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2007/08/15(水)
届け!平和の祈り(長崎旅行記 B) by 選手会長
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前日とはガラッと雰囲気を変えて、この日は長崎県最大の都市、長崎市へと向かいました。宿からレンタカーを走らせる事約一時間半。峠道を越えると、三方を山、そして残るもう一方を海に囲まれた異国情緒あふれる街「長崎」が姿を現しました。
今回ここを訪ねたのは、上の子が通っている小学校で「戦争」に関する学習をしている為。62年前の「ナガサキの悲劇」を少しでも子供たちに知って欲しいという願いを込め、市内各所をまわりました。
そういう目的を持って行ったせいか、今回印象に残ったのはやはり戦争関連の資料館や、平和公園でした。62年前の8月9日 午前11時2分。人類史上二度目(核実験等ではない、軍事作戦として行われたもの)となる原爆投下がこの街に対して行われました。74,000人もの人々が尊い命を落とされ、75,000人もの人々が負傷されました。そして今なおその後遺症に悩まされている方々がいらっしゃいます。
添付した写真は、人々の平和への願いが込められた「平和祈念像」(右上)と、悲劇の中心地となった「原爆落下中心地碑」(左下)、そしてその原爆落下中心地碑の下から見上げた長崎の空(右下)です。この日の空はとても青く、清々しいものでしたが、62年前は一体どんな空だったのでしょう?
この日は「観光」と呼ぶには幾分雰囲気の異なるものでしたが、子供たちは難しいテーマであったにもかかわらず、事の重大さを少しは感じ取ってくれた様でした。
この日で観光の日程は終了し、翌日我々は長崎から在来線、山陽新幹線を乗り継いで自宅へ戻って来ました。この日はお盆のUターンラッシュ真っ只中で、諫早〜博多間の特急「かもめ」では、一時間半もデッキに詰め込まれました。博多〜新大阪間の「ひかりレールスター」では、一時間近くホームで並んだ甲斐あって、自由席のシートを確保する事が出来ましたが、通路とデッキはUターン客であふれかえっていました。
楽しい事の中につらい事も少しあった今回の旅行でしたが、いい思い出になりました。今度はどこに行こうかな?でもしばらくは遠出出来そうにないけど…。
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