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2005/05/28(土) 成りたい者。【文・絵→クルっち。】
 物心が付いたときは、変身ヒーロになりたかった。
 んでもって怪獣や悪の組織をバッタバッタとなぎ倒すヒーローに、主役になりたかった。
 その頃は、戦うことと勝つことは同義語だった。
 小学校になるかならないかの頃から、Jリーグに憧れた。
 サッカー選手になりたかった。
 仲間達と一緒に、ボールを追いかけて走りたいと思った。
 この頃から、負けるということを知った。
 同時に、その頃から始まった世界不思議発見を観る様になり、考古学者になりたいと思った。
 早稲田大学に入り、吉村教授の講義を聞きたいと思っていた。
 小学校も高学年になる頃までは、ひたすらに遊んで、夢なんて見る暇すらなかった。
 一応、考古学者になりたいという夢はあったけれど、暗黒時代というヤツがあって、忘れてしまった。
 ただ、少しでも時間が早く過ぎてどうでもいい大人でもいいから、ただただ早く大人になりたかった。
 中学校に入ると、剣道を始める。
 親が絶対運動部と決めていたから、仕方なく。
 それでも、得た物はそれまでの人生の中で一番多かった。
 まず、自分には団体行動が向かないということを実感した。
 それまでもだが、自分はなんとなく周りから浮いていることを自覚していたが、それは確証になる。
 自分は、ひとりが一番心地よいのだと。
 剣道の試合、はじめての試合。
 相手は県内でも1、2を争う強者。
 その頃、校内に3年生がいなかったこともあり、一番背の高かった自分が、団体戦の大将に選ばれた。
 所詮は背が高いだけの、1年生。
 当然、勝てはしない。
 しかし、顧問は勝てなかったことに激怒し、三段を持つ顧問から一本を取るまで、自分は帰れないということもあった。
 情けで終わった練習の後、何も入っていない胃から、ひたすらに水を吐いたこともあった。倒れたところを蹴られた事も。
 それでも、得た物は有る。
 試合のとき、周りの歓声なんて聞こえはしない。
 相手と、自分しかその場にはいない。
 審判なんて、所詮は飾りにすぎず、相手に打たれたかどうかなんて、自分が一番理解している。
 団体で、仲間がいると、自分が足を引っ張るかもしれない。
 足を引っ張る仲間がいると、自分は疎ましく思う。
 それがイヤだから、自分にはやっぱり個人での戦いが一番向いていると、理解した。
 しかし中学2年のとき、顧問が変わり、剣道への熱は急速に冷めていった。
 スパルタなくらいが自分にはちょうど良いと分かった直後、顧問は優しい女の先生になった。
 それから、剣道は休日、自分の家で素振りをするだけになった。
 高校に入ると、さらに周りが変わり、自分を見失った。
 環境が変われば、自分を見失うのは当然のことで。
 そこで残ったのが、自分は本を読むのが好きで、物語を考えるのが大好きだということ。
 それまでも読書は毎日してきたが、それからは、寝る間も惜しんで本を読んだ。
 しかし、元来身体を動かす方が好きな自分は、結局は夜くらいしか本を読まなかった。
 そして、夜中、寝る前にラジヲを毎日付けるようになった。
 それまでは、地元のローカル放送しか聴いてはいなかったが、もっと遠くの首都圏の周波数を拾って聴くようになった。
 アニメを本格的に観だしたのも、この頃。
 思えば、この頃から、アニメを作りたいと思っていたのかもしれない。

 ――そんなことを、一日考えていた今日。
 体調は、不調。
 絶不調ではないけれど、不調には違いなく。
 …自分探しが出来るくらい、頭のネジが飛んでいたようです。
 絵は、一ヶ月くらい前に、なんとなくエルフ耳が描きたくなって描いたもの。
 …めちゃくちゃ時間掛かってます。
 こんなんじゃ、就職できないなぁ…


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