|
2009/02/10(火)
アニメとか
|
|
|
東京MXテレビにて夜7時から「新造人間キャシャーン」を放映中。もちろん今の「Sins」じゃなくてオリジナル。
で、先週今週と2週続けてガンダムの富野喜幸の演出回。
多分、本人的にはあちこち渡り歩いてコンテ切りまくってた時代のものだろうから、記憶に残らない仕事の一つだったのかもしれないのですが、芝居のつけかた、モノトーンを使った強調描写、回想シーン&イメージカットの編集等、やっぱ「嗚呼、富野…」みたいな演出パターンがあちこちに。
なるほど、70年代前半から手堅い職人仕事しつつ独自のカラーを出してたんだなぁ、と感心。
調べてみたらキャシャーンの中でもやたら暗くて印象的な「新造人間を作る街」とかも富野回。なるほど納得。
一方、そんな御大の原作名義だけが虚しくクレジットされるダブルオーは、不出来を通り越して、いよいよトンデモアニメの世界に。
元々、軍事、政治をリアルに描く群像劇…みたいな風呂敷を広げていたはずなんすけど、ところがギッチョン。
何万人もの罪も無い民間人を殺す極悪ビーム兵器を、高笑いしながら作動させようとする悪者に向って、主人公が「トランザム…ライザァァァァーーーーー!」と技名を絶叫し、ガンダムから必殺光線を放つという有り様。
技の名前だけ聞いてると「リングにかけろ」の見開きページ専用必殺パンチですな。
キャラクターのドラマがまともならそんなスーパーロボット丸出しな感じも笑って許せるんですが、行き当たりばったりのドラマパートがこれまた…。
「SEEDデスティニー」の下を行く新たなガンダム伝説が誕生することは間違いないでしょう。
ってゆーか、まず政治描写が余りにも恥ずかしすぎて、頼むから海外にこれを出さないでくれ!とバンダイ&サンライズにはお願いしたいところです。
|
|
|