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2014/02/22(土)
京都大学 研究報告
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●京都大学・医学部からの研究報告 『脳は手の活動で育つ』と言われますように、指の働きと脳の発育には密接な関係があります。 京都大学・医学部脳臨床生理学研究室の研究によりますと。一般の人が暗算をした場合、「音声的」な表象を用いているのに対して、ソロバン学習によって身につく珠算式暗算は、心内そろばんを「視覚的」表象として脳内その経過を保持して計算を実行しているだそうです。そしてその結果、計算をつかさどる『右脳』の後頭部のシナプスの結合が見られ、脳全体の発育を促しているのです。
●東大・京大生の80%が珠算学習者という現実 東大・京大生の80%の人がソロバンを習っていました。勿論、ソロバンだけで合格は出来ませんが、合格するための勉強に耐える能力を養うのがソロバン学習なのです。では、何故ソロバンにそんな力があるのでしょう。コンピューターの発展した現代、ソロバンなんかは時代遅れ、無用の物であると思っている人もいますが、文化がなければ文明は発達しません。言い換えれば、文化であるソロバンは「頭脳」であり、文明であるコンピューターは「知識」なのです。 知識教育が大切だという考えから、まだ十分に発育していない頭脳に、無理やり知識を押し込めることは、無気力・無感動になりストレスはあらゆるところへ発散されます。ソロバンを習うことで充分に頭脳を発達させてから、知識教育に進むのが最もいい方法なのです。 このようにソロバン学習は生涯学習であり、ソロバンを習っている子供は、習っていない子供の3倍の知識吸収力を持っています。
(大阪府立大学教授 林 寿郎先生の近代政経文化講演会の内容から、一部抜粋。)
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