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2012/08/21(火)
そろばん好評の秘密
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最近、そろばんが小さなお子さんを持つ親御さんたちの間で、大変好評だと言われています。神奈川・埼玉・東京などと言った、特に教育意識の高い地域でその傾向は顕著であり、その検証を進めるうちに見えてきた、いくつかの事由があります。
兵庫県尼崎市は「そろばん特区」であり、各学年年間50時間の珠算教育実践時間が確保されています(時間割表には「計算」と書いています) とある学校では実施4年目にして、算数の平均点が市内の平均よりも大きく上回ったそうです。その効果が認められ、市内全域の小学校で、現在「計算」の授業が取り入れられています。 100ます計算を一気に広めた、蔭山英男氏が副校長をしている、京都府の立命館小学校(私立)にも1年生〜4年生で「計算」の授業があります。また、同校は府下の大きな珠算の大会でも、団体優勝をしています。 「よみ・かき・そろばん(計算)」これが昔から徹底されていたから、日本の学力水準は、世界的に見ても高かったといわれています。 ゆとり世代(現在の学習指導要領)では、学習後の反復練習を大幅に削り、そろばんの授業時間も削られたそうです。 皆さんご存知の通り、その結果として子供たちの学力低下を招き、慌てた文部科学省は授業数の増加を決めました。 結局2012年度からの算数の授業では、「そろばん」の時間数が大きく増えています。 珠算・暗算検定試験の受験者数も、年々増加している現状も相まって、賢い保護者の間では、そろばんがかなり見直されているのは確実だと思われています。
「教育コラム」より抜粋
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