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2008/07/05(土)
太陽を盗んだ男
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先日、近所の古本屋さんで「太陽を盗んだ男」の中古DVD(特典ディスク付きの奴)が4000円で売られていました。発売時に買いそびれ。現在は廃盤だっけ?
悩むも購入。家に戻ってまずはヤフオクの相場チェック。 よかった中古相場は4000円オーバーだった…と一安心。
でもアマゾンチェックしたら、本編ディスクのみは現行品だったのね。うううん…本編ディスクのみだと新品で送料込み3000円弱で買えたのか…まいっか…。
で、おそらく10年ぶりくらいに再見。 いや、今まで何度も観てましたが、今回が一番面白く観る事ができました。
http://jp.youtube.com/watch?v=tt9TLrHMDkQ
この映画、原爆が完成するまでは大傑作。 でいざ原爆を手にしちゃうと、主人公同様、物語もどこへ進んでよいのやら、道を見失ってしまいます。
そこがイイところとは言えるんでしょうが、後半のアクションやモブシーンは邦画史上に残る秀逸なものだけに、池上季実子の恥ずかしいキャラクター含めてもう少しなんとかならんかったのか…と、やはり今回も感じました。
私よりも若い人だと意外と存在すら知らないとかいうケースもあったり。まあ未見の方、騙されたと思って是非ご覧くださいませ。
例えばこんなカーチェイスシーン http://jp.youtube.com/watch?v=Q2O4eegqDsg
派手なだけじゃなくて、必要なカットをちゃんと押えている。 イカすカットがいっぱいあるんですわな。
私小説な青春映画しか撮れないオナニー監督じゃなくて、エンタメ映画作りにおいても実にすばらしいスキル。当時ですら無茶レベルの絵を撮る豪胆さもある。プルトニウム強奪シーンも、展開として無理がありすぎでリアルに描きようがない中、最善の処理をしている。 やっぱり長谷川監督にはあと1本は撮ってもらいたかったです。
あ、「太陽を盗んだ男」もそのうちリメイクとか言い出しそうですね。 キムタクとか樋口監督(この映画の信者)とか、そういう線で。 止めやしませんが…。
あと、また毎日新聞の話題なんですが、先週末から今週頭にかけて、2ちゃん史上の記録を大きく塗り替えるスレッド数樹立。平日の昼間にデモが行われ、それをよみうりテレビ系のワイドショーが取り上げ…と、なかなか大きな動きが。
http://jp.youtube.com/watch?v=AxQS6p0U180
何が驚いたって、このワイドショーがマスコミ擁護でも喧嘩両成敗でもなく、毎日新聞に対して批判的スタンスだった事。 このデモ、右翼系(街宣ヤクザじゃないよ)団体が音頭を取ったので、日の丸の旗掲げたり、誤解を招きかねない名称の団体が参加していたりと隙はあったのに、そこは見事にスルー。
あくまで市民団体が抗議したという風に報じておりました。 この援護射撃は正直ビックリ。 突っ込みは全然甘いけれど、TVもやるじゃん、とちょっとだけ思わせる出来事でした。
でも、よみうりテレビ制作。 在京キー局は死んでます。
で、スポンサー抗議やら毎日新聞への個人訴訟やら色々とやってる人がいて、この事件だけは絶対に許さん!という人が多くいる状況。私も同じ。まだまだ「飽きる」とかそういうイージーな終わりは見えませんな。どうなるやら。
そんなマスコミ不審な空気が充満している中、熱きブン屋スピリットを描く「クライマーズ・ハイ」が公開。なんという皮肉なタイミングwwww
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