サンダーボルトマーケット店主日記
サンダーボルトマーケットは引越しました(2008.9.10)
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2008/12/12(金) 超能力もの
なんだかんだで見ていたNHKの「七瀬ふたたび」が最終回。
原作未読なれど、昔の多岐川裕美版ドラマのオチをマイルドにした感じ。

やっぱり今どきのドラマは…と愚痴りたいところですが、そもそも多岐川裕美版も当時の段階でちょっとユルかったり、古かったりだったので、まあ、こんなもんか?と。

にしても洋ドラ「ヒーローズ」のテイストを混ぜてるじゃん、みたいな感じはしましたが。

しかし21世紀にもなって、まだこんな古くさい超能力描写が飛び出すとは…。
悪者は超能力を私利私欲に使おうとする“巨悪”だし、そこに取り込まれている超能力者たちが自分なりの“崇高な理想”を行動原理としていたり、中にはただただ邪悪な奴がいたり、ステレオタイプのデパート状態。

なぜだか、日本人が超能力がらみの物語を描くと、真面目過ぎるものが出来上がってきます。

ほとんど宗教小説と化していた「幻魔大戦」やら、石ノ森先生のコミックやら、七瀬やら、「ナイトヘッド」やら、宮部みゆきの「クロスファイア」やら。

超能力を持つことの意味をシリアスに描こうとするがあまり、決まって“人間とはかくも愚かな生物で…云々”みたいな落とし所に陥りがち。

一方、例えばアメリカ製フィクションの超能力はと言うと、天候を自在に操るとか、壁をすり抜けるとか、目から凄いビーム出るとか。

まあいわゆる「Xメン」ですが、最近のドラマ「ヒーローズ」だって、怪我してもすぐ直るとか、核融合起こすとか、充分浮世離れした能力目白押しでした。
そもそも超能力に対する姿勢が違うんですよね。

日本の場合「もし宝くじで1億円当たったらどうする?」と聞かれ、やたら細かく生々しい使い道を考えちゃう感じと言いますか。

そんな日本の超能力ものの中で、比較的小松左京の原作版「エスパイ」は善悪超能力者の攻防に終始してて、結構ドライな感じだったような記憶。もう何十年も前に読んだっきりなので、ほとんど忘れちゃいましたが。

映画版「エスパイ」も何年かに一度は“今見ると面白いかもしれない”と思い、その都度期待を大きく裏切られるんですよね。
でもまた久々に見てみたいかも。
http://jp.youtube.com/watch?v=8wQnXbut8fk

つーか、「エスパイ」リメイクすりゃいいのになぁ。
連ドラでもいいから。


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