サンダーボルトマーケット店主日記
サンダーボルトマーケットは引越しました(2008.9.10)
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2009/01/28(水) ホルスター試作品
お客様からうちのホルスターのバックル部分をなんとか別のものに変えてもらえないでょうか?との御提案をいただいたので、早速試作品を作ってみました。

金属バックルではなくギボシ仕様。ただギボシ穴の周囲の強度がちょっと心配なので、フチに革ひもでかがりを入れてみました。
あとはギボシ穴の耐久性ですな。

でもこのパーツは取り外せるので、交換は無問題。自分でも使ってみて、正式リリースするか検討してみます。ひとまずゴリラさんの店頭にこの試作品を送りましたので、気になられた方は是非お手にとって観ていただければ!



で、今どきのカーチェイスの話っすな。

ちょっと古いけどマイケル・ベイ大先生の「バッドボーイズ2」のカーチェイスが見つかったので。

http://jp.youtube.com/watch?v=RsMd3V0amsI

わぉ、やっぱりベイ丸出し。

このシーンには追う追われるとか、殺る殺られるのサスペンスがありません。登場人物目線のカットがあまりにも少ないから、感情移入なんて不可能。
転がってくる車にぶつかりそうになってヒヤっとするとか、そういう人の感情を動かす事なんて御呼びでなく、ともかく破壊をお楽しみください、みたいな。「ザ・ロック」の冒頭のカーチェイスも全く同じですね。

サスペンスを描く演出力がない上に、ベイ本人的にはこの感じを意図的にやってるフシがあります。まあ現実にベイの映画はヒットしているので、完全否定しちゃいけないんでしょうけど、でもねぇ〜と眉をひそめたくはなります。

映画の文法の"破壊"ではなく、映画の文法の"無視"ですから性質が悪い。


例えばこれなんてどうでしょう?
同じ、追いかけっこのアクションシーンです。2分すぎくらいから。
映画は「サンタモニカ・ダンディ」(89)っすね。
http://jp.youtube.com/watch?v=xZNOyMMb6XQ

単にドン・ジョンソン演じる刑事が走って犯人を追いかけてるシーンですけど、何をやってるのかを丁寧な編集の積み重ねで観客に示していますので、感情移入も可能ではないでしょうか。

オチが嘔吐ってところも洒落が利いてますし、おそらく一度見たら当分忘れられないチェイスシーン。さすが巨匠フランケンハイマー監督。「フレンチ・コネクション2」のクライマックスで、ジーン・ハックマンが延々走って舟を追いかけるシーンのセルフリメイクって意味合いもありますね。

要するに過度に装飾された破壊系アクションはもうこりごり。
こういう地味にカッコいい職人の仕事が見たいんですがね。

あ、別に「慰めの報酬」のカーチェイスはマイケル・ベイ級だ!って事じゃないですよ。まだマシです。

2009/01/27(火) こ、これは…
先日のボンドショックからまだ立ち直れず。

なんで、最近は過剰なまでにガチャガチャした編集が流行っちゃってるんだろうか?

YOUTUBEで古今東西のカーチェイスシーン等を捜してみました。
そしたら脱線。

おおっと、これが噂の「コルベット・サマー」!
当時見なかったし、日本じゃソフト化もされてないはず。
なるほど、こういう感じだったのね。

http://jp.youtube.com/watch?v=99q_nt217mg&feature=PlayList&p=DF4C4E8D6A3EE64B&playnext=1&index=31

まったりしてて刺激に欠けるカーチェイス。
でも走ってる車がカッコ良過ぎて、これ全然アリじゃん、と。
主演はスターウォーズ直後のマーク・ハミルっす。

しかし見れば見るほどデスレース的。
いや、むしろコンドールマンの車を思い出させる、と言ったら
コルベットに失礼か。

http://jp.youtube.com/watch?v=1PtZgYF6srQ

あと、デスレースのマシンと共に展示されてる映像が。
http://jp.youtube.com/watch?v=BTIR_1jmDCU&feature=related

いや、良いもの見れました。
日本版ソフト出ないかしらん「コルベット・サマー」。

で、何の話だったっけ?

2009/01/26(月) 007
ようやく007をレイトショーにて。

のっけのカーアクション、すげー!!!!…ではなく
「うわ、ガチャガチャしてて、まるで今風の映画じゃん…」と落胆。

どうもノレないまま、物語も中盤を迎え、そして遂に沈没。
おそらく15分くらいだったようには思うのですが、007映画で劇場で寝たのは初めてございました。

で、以後お話からおいてけぼり。と言っても戦ってばかりの映画でしたが。
嗚呼、もう一度観に行かなきゃ…。


前作「カジロノワイヤル」、私は大好きです。
個人的にはあれの良かったところが、今回はすべて失われ、まったく別物の映画になった印象。似て異なると申しますか。

手ぶれ&細切れカットの激烈なモンタージュ。まじで何をやってるのか分からないアクションシーンの連続。いいカットも撮れてるし、スタントもがんばってるんだろうに、実に勿体ない。

前作の「カジノロワイヤル」はどっしり撮ってて、当時としては珍しいオーソドックスさが光ってましたが、今回はやはり時代に迎合したか?と。

そう、「トランスフォーマー」や「イーグル・アイ」みたいな、“今風”ですね。シチュエーションを分かり易く、効果的に観客に伝えるのではなく、激しいアクションのイメージ映像を流すってベクトル。これってパッと見はカッコいいんですけど、演出方法としては退化じゃないかな、と思ってるんですが。

CG丸出しな漫画アクションで興ざめだった「ダイ・アナザー・デイ」よりも、更にたちの悪い垢抜け方をしたって感じで、以後もこれならボンド映画ともお別れですわよ。

ドやかましいバトルシーンが始まると、「早く終わってよ〜うるさいよ〜CG丸出しの落下シーンなんかにハラハラしねーよ〜つまんねーよ〜」状態でした。まさかボンド映画でこんな気分になるなんてね。単に年とったから?

ともあれ、中盤寝た分があるので、作品トータルとしては評価できませんので、また再見せねば。

2009/01/25(日) 陰謀論
「007/慰めの報酬」を今すぐ観に行きたいのですが、連れ合いの関係でお預け状態です。

で、なぜか唐突にレイトショーで「ザ・ムーン」を独り観賞。
アポロ計画のドキュメント映画っすな。

大画面で月面探査の模様が観られるのはハッピーかもと思った訳です。
実際は、パイロットたちへのインタビューが主で、画面のほとんどはおじいちゃんの顔のドアップ。いやまいった。
寝不足も祟り、若干寝てしまいましたが、やはり大画面で観る月関連の映像に満足感もありました。

エンディングに平井堅の歌がかかったのはちょっと興ざめ。
客層とあんま関係ないんじゃね?

いやしかし、実のところ私ったら数年前まで"アポロ計画陰謀論"を信じていた派。
信じていたというよりは、実際の月面有人探査よりも、月世界の捏造という壮大なトリックの方にロマンを見てしまった、というか。

砂漠にオープンセットぶっ立てて、各方面の専門家と優秀な撮影クルーを集めた上で、あれらの映像を秘密裏に撮影したのだとしたら、相当凄い。
イギリスで作られたエイプリルフール特番かなんかで、捏造フィルムの監督をキューブリックに依頼しようとした…みたいな与太話も飛び出す始末。

いやほんと、ネッシー、雪男レベルで「アポロ計画の捏造って夢があるよなぁ」と思っておりました。

実際、ちょっと気になってネット上を検索してみると、月に設置されたレーザー反射鏡の話だけでも充分。そもそも世論に反対されながら膨大な予算をかけ、5回もの月面への有人着陸ミッションを捏造する理由は見つかりませんな。

いや、お恥ずかしい限りです。

しかし「ザ・ムーン」を見て、もっと月関係の映像を見たいと思って色々とドキュメント系DVDを検索しても、これといった決定版が見つからず、だいたいは関係者インタビューがメインっぽいのが残念。

うーん、フィクション上の刺激的な映像に辟易しつつある今、じっくり腰を据えて、宇宙関連のリアル映像を見てみたいものです。


あと「カプリコン1」は、そういうアポロ陰謀論を経てから見ると、相当に無理のある話に感じちゃうのですが、やはり別腹で面白いっすね。

2009/01/20(火) いきなり
依頼されてワンオフで制作したメガフォースバッグ。

日本で有名なメガフォースマーク(稲妻つかんでるやつ)ではなく、劇中使用されている隊員パッチを参照にラバーシート圧着にて仕上げました。

思った以上に出来上がりがイケてるのでビックリ。
もし御所望の方いらっしゃったら、販売させていただきます。
メールいただければ!

価格は5000円+送料です。よろしくお願いいたします。

2009/01/19(月) 馬鹿映画
そろそろ「感染列島」の感想でも。

以下ネタバレなので、観る予定の方はスルーしてください。



●どう見てもエボラ出血熱な症状なのにインフルエンザだとか…
 つーか、なんで今ごろ「ホットゾーン」でもあるまいし。
 最後、奥地のコウモリの中からホスト発見ってところも「ホットゾーン」からの戴きですな。底が浅過ぎて、もうね…。

●感染者に格差
 佐藤浩市→一応は吐血有り
 国仲涼子→つるんつるんな死に顔
 無名の感染者たち→豪快に吐血、そして目から血ダラーーー

 最後、壇れいも感染して死亡。なんでメインの女優はキレイに死ねちゃうんだよ、どんなウィルスなんだよ、ありえねーよ!…と心の中でツッコミを入れてたら、ご臨終の壇の目から血の涙がスゥゥゥーーっとw

「血ぃ、出すんかいっ!」とダブルツッコミ。
 マジでここは笑えました。

●ウィルスパニックのシミュレーションとか、メディカルドラマとか、そういうものかと思わせつつ、南の島のロケパートでは感染者の群れが妻武器くんを襲撃。
まるで「ノストラダムスの大予言」のニューギニア食人族を思い出させました。なんでもありの幕の内弁当みたいな映画は否定しないけど、だったらあんまシリアスな映画のフリをするなと。

お話も後半に入った頃「実はこれ、何でもありの映画なんです」と宣言されてもなぁ…。

●(何故か)日本だけがパンデミックでしっちゃかめっちゃかになってる中、普通の神経してたらウィルスに「ブレイム=天罰」なんてネーミングつけませんが。ここはもの凄く違和感。

かっこいい名前思いついちゃった!と制作サイドは御満悦だったんでしょうかね。まあTBSらしいと言えばそうかも。

●で、病院の中でお話が進行し、時々、都市がえらいことになってます!的なCGカット、そしてテロップ。
たまに院外にロケに出たら、商店街の真ん中とかで車が横転してたり、紙くずが風に舞ってたり。

なんでそーなるのか、想像がつかない訳です。
パニックの経過がまったく描かれず、テロップだけで何人死んだみたいな事言ってもねぇ。

映画ってのは台詞じゃなくて絵で見せろ!とは良く言われますが、CGカット1枚で未曾有のパニックの経過を説明しようなんて愚行、今まで見たことありませんわ。

つまり「復活の日」って、マジでがんばってたな、という事です。

●そもそも、このウィルスが空気感染なのか、飛沫感染なのか明確に描かれてないし。
空気感染じゃないと、エボラ同様殺傷力の強過ぎる天罰ウィルスの全国拡散はちょっとありえそうにない。

でも飛沫感染という事にしておけば、主役クラスがマスクなしで治療最前線で活躍しててもオッケーかも。さてどーしよ?

作り手側のそんなとまどいが感じられました。
要するにあんま真面目に天罰ウィルスの設定を考えてないだけなんすけどね。

●ウィルスがらみは馬鹿馬鹿しいけど、じゃあ大幅に尺を割いてる恋愛描写はというと、妻武器と壇の絡みが始まると、雨とか雪とか桜とかが必ず降ってくる体たらく。
いや、笑えるっちゃ笑えるんですが…。

●クライマックス。発症し死にかけの壇in長野の元へ車を走らせる妻武器。

しかし途中でガス欠!えええええええ!そんな映画かよ!

やむなく車を降り、壇の元へ走りはじめる妻武器。
いよいよそんな映画かよ!

と思ったら次のカットで、壇のいる病院の玄関へ妻武器がふらっとジョギングしながら登場。ガス欠の意味がねーwwwww
ここもかなり笑いどころでしたね。

●で、ウィルスとの共生とか、林檎を植えるのがどうしたとか、なんかテーマっぽい事を言ってエンド。人口1割が死んでも、数ヶ月後にすっかり元通りの日本万歳。まるでたった1年で完全復興してた「さらば宇宙戦艦ヤマト」の地球みたい。

●そして映画の中身とまったく関係ないタイアップソングでエンドロール。こういうのは毎度毎度、心底ゲンナリさせられますね。

●ちなみにエンドロール、今どきのハリウッド映画だったら延々とCGオペレーターの名前の羅列が続くんですが、この映画はタイアップの会社の羅列が延々と続きます。ちょっと多すぎじゃない?

衣裳とか小道具とかロケ地とかでお世話になったところですわな。タイアップが延々出るって事は、要するに画面に映っていたもの、借り物ばっかりって事です。南無…。

●で、実は猛烈にこの映画に腹が立ってます。
内容がウンコだったからだけじゃありません。

この映画、監督と脚本、同じ人です。別々の人間だったらフォローも出来ますよ。

「脚本がゴミすぎて監督はあれが限界だったな」、とか。

でも同一人物なのでどうにもならない。50前後のイイトシしたおっさんがこんな馬鹿丸出しな映画作ってんじゃないよ、と。

しかも、この映画、原作なしのオリジナル企画ですよ。
今どき珍しい。

それに、TV局のサラリーマン演出家が鼻くそほじりながら作った映画もどきなら諦めもつきますが、この脚本&監督の方、筋金入りの映画畑ですからね。

今の邦画界からするとオリジナル企画という破格の大舞台を与えられてこれかよ…みたいな。まあTBS側からの横やりもあったんでしょうけど、演出も酷いんだからフォローしようがないし。

こじんまりした映画は得意だけど、エンタメはからっきしだよ三級品♪パターン。80年代、ロマンポルノで自己主張して褒めちぎられたディレクターズカンパニーの監督さんたちが、ことごとくエンタメ映画で自爆してましたが、あの頃からまったく状況変わっておりませんな邦画界。

いやほんと、「感染列島」と比較すると、「片腕マシンガール」って大傑作だったんだな、と痛感しました。

2009/01/08(木) ポスターの話最終章
そうそう。ポスターの事で言い忘れが。

とにかくカッコイイ海外のイラストポスター。
でも日本だって世界に通用するイラストレーターがいらっしゃいます。そう生頼範義ですね。

なんといっても「帝国の逆襲」。
http://www.impawards.com/1980/empire_strikes_back_ver4.html

あと「グーニーズ」も。
http://www.moviegoods.com/movie_product_static.asp?cmio=&sku=413518&master_movie_id=8001

日本国内のみで「キングコング2」「メテオ」「マッドマックス2」「刑事ニコ」なんかも描いてらっしゃいました。

あとは「コモド」ですか…。あれはちょっと生頼先生の筆力の衰えを感じさせられてちょっぴり凹みました。

で、その生頼先生。やっぱりレイアウトの妙な訳です。
だいたいは3角形の構図を使って巧みに映画のイメージを表現してまして、ほんと見事。

日本国内においては、映画のイラストポスターと言えば"生頼的なレイアウト"というイメージが強く根付いているのではないかと。

近年、日本でも極一部ですがイラストポスターを使った映画がポツポツあります。三谷幸喜の「ラジオの時間」、「All WAYS 三丁目の夕日」2作など。

これらも劇中シーンをコラージュして、1枚絵に仕上げているのですが、いかんせんスチール写真のトレスっぽい上、キャラクターのバストショットの羅列なので、絵としてはイマイチ面白く感じられないのも確か。

題材に併せてもっとシンプルなイラストを使ってみるとか、日本映画はポスターアートにもちょっとした冒険と工夫が欲しいところです。

あとイラストではないんですが、キャラをコラージュしたポスターを使った「劇場版 相棒」。あれもレイアウトがガチャガチャしてる割にバストショットの羅列なので、個人的には積極的に嫌いなデザインです。

で、ド真ん中の寺脇のポーズは猪木の"弓を引くようなパンチ"に見えて笑ってしまうのです。
内容未見なんですが、あの寺脇パンチが物語の重要な鍵を握るとか?まさかねぇ…。

http://ropping.tv-asahi.co.jp/goods/disp/CSfLastGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=11587&dispNo=001029

2009/01/06(火) またポスターの話かよ
またポスターの話で恐縮。

こちらのポスターサイトは色々な検索方法が試せるのですが、有名どころのポスターアーティスト別に閲覧が可能になっていて、これがなかなかためになります。
http://www.impawards.com/designers/artists.html

お馴染みの米国映画のイラストポスターですが、アーティスト毎に見てみるとなるほど〜の連続。

そういえばこれとこれ、同じタッチだよね、とか。
イラストフェチ(というより筆絵フェチなんす)な私だけなのかもしれませんが。

で、気になる人解説。

■リチャード・アムセル。
http://www.impawards.com/designers/richard_amsel.html

インディーやサンダードーム等、印象としては80年代を象徴する感じ。でも意外や意外、「大いなる眠り」「チャイナタウン」「ロング・グッドバイ」のハードボイルド3本をそれぞれ違うタッチで描いておりまして、ヘ〜って感じ。
つーか、「スティング」のあの有名なイラストもアムセルだったのね。恐れ入りました!

■ロバート・マッギニス
http://www.impawards.com/designers/robert_mcginnis.html

「007/サンダーボール作戦」等のボンド映画や、「バーバレラ」が代表作。この人、元々ペーパーバックのカバーアートを手掛けてたらしい。
同じく文庫カバーなどで大活躍した日本イラスト界の巨匠、生頼範義氏(「マッドマックス2」のパンフのピンナップの人)とどことなくタッチが似ているのが興味深いっす。

で、この人が描くと「イルカの日」がカッチョいいスパイアクションになっちゃうんですわな。すげー画力&構成力!
リスペクトしつつちょっと笑いました。
http://www.impawards.com/1973/day_of_the_dolphin_ver4.html

■ボブ・ピーク
http://www.impawards.com/designers/bob_peak.html

独特のラフな筆使いが特徴的。ここに掲載されてないけど「燃えよドラゴン」もこの人でしょう。

■ドリュー・ストラザン
http://www.impawards.com/designers/drew_struzan.html

メジャーのでかい仕事が多く、ともかく80年代以降のハリウッドの顔的なポスターアーティストですな。
最近もブレラン・ファイナルカットやらインディ4、「ヘルボーイ2」とか仕事継続中。しかも筆致が衰えてねー!

個人的ドリューの意外な仕事No.1は「SF巨大生物の島」(ネズミを水没させる極悪映画)。
http://www.impawards.com/1976/food_of_the_gods.html

あとは日本じゃ蛇人間のビジュアルのみで押したB級の快作SF「ドリームスケープ」。まるでインディ映画みたいなレイアウトに笑うしかないです。嘘は言ってないけど、そんな映画じゃねーよ!
http://www.impawards.com/1984/dreamscape.html

というまたも独り言でした。

2009/01/04(日) ギャラクティカ
1/6よりようやく地上波で「バトルスター・ギャラクティカ」(以下BSG)放映開始となります。

「マッドマックス」も「ゾンビ」も「ブレラン」大切ですが、
私にとって今はとにかく「BSG」が最も重要でございます。

ひとまずDVDリリースされているシーズン2前半まで、製作・脚本のロナルド・D・ムーアの音声解説をすべて攻略終了。

いや、やっぱりこの番組は私にとっては屈指の出来のアメドラであり、ファーストガンダムや「伝説巨神イデオン」以来の、オタク的嗜好を満たしてくれるとても大切な番組。

まさに四半世紀に1作のビッグウェーブと言っても過言ではありません。いやまじで。

「BSG」は脚本家・演出家の基礎体力の高さはもちろんだけど、月並みになSFモノにならないよう、製作側がチャレンジした新機軸がことごとく良い具合に機能している幸運があり、シーズン2に至っては、まさに番組として神がかってさえいます。

未見の方、騙されたと思って是非とも第1話だけでもご覧いただければ、と。

http://www.ntv.co.jp/galactica/

2009/01/03(土) 近未来バイク
くだらないネタなんですが。

先日のポスターサイトを検索してて、こいつを発見。
邦題「超高性能兵器サイクロン」(86)。
http://www.moviegoods.com/movie_poster/cyclone_1987.htm

ヘザー・トーマス主演のハイテク・バイクアクションっす。
監督は「エイリアン・デッド」等のゴミ監督フレッド・オーレン・レイ。

確かにリリース時に観たのですが、中身はまったく覚えておらず。
ただ肝心のバイクがあんまり活躍しなかった事だけは確か。

でポスターをあらためて観ると、サイクロンってXJ650ターボ、海外名セカターボの改造だったのか?と。
一応、同型バイクのターボ無し版XJ750Dに乗っていた身としては今更ながらに気になります。

しかし劇中のサイクロンの姿がはっきり分かる画像・映像が見つからない。うーん、気になる。しかしオークションで中古ビデオ買うのも馬鹿馬鹿しい。
なにせこの映画、今やっきになってVHSを保護せずとも生意気にアチラではDVD化になってるし。

http://www.amazon.com/Cyclone-Martine-Beswicke/dp/B0000ADXFQ/ref=tag_tdp_sv_edpp_i

中古なら2ドル。「2ドルで楽しむべ〜♪」ってか…。
うーん、気になるけど忘れよう…。

で、ついでに同時期の同じくゴミ映画「ロボポリス」(87)のポスターも発見。

http://www.moviegoods.com/movie_poster/rotor_1989.htm

こいつはターミネーターぱくりの超低予算映画。
マッドマックスを彷彿とさせるポスターが無駄に素晴らしすぎるだけに、当時、中身のへっぽこさ加減に絶望した人多し。

でも意外とファンがいるようで、YOUTUBEには複数、動画がUPされていました。

主人公の殺人アンドロイドが警官の格好してバイクで街へ出て行くシーンがこちら。パチモンのくせにある意味「T2」を先駆けていたり。
http://jp.youtube.com/watch?v=PK8mn6lSX0M&feature=related

実は当時、開巻5分で観るのをやめたので知らなかったのですが、こいつが乗ってるバイクもセカターボ改!
なんという偶然!

80年代後半時点でちょっとした改造・リペイントするだけで、なんちゃってSFバイクになっちゃう便利な車両だったんでしょうなセカターボ。

あと「ネバーセイ・ネバーアゲイン」のバイクチェイスに登場するボンドバイクは、オフ車にセカターボの外装をつけてデコレートした奴ですね。
個人的にはバランス悪いところがカッコいいですね。

http://jp.youtube.com/watch?v=NWQHlNaBVRM

とまあ、それだけの話なんですが…。

1月絵日記の続き


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