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2005/03/19(土)
曲がり角でぶつかった転校生【文・クルっち。】
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まぁ、そんな感じで。 なんのこっちゃと云いますと、バイトへ行くために駅へ自転車でいつもの通り向かい、いつもの通り駐輪場で自転車をとめていたんですよ。 ふと、隣の自転車を見ると―― 私が小学校三年生の夏に引っ越すまで一緒に遊んでいた女の子(まぁ、幼馴染といえばそう)の名前が!! そう! 隣の自転車は、その幼馴染の自転車だったのです! もう8年近く顔を見てない幼馴染ですが、名前はしっかりと覚えていた模様。 このままココで張っていれば、きっとその幼馴染はやってくるはず! 前にも書いたと思いますが、私はいま、10年前まで住んでいた町に親元を離れて来ているワケなのですよ。だから、いままでだってその幼馴染とかと買い物の時に顔を合わせたりしていてもイイはずだったんですけど… まさか、こんな運命的な出会いが用意されていたなんて!! ひとり舞い上がってましたが、ふと思い出す。 そうだ。バイトだ。 …バイトが終わって駅に着くのは夜11時。お年頃の女の子がそんな時間に自転車で帰るワケナイ。車で迎えに来てもらうのが普通だし。っていうか、この自転車の持ち主であろう幼馴染が11時までどこでなにするんだか。 常識的に考えて、私が駅に着く頃には、この自転車は無いでしょう。 でもでも、もしかしたら〜 なんてバカなことを考えながらバイトへ。 帰ってきたら、案の定。 私の隣には自転車がありませんでした。 ――こんなことなら、自転車に名前書いとくんだった… 幼馴染が見るとも限らないけど、過ぎたことだからいくらでも、もしかしたら、っていう考えが出来る今日この頃。 バイト場でも、なんか今日は女性の下着売り場へと赴かされて、けっこう、いやかなり恥ずかしかったです。 あぁ、運命なんて信じない。 マンガのような展開なんてあるわけない。 つくづく、そう実感しました。 だから、今日のタイトルのような出来事は、地球上どこ探したってないんだよ! 独り身の戯言でした。
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