。英語で「カメンライダー!」と連呼。あちら的には意味不明だろうにw
ともかくこの歌は欲しいかも。日本版もそろそろまた主題歌のサビで「仮面ライダー」の一言くらい言って欲しいもんですね。

http://jp.youtube.com/watch?v=DcQ8t43jYSM

2008/12/14(日) 罰ゲーム級ポスターの世界
昨日に引き続き、カッコいい&珍しい海外ポスターセレクトをやろうと思ったんですが、むしろカッコ悪い奴を紹介してみたくなり。

という訳で「これ、部屋に張るのはキツイわ」的な珠玉の作品を集めてみました。

●「ターミネーター」チェコ版
http://www.moviegoods.com/movie_product_static.asp?cmio=&sku=293652&master_movie_id=11841

これはねーわ…。

●「バトルトラック」多分北米版
http://www.moviegoods.com/movie_product_static.asp?cmio=&sku=177851&master_movie_id=21971

黎明期のファミコンカセットの箱っぽいイラスト。安っ!
しかも作品内容300%水増しの嘘だらけ。

●「殺しのドレス」ドイツ版
http://www.moviegoods.com/movie_product_static.asp?cmio=&sku=206205&master_movie_id=6929

本編と無関係なモデルさんを使って勝手に作った図版。
超安っぽいエロサスペンスに。
笑えもせず、地味に酷い。

●「パラダイス・アレイ」スペイン版
http://www.moviegoods.com/movie_product_static.asp?cmio=&sku=234922&master_movie_id=6482

作品内容は正確に伝えてるし、イラストも迫力あり。
でも、これ部屋に張ってたら間違いなくそっち方面の人なのねと思われるでしょう。野郎共の筋肉の描き方が艶っぽくてイヤーンな感じ。

●「スネーキーモンキー/蛇拳」たぶん北米版
http://www.moviegoods.com/movie_poster/snake_fistfighter_1981.htm

お、お前、誰だよ?www

●「ドラゴン怒りの鉄拳」イタリア版
http://www.moviegoods.com/movie_product_static.asp?cmio=1&sku=188629&master_movie_id=13204

「うわぁ、こっちくんなぁ!」って感じ。お前ほんと誰だよ?

●「ドラゴン怒りの鉄拳」たぶん北米版
http://www.moviegoods.com/movie_product_static.asp?cmio=1&sku=206353&master_movie_id=4642

おまえ…wwww
この面白顔は思い出し笑い誘発レベル。
皆さんも是非壁紙にしましょう。つーかリー師匠に謝れっ!

●「シャーキーズ・マシーン」スペイン版
http://www.moviegoods.com/movie_product_static.asp?cmio=&sku=207021&master_movie_id=7206

またスペインか?! 現地モデルに変なポーズ取らせて、あとでレイノルズの顔アイコラしたっぽい?
むしろ逆効果。こんな映画観ねーよっ!w

●な、なんじゃこれ?
ま、まさかひょっとして…
http://www.moviegoods.com/movie_poster/warriors_of_the_wind_1985.htm

おそらくまだ宮崎ブランド確立前の頃のナウシカのポスター。
これはさすがにナウシカマニアもコレクションに加えたくないでしょうな。

以上、今回はこんなところで。また面白いの見つけたら紹介します。
ハー、面白かった。

2008/12/13(土) ポスター
お気に入りの海外ポスター通販サイト。

http://www.moviegoods.com/default.asp?&

今日は腰を据え、自分の好みにあったポスターを何時間もかけて捜索してみました。

私は人工着色やコテコテの筆絵イラストに目がないのですが、色々見てると今まであまり目にした事がないマイナーな海外版ポスターの中に、キラリと光るものがたくさん。

という訳でどうしても紹介したいポスターの数々。
個人的にこれなら部屋に張ってもいいぞSF編。

●「ニューヨーク1997」
初見。こんなバージョンがあったとは。
http://www.moviegoods.com/movie_product_static.asp?cmio=&sku=377459&master_movie_id=7148

このイラスト、北米版マッドマックスのポスターと同じ絵師かも。
炎の表現とかブーツ、ホルスターの感じとかクリソツ。
このポスター買ってみようかしらん?物凄く気になるっす。
http://www.moviegoods.com/movie_poster/mad_max_1980.htm

●「要塞警察」
カーペンターもうひとつ。
どのバージョンもイケてますが、やっぱこれ。
このまんまTシャツになります。カッコいい〜。
http://www.moviegoods.com/movie_product_static.asp?cmio=&sku=205248&master_movie_id=20004

●「グリズリー」
このイラストも珍しいかも。熊のポーズがキュート。
http://www.moviegoods.com/movie_product_static.asp?cmio=1&sku=353503&master_movie_id=5944

●「デスレース2000年」
米版、伊版、二種類もカッコいいポスターがあるんですが、
このドイツ版の安っすい感じに惚れました。
まじで仕事場とかに貼りたい…。
http://www.moviegoods.com/movie_product_static.asp?cmio=&sku=377421&master_movie_id=5471

●「ローラーボール」
ローラーボールは色々バリエーションありますが、どれもイカしてます。特にこいつはオシャレ度NO.1。
http://www.moviegoods.com/movie_product_static.asp?cmio=1&sku=228603&master_movie_id=5404

●「メガフォース」
これは意外と有名なバージョン?
ともあれ最高!
http://www.moviegoods.com/movie_product_static.asp?cmio=&sku=362665&master_movie_id=7347

●「ロボコップ3」
なんで3なのさ?いやいやこのポスター、ワクワク度MAXっす。
中身がどうあれ、先行オールナイトに行きたくなる感じ。
※因みに私は3も大好き
http://www.moviegoods.com/movie_product_static.asp?cmio=&sku=257724&master_movie_id=10605

●「キングコング」(76年版)
これは世界的に有名なオリジナルポスターなんですが…
http://www.moviegoods.com/movie_product_static.asp?cmio=&sku=198434&master_movie_id=5879

こっちは同じレイアウトで別の絵師が描いたもの。
物凄くいい!
オリジナルよりも間違いなく画力が上。これ欲しいなぁ〜。
http://www.moviegoods.com/movie_product_static.asp?cmio=&sku=234804&master_movie_id=5879

とまあ、そんな戯言でした。
でもこのサイト、まさにウインドウショッピングって感じで時間潰れます。

明日はアクション映画編でも。

2008/12/12(金) 超能力もの
なんだかんだで見ていたNHKの「七瀬ふたたび」が最終回。
原作未読なれど、昔の多岐川裕美版ドラマのオチをマイルドにした感じ。

やっぱり今どきのドラマは…と愚痴りたいところですが、そもそも多岐川裕美版も当時の段階でちょっとユルかったり、古かったりだったので、まあ、こんなもんか?と。

にしても洋ドラ「ヒーローズ」のテイストを混ぜてるじゃん、みたいな感じはしましたが。

しかし21世紀にもなって、まだこんな古くさい超能力描写が飛び出すとは…。
悪者は超能力を私利私欲に使おうとする“巨悪”だし、そこに取り込まれている超能力者たちが自分なりの“崇高な理想”を行動原理としていたり、中にはただただ邪悪な奴がいたり、ステレオタイプのデパート状態。

なぜだか、日本人が超能力がらみの物語を描くと、真面目過ぎるものが出来上がってきます。

ほとんど宗教小説と化していた「幻魔大戦」やら、石ノ森先生のコミックやら、七瀬やら、「ナイトヘッド」やら、宮部みゆきの「クロスファイア」やら。

超能力を持つことの意味をシリアスに描こうとするがあまり、決まって“人間とはかくも愚かな生物で…云々”みたいな落とし所に陥りがち。

一方、例えばアメリカ製フィクションの超能力はと言うと、天候を自在に操るとか、壁をすり抜けるとか、目から凄いビーム出るとか。

まあいわゆる「Xメン」ですが、最近のドラマ「ヒーローズ」だって、怪我してもすぐ直るとか、核融合起こすとか、充分浮世離れした能力目白押しでした。
そもそも超能力に対する姿勢が違うんですよね。

日本の場合「もし宝くじで1億円当たったらどうする?」と聞かれ、やたら細かく生々しい使い道を考えちゃう感じと言いますか。

そんな日本の超能力ものの中で、比較的小松左京の原作版「エスパイ」は善悪超能力者の攻防に終始してて、結構ドライな感じだったような記憶。もう何十年も前に読んだっきりなので、ほとんど忘れちゃいましたが。

映画版「エスパイ」も何年かに一度は“今見ると面白いかもしれない”と思い、その都度期待を大きく裏切られるんですよね。
でもまた久々に見てみたいかも。
http://jp.youtube.com/watch?v=8wQnXbut8fk

つーか、「エスパイ」リメイクすりゃいいのになぁ。
連ドラでもいいから。

2008/12/11(木) いきなり
そういえば、TV見ないとかいいつつ、東京MXで19:30から毎日やってる「ドカベン」を楽しみに見ております。

本放送の時は小学校高学年でドカベン直撃世代。
でも野球に興味ないので、アニメもちょろっと見てたくらいでした。
だって話すすまないし全然。

当時、「1球投げるのに1話かかる」な〜んて事を、翌日の教室で言われてましたね。

で、これが今観ると面白くてビックリ。
毎週1話っていうストレスがないこともあるんでしょうな。
それに1話1球は極端な喩えで、1イニングはやってますわな。
むしろ引き延ばしの演出テクが凄かったり、あなどれません。

で、なるほど浮世離れしたマンガらしいキャラ目白押しなのに、意外と劇的な攻防ばかりじゃなく、やたらと細かい心理戦やらが柱にあって、なるほど、こういうのがウケてたのね、と今ごろ。ほんと30年も気付かなかったのかよ俺?みたいな。

梶原一騎の野球マンガが"マジンガーZ"だとしたら
ドカベンは"ファーストガンダム"なんですな。

出来上がってしまっているジャンルに、"リアル風味"を盛り込んで新しい地平を切り開いたって事で。

しかし例えばドカベンなんて、ガイジンが観たらどう思うんだろうなぁ〜と。主人公が送りバントとか、見せ場小っせ〜とか思うんでしょうかね。
それよりも、高校生の話なのに、来る日も来る日も野球・野球・野球な展開って、奇異に思えるのかしらん?と。

つーか、こんなもんガイジンに見せないだろ?と思ったら海外版が。ミスタアベースボールっすか…。
http://jp.youtube.com/watch?v=TxjCSfPciDU

相変わらず空気の読めてない変な歌が乗っかってますw


で、このアニメ、子供の頃は東映動画だと思い込んでいたんですが、世界名作アニメ等の日本アニメーション制作だったんですな。

当時の東映よりは随分と作画レベルが安定してて、今観てもそれほど作画が崩壊していないところも素敵です。

時々、後にボトムズとかで有名になる谷口守泰が原画やってる回があったりするのがこれまたナイス。実際、谷口回は作画レベル高いし。
で、谷口顔の岩鬼とか見てみたいんだけど、この時期はまだああいう自分カラーを原画で出してないのね残念…。おっとこれはアニヲタすぎる話で失敬。

しかしよく水島キャラを動かしてますわ。
投球フォームとかも何気にレベル高い作画があったり。

あと声優が超豪華。
山田太郎の田中秀幸はこの時、新進の声優でしたが、

里中→神谷明
殿馬→肝付兼太
岩鬼→玄田哲章(番組をしょって立つ素晴らしい芝居)
山岡→千葉繁(だいたい主審も掛け持ち)
微笑→安原義人
渚→古川登志夫(終盤から登場)
高代→水島裕(同じく終盤から)
土井垣→森功至
土門→麦人(岩鬼の父も兼任)
谷津→塩谷翼
アナウンサー→市川治、石丸博也、曽我部和行等々

確か水島裕はまだ主役張ってなかった時期ですが、ともあれ、どんだけ主役クラス揃ってんだよ、と。面子凄すぎ。
で、皆だいたい、審判、観客、マスコミ、相手チームのちょい役を掛け持ちしまくり。

あと、脇役専門要員で故 塩沢兼人なんかもしょっちゅう出てくるのが嬉しいところ。この人、ガンダム前半のチョイ役からマ・クベあたりが声優デビューだと思ってたんですが、いやいやこんなところで既に大活躍です(主に眼鏡キャラで)。

他にも脇役は当時の中堅声優さんでびっしり。
音楽は「暴れん坊将軍」と大差ない菊池俊輔メロディ。だがそれがいい。

という訳で、今更ながらにドカベンのアニメって面白れー!、昭和ビンテージ最高!という毎日です。ああ、あとちょっとで終わっちゃう…。

2008/12/09(火) TV観なくなりましたね
最近、ほんと、TVって地上波じゃ観たい番組がなくなってきまして
一日も早くCSなりなんなり導入せねば、と思わされます。
海外ドラマくらいは積極的に観たいジャンルですし。

食事時、音がないのも寂しいのでTVつけるも19時台の馬鹿騒ぎ系or雑学バラエティに辟易。
個人的に観るのはテレ東の「和風総本家」くらい。あれは作りが落ち着いてて観ていられます。

でまあ基本、民放の19時台は五月蝿いのばっかなんで、多くの人がNHKヘ退避したんでしょうな。

そしたらその時間帯のNHKの視聴率がトップになっちゃったもんで、大慌ての民放は19時台にニュースバラエティ流そう!と考え出す始末。おーい、皆ニュースが好きでNHKに行ったんじゃないと思うぞ〜w

で、そんな無能が幅を利かす、斜陽真っ盛りのTV業界。

色々と厳しいなんて話がここ最近、よく報じられるようになりましたが、まずは少ない予算やりくりして番組作ってる下請け現場が更に酷い状況に陥り、我が国の格差ピラミッドの頂点と言えるTV局や代理店社員の年収に影響が出るのは一番最後なんでしょうな。

という事で今後はますます地上波は予算カットによる番組の陳腐化に拍車が。しかも今はパチンコ業界がCM打ってTVを支えてますが、ますます一般企業がTVCMから撤退すると、更に子供に見せたくないCM出稿が増えそう。宗教絡みとか詐欺商売とか。

あとTV局が柱の製作委員会による映画が益々増えるのかどうか。
CM枠が売れないなら使わないと損だし、だったら映画作って
じゃんじゃん宣伝すれば、安手の作りでもそこそこ売上立つし。

まあ、それはそれで必要悪。

出来が粗悪であろうが、普段なら映画なんて観に来ない層をシネコンに呼び込むコンテンツをTV局が作る分には文句なし。そういうものがあるが故、私がレイトショーでくだらないB級映画をのんびりガラガラの中で観られるんだし。

但し、国から預かった電波帯域を、露骨に営利目的バリバリで使われちゃたまったもんじゃないので、やはりTV局からはもっと税金巻き上げる方向でお願いしたいもんです。

いやほんと、2011年の地デジ移行期が楽しみです。
TV業界、まじで一度滅びてください、お願いします。


そういえば、先日、とあるマイナーな雑誌の仕事で映画レビューを書く事に。
今までも若干そういう事はやりましたが、そこそこの話題作をマスコミ試写で観て原稿書くなんてのは初めての経験。

で、中身はゴミでした。
でも批評じゃなくて紹介文なので、思った事を素直にすべて書く訳にもいかず、さりとて一応は記名原稿なので自分に嘘もつけないし、なるほどバリバリの話題作の記名レビューって難しい仕事だな、と痛感させられました。

結局は自分の言いたい事、伝えたい事をどうオブラートにくるんで、編集者のガードを突破するか?という攻防なんですが。

次の試写の事や写真提供等の事もあるので、雑誌編集側としては製作側へ遠慮・配慮した物言いになりがちです。
しかし結果論ですが、雑誌としてはライターへ自腹でギャラを払った上に、遠慮した文章を紙面に掲載して、わざわざ映画を宣伝してあげる事になる訳です。見返り報酬は……次の作品の試写状www

なんという奴隷奉公。滑稽極まりない話です。

公開されちまえば、ネット上は遠慮会釈のない消費者の本音で埋め尽くされてしまうというのに。
紙媒体が当たり前としてきた慣例も、今となってはやっぱり前時代的っすね。

「ネットはとにかく素晴らしい!」なんて極端な事は申しませんが、TVや紙媒体って今が知恵の絞り時なんすけどね〜。もうちょっとなんとかならんもんですか。

2008/12/06(土) またパワーレンジャー
どうも最近、会う人会う人、景気の悪さに浮かない感じ。
もちろんウチだってなかなかに厳しい昨今ですが、死なない程度にのんびりやるです。

しかしガソリンなんて110円代になったし、穀物の価格が落ち着けば、暮し自体は元通りって感じになりそうな。

消費の落ち込みはしょうがないっつーか、しばらくはそういうライフスタイル主流で世の中流れていくのでないかと心構えを。

実際のところ、嗜好品を企画・販売する者としては戦々恐々なんすけど、なんとか臨機応変に対応ですな。

で、世知辛い世の中。

何か明るい話題はないものか?
うーん…。

じゃあせめて景気のいい映像を。

去年のパワ−レンジャー・オペレーション・オーバードライブ(ボウケンジャー)に過去のレンジャー諸々ごちゃまぜで数名客演したエピソード。
名乗りシーンが笑えるし、爆発派手すぎ。
アクションも凄いっす。

http://jp.youtube.com/watch?v=8kClxD-wH5Q&feature=related

で、今年のパワーレンジャー・ジャングルフューリー(ゲキレンジャー)はどうやら最終回を迎えた模様。
とあるエピソードから、素晴らしいアクションシーンを。
http://jp.youtube.com/watch?v=cQwP6ATQtmc&feature=related

1:30あたりから戦闘突入。
日本にないオリジナルスーツを3体投入。
殺陣も凝りまくり。ゲキバイオレットとメレ(緑怪人)のくだりは特にカッコいい。
日本版もがんばれ!

つーか、今や戦隊って1年遅れで完全リメイク状態。
パワーレンジャーも来年で17年目。これは何気に凄い。

同じような事を毎年毎年やり続けている日本発の販促フォーマットが、ここまでロングで輸出され、一定の客層を掴んでいるのが驚きかも。

過去、アメリカで勝手にパワーレンジャーいじって、一時期変になっちゃった例。
http://jp.youtube.com/watch?v=V4JcfrlobRs&feature=related

この辺りから学んだのか。日本版フォーマットがどんな妙ちきりんなものだろうが、基本それを踏襲して毎年パワーレンジャーが作られております。

で、来年は日本の現行番組「ゴーオンジャー」のあちら版がスタート。その名も「パワーレンジャーRPM」だそうな。

日本がんばってるなぁ〜。
私もがんばります。よし元気出た!

12月絵日記の続き


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