|
2009/11/11(水)
タクシードライバーの日記その11
|
|
|
レールの中をスライドする樹脂パーツの試作があがってきまして、組み込んでみたらばっちし。これでメインの動作はOK。
今回は摩耗に強いジュラコンを使うためにあちこちの業者に相談した挙げ句、最終的に旋盤加工で小ロットという事に落ち着きました。
なんとうちから徒歩3分の工場に相談したら、二日もたたないうちに見積もりと一緒にサンプル作ってくれまして、これは超ラッキー。やっぱり自分の地域で仕事依頼するってもんですなぁ。
で、レール。 画像は映画の方です。
私は劇中に近いタイプのレールを何年もかけて探しまくりでした。今から思えば、よっぽどこれを作りたかったんでしょうねw 結論としては既製品では、こんな幅、深さのものはない!という事で。
で、カーテンレール、ピクチャーレール、吊戸レール、色々と見ましたがどれもダメ。結局、今回使用するレールはごくごく普通のカーテンレール。これがベターという結論。
今回はそのカーテンレールありきでパーツのサイズ、ネジのサイズなどが決まっていきました。 樹脂パーツなんて完全にそのカーテンレールであるが故に、作らざるを得なくなった部品です。
で、そのカーテンレール、劇中のものよりも間違いなく幅も深さも小さめ。でも装着する銃のサイズはかわらない。 そのせいもあり、おそらく実物よりはレール内部の構造がちょいと複雑化しました。
結果、狭いところに色々と詰め込んで作動を再現したので、実際に撮影に使われたプロップよりは、M65ジャケットを着た時、袖から出やすくなっているのではないかと思われます。
実際、本編でデ・ニーロは袖からスムーズに出せてないし。
完成のあかつきにはDVDで「タクシードライバー」の例のシーンを再生しながら、デ・ニーロとファストドロー対決してみたいですね。
「おまえより早いぞ」
とまあ、そういうおもちゃです。乞うご期待ください。
|
|
|
|