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2005/03/23(水)
生と死と…【文・クルっち。】
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昨日、MDウォークマンが壊れ――まだ生きてますけど――てからいろいろ考えてたりしてましたが、半落ち観ながら死とか殺について考えてました。 あなたが無駄に生きた今日は、昨日死んだ誰かがどれだけ生きたかった明日だろう。 こんな言葉があり、私はそうだとも思い、そうとも思いません。 死んだひとはそこまでで、その事を他人に押しつける…みたいな事をするひと、しないひとがいるんですから。 殺すということが簡単になって、その理由もどんどん簡略化されて。 でもその重さは変わらないんだと、分かってるひとがどれだけいるか。 撲殺か絞殺しかなかったのが、刺殺になり、銃殺…手に殺した感触が残らないのは、その重さすら変わってくる。 自らの手で、そのひとが死ぬまでずっとその手を離さないでいる辛さ… この辛さを知っている人間が、どれだけいるのだろう―― しっかりと組上がった物語を読むと、本当にいろいろと考えてしまうものです。 半落ち、とても良い物語だと思います。
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