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2009/06/08(月)
新作
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そろそろ新作Tシャツをどばっと出したいところですが、 なかなかいいアイデアが沸きません。がんばります! それだけかいっ!
最近、昭和歌謡曲をYOUTUBEでチェックする日々。
昭和歌謡の伝道師、仮面ライダーファイズこと半田健人がどこかで その魅力は分業制にあると熱く語っておりました。
作詞、作曲(編曲)、そして歌手という分業制ですな。
ニューミュージック台頭時期に思春期を過ごした私めなどは、作詞・作曲できる方がエライ的な刷り込みがありました。
でも確かに阿久悠はじめ天才的な語り口を持った作詞家と、オーケストラ編成をコントロールできる作曲・編曲家が作り上げた歌を、歌唱力のあるパフォーマーが表現するってのは実に贅沢な事であります。
むしろ、自分で作詞作曲し歌唱できちゃう才人なんて一握りなので、世の中に溢れる、しかしまったく記憶に残らない自称アーテストの歌は、それなりのものでしかなく、やっぱり消耗品なんすね。
特に最近、歌謡曲の歌詞をじっくり聴いて、唸る事が多いのです。 昔のヒット曲はおしなべてキチンとしたオチがある作詞ばかり。
いくつかパターンはありますが、いいなぁと思える歌詞は、グダグダと状況を説明しないし、あるシチュエーションの一瞬を巧く切り取ったものが多い。
掴みバッチリの歌い出し、印象に残るサビ、そして小話のように美しく決まるオチ。 やはりある程度は作詞のプロにお任せした方が、歌のクオリティは高くなるのは必然ですな。今更何を言ってるんだ、って話ですが。
最近、あらためて超面白れーと思ったのが太田裕美の「木綿のハンカチーフ」。
あれは延々カップルの文通をやりとりを描き、3番の締めでようやくタイトルの文言が登場。 この溜めに溜めた揚げ句、ビシっとオチを出すところが実に痛快だし、そもそも1番、2番、3番の3段オチという構成が素晴らしい。
http://www.youtube.com/watch?v=Yae54xTO8rY
詩におけるオチを意識して聞いてみると、ほんと今時の多くの歌はオチが弱い、オチがない、ダイレクトに主張を言葉にし過ぎる、意味わかんねー英語とか、そりゃ流行歌なんて生まれねーわなぁ…と納得したのでした。 やっぱクオリティ重視なら分業制かも。
「寝たふりしてる間に 出ていってくれー♪」ってやっぱ天才の仕事です。
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