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2004/12/30(木)
年の瀬【Byクルっち。】
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さてみなさん、この年の瀬いかがお過ごしですか? 私はあいも変わらず… 山登りなんぞしてきました。 といっても、祖父母の家から歩いて20分くらいのところにある小高い丘のようなものなんですけど。 とことこ田舎道を歩いていると、いろいろなモノが見えてくるわけで。 そこに山があったから思い立ったように登ったのですが… 丘には先客がおりました。 狐というヤツです。 あまり近寄って逃げられてもなんなので、距離をとって眺めているだけでした。 平和な昼下がりを体感していたワケですが… 熊がいる。 という話を思い出してしまいまして。 タイムリーに吹いた風によって狐は視界から消えて、草木が鳴り出し… 急に心細くなって、引き返そうといま来た道を振り返ると… とても人が歩いて行ける道ではなかったのです。 なんで自分はこんな道を歩いたんだか… 自分のバカさ加減にほとほと呆れて一歩踏み出すと―― ズブリ。 元来たはずの道は、沼のように足を掴んできました。 悪い夢を観てるようでした。 なんとか足を引き抜いて、来た道とは違う道を歩いて帰りました。 帰る途中、山を出るまでずっと熊の幻影にビビッていたクルっち。でした。 …山には、やはり得体の知れない何かがいると思いましたよ。 自分が歩きながら立てた音にすらビビッていた小心者の日記でした。
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