サンダーボルトマーケット店主日記
サンダーボルトマーケットは引越しました(2008.9.10)
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2008/06/19(木) 俺様失望
ヒューマンガス様のリニューアルTシャツを作ろうと七転八倒しておりますが、なかなか…。

気負うとロクなデザインができないので、もうちょっと時間かけてまったりやります。
もうとっくに初夏だし、どんどんアイテム作らないといかんのですが…。



ちなみ今、一番興味のある話題は、「金色のガッシュ」の作者がサンデー編集部に原稿なくされて、訴訟起こしてる件。

小学館側が提示した弁償金があまりに安かったのと、連載期間中のサンデー編集部側からの扱いの悪さに、漫画家さんが遂にブチ切れたという感じですね。

http://syougakukan.blog19.fc2.com/blog-entry-1.html

すると現役でサンデーで連載持ってる某漫画家が、批判された編集部員を真正面から擁護するブログを緊急立ち上げ。
で、言いたい事だけ言って、ブログを即撤去。

その漫画家のキャリアを見るとどう見ても「編集部の犬」なもんで、よけいに話題が炎上。

そしたら、元小学館で漫画書いてた別の少女漫画家が、小学館の編集に脅された話やら、理不尽な目にあった体験をブログで暴露して援護射撃。

そしていま現在は、あちこちで小学館は特にひどいという感じの業界人ブログが続々登場。

という訳で、発端の裁判含め、色々と行く末が興味深い話に発展してきております。

この話題がここまで一部で盛り上がっている理由は以下のような事からではないかと。

1)まず、漫画家ってかなりの部分で、担当の編集員と二人三脚で漫画のストーリー考えたりしてることが、あからさまになった。

2)最近、ブランド大学出ただけで創作・文芸系スキルを持たない若手編集がはびこって、描き手への敬意もなしに、露骨な売れ線狙いの漫画を書かそうとやっきになってる風潮がある。小学館はそれが顕著らしい。

3)でもそんな少年サンデーは3大少年誌の中で最も部数激減中。
 やっぱそういう漫画作りが駄目だという事の証拠じゃないか。

4)まあとにかく大手出版社の編集者は、もうちょっと漫画家に敬意を払え。つーか、度を過ぎたパワハラもあり得ないけど、女性漫画家をレイプしたりとかの噂も。
こうなるともうヤクザじゃん。今すぐ死んでくれ。

って感じでしょうか。

で、これって、今ネット上で大勢を占めているマスコミや広告代理店批判と根っこは同じですね。

何も生み出さないゼニクレージー共が職人の風上に立ち、儲け主義に走り過ぎて文化、ひいては社会を駄目にしているんじゃないのか?

または本来職人の手に渡るべき報酬を中抜きするブローカー共がはびこりすぎなんじゃないのか?

そういう理不尽への怒りかなと。

ハリウッド映画なんて、80年代の後半あたりからもう銀行屋のいいなりだ、みたいに言われていたような。
日本の漫画もそれに近づいてきたって事なだけかも知れません。

にしたって、ハリウッドじゃ組合がやたら力持ってるだけまし。
日本はやられたい邦題で、クリエイター立場悪すぎですけど。

というか、昔、有能な漫画家や真面目な編集者、アニメーターの方々が、ギャラに見合わないエネルギーとスキルでモノづくりをしすぎてしまい、結果、その原価率が当たり前という風潮を作ってしまった事も、業界の歪みの原因のひとつなのかなとも思えてしまう昨今です。


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