『合縁奇縁』
ある時は『A級審判』ある時は『アナウンス』
本当はなにもの?
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最新の絵日記ダイジェスト
2013/11/20 素晴らしいヨーロッパ遠征でした!
2013/11/14 今日は今年最初の忘年会だぜ!
2013/11/13 今回の全中選抜パンフはイラストだぜぃ!
2013/11/12 こー寒くなると鍋で日本酒がいいね!
2013/11/11 昨日の地震はシャワー浴びていたら気がつかなかった

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2013/07/30(火) 一番の被害は北海道協会のみなさんだよね
金曜日に夕張メロン頬張ってから審判長の車でK賀さん・T井さん・理事長夫人と一緒に会場へ向かいました。
計量やら審判会議やら開会式準備やら、いろいろと追われて・・・開会式を迎えました。
本当は、カントクが入場行進をイメージし、曲を決めていたものの、入場行進は無し!
これは北海道協会仕切りなのでね 従いました。 カントク・・・イメージ崩れスネる笑

時間になり選手を観客席からマットへ下ろします。 この際、DJポリスをパクったDJポリスもどきが“はいみなさん!階段はゆっくりと降りましょう〜せっかく北海道まで来て怪我をしてはあすの試合に出られません。北海道のようなおおらかな気持ちで開会式に臨みましょう〜”と訴えてみました。 ま、わかった人もかなりいたようです。
でも、あんまりやるとね・・北海道の名を汚しちゃいけませんからね はい。ほどほどに

開会式スタート 音響はもちろん相棒のカントク 順調にスタートしました。
途中、功労者表彰で名前を読み上げていましたが、理事長から“長いからカット“の指令が下り割愛〜 拙も功労賞をもらっていたので・・・拙が拙の名前を読み上げるオチがなくなっちゃった 笑

ま、でもここまでは順調に行っていました。 いや、開会式は終了したので正確にはうまくいきました。 そしてこのあと・・・ゲストのH岸T神ジュニアによるよさこいソーランの演舞がありました。 これが大失敗!! 参りました。
“それではみなさんど〜ぞ”と勢いよく紹介したものの出てこない・・・笑
待てど暮らせど出てこない・・・・理事長が睨んでます 笑 会長が怒っています 笑
仕方がないので・・・“ただいま飛行機の遅れによりジュニアの皆さんがおいでになっていないようです”とごまかしたら・・・皆から見える位置にいたそうでして・・・笑
また桑田はテキトウーなこと言ってやがる と言われて・・・笑
でもね、聞いてくださいよ! このチームね、このタイミングまで一度も打ち合わせに来なかったんですよ!! リハーサルはやらないんですか?って北海道のスタッフに訊いたら“なんで私たちが??自信があるから不要です”と断れられたそうです。
カントクもブチ切れています。 そりゃそうですよね 拙がどーぞ!の呼び出しかけてからのこのこやってきて急に“この曲とこの曲をかけてください”って言われてもCDをPCに取り込まなきゃならないし、どのくらいの音なのかレベルチェックもしなきゃならないそんな魂胆なもんじゃないんですよね音響も 本当はそれらをすべてクリアしていつかけていいのかキューをもらって音を出すわけですから・・・
どんなタイミングでどの曲かけるなんてT神のコーチしかわからないんだからさ・・・・
あらかじめ打ち合わせぐらい来てよ!! いくらねー拙が松坂桃李似の司会者でも一度も打ち合わせなしに急に“これかけろだのこれ読め”だの言われても無理です はい。
確かに、急に来た来賓の方もいましたし、順番が変わるなんてこともあります。
しかしね〜 あれは全国ネットのアナウンサーだって無理だってーノ!! 何度も書くけど、どんな踊りでどんな曲でどんなタイミングでやるかがわからないのに、一度も打ち合わせに来ないんだから、こっちにしてみりゃ現状渡しでやってくれると思うわけです!
だから“ど〜ぞ”って呼び込んだのに・・・演じている子どもたちだってかわいそうですよね 演舞自体は素晴らしかったのでもったいない・・・ 
あとでわかったことですが、日本一のチームゆえ・・・天狗になっているとのことでした。
“驕る平家はなんとやら“ にならないようにね・・・

2013/07/29(月) へとへとだ
木曜日は会場設営と参加賞の準備。
審判長と二人で1000人分近くやりました。

7:00過ぎにホテルに戻り会長・理事長を含めた7人で食事へ
ホテルで紹介してもらった海鮮の居酒屋へ行ったものの・・・
木曜日だってーのに満員 予約がないと入れないとのこと。
仕方がなくそのビルのワンフロア―下のチェーン居酒屋へ・・・

翌日は6時起床 シャワー浴びて ラジオ体操して(笑)朝食へ
ビジネスホテルと違い種類が盛りだくさん!!
一通り食べましたが・・・何といっても夕張メロンが最高!
三日間こればっかり食べました。(丸一個分は食べたなあ〜)

そして会場入りが8時 
この後待っていた恐怖の開会式・・・笑
いや〜まいりました。

2013/07/25(木) 大通公園のビアガーデン、雨で無理だわ
昨日、近所の行きつけの居酒屋が今月で閉店するため、仲間と12時過ぎまで飲んで本日6時に起床〜 着替えてシャワー浴びて仕事の準備をして7:13出発
7:17の電車で蒲田へ ここから羽田まで直行バスに乗り移動〜 8:10に空港到着

9:00の便に乗り込む寸前、“この便は満席なので、つぎの便に振り替えてくれたら1万円あげまっせ”のお知らせ これを見て気持ちが揺らぐ・・・“ど〜せ早く着いても・・・”
と思ったので振り替えたかったのですが、札幌での予定がわからないことと連盟が用意してくれたチケットを勝手に変更して1万円もらったとあってはちとまずい・・・
こう判断してそのまま予定の便で札幌着 降りようとして座席を立つと“桑田さん”と声をかけられました。 それは理事著の奥さんT子さん〜 一緒に札幌まで電車に揺られてきました。 “今日の予定はどうなっているんすかね?”と訊くと『4:00に体育館で』とのことだったらしいです。 んんん〜失敗! こんなことなら1万円もらっておけばよかった。 笑

T子さんはそのまま小樽にお出かけし、拙はホテルへ 
駅から5分ほどのモントレーと言う立派な英国調ホテル 部屋も広い!!
本当にレスリングできたのか?? とびっくりするほどです。
荷を解いて二条市場へ行ってみました・・・が・・・収穫なし。
とぼとぼ歩いているうちに寿司屋があったのでそこでランチ。 東京の方がうまいところたくさんあるわ・・・笑

こちらは雨風が強く、気温はなんと17度 さみーでやんの!!
おいでになる方は長袖を!!

2013/07/24(水) 香川のMOMはあり得ない
仕事忙しい。
更新できない。

2013/07/23(火) 大通公園のビアガーデンで完敗だ!いや乾杯だ!!
今泉会長のパーティーは明治記念館で行われました。
さすが!会場は格式がありましたな〜 拙も友人の結婚式以来20年ぶりくらいに訪れました。
出席者は日本協会・少年連盟の理事、自衛隊関係・会社関係と親族70名の合計250名〜
拙の席は理事の席からあふれ(笑)舞台から見ると左端最後部の23番席 これは協会関係者の中でも主催者側に当たる席 ま、結婚式でいうと新婦の親兄弟が座る席〜 裏方として進行を仕切る役目がある席なので拙にとってはお手の物〜 
ところが・・・この日の司会は元日テレアナウンサーの松永さん 協会御用達です!
サポートするのがS柄さんとK賀さん そのほかに受付や引き出物の配布、その他の雑用まで3月にIOCメンバーの東京視察を迎えた時と同じで局長を筆頭に理事長が先頭に立って行っています。 
拙と木名瀬さんが手伝いを申し出ると『今日は座っていてOK!じゃんじゃん食って!』と御達しがありました。 そうは言われても二人とも逆に落ち着かない〜笑 木名瀬さんとビール片手にクラゲを突っつきつつ「なんか落ち着かないね〜動いていた方が楽だね〜」と笑いました。

叙勲のお祝いですから堅いものを想像していたところ、発起人代表であるF田会長の挨拶から場内は大盛り上がり〜! いや〜会長ってあんなに面白いとは思いませんでした。 場内爆笑の連続です。
「あの原稿ってだれが作ったんですか?」と木名瀬さんに聞くと『あれ、会長が作ったんですよ!Wordに打ち込んだのは私ですけど』と言っておりました。 いや〜会長のセンスに敬服しました!!

料理は一流中華料理! 久しぶりに本物のフカヒレ食べましたぜ〜 
アニマル浜口さんにお会いして「水戸ではありがとうございました」とあいさつすると『あんときは楽しかったね〜またやろうね〜』とおっしゃっていただきました! 飲んでも飲まなくてもあんまり変わらん人でした。
引き出物でいただいた“明治天皇が愛したアンパン”(120層からなるデニッシュであまり甘くない)もうまかったです。
いや〜楽しいパーティーでした!! 

2013/07/22(月) 木曜日に北海道へ入ります!
いや〜やっと直木賞出品作品の序曲が終わったわ〜笑
その日暮らしのアイディアだから苦労しちゃったわ〜笑
ま、秋に楽しみにしててね(きっと書かないけど)
なんせネタ切れで始めただけだから 笑
途中で飽きちゃった人もいただろうし 笑
夏休みになって忙しくなったから書けないよん〜

土曜日は今泉会長の叙勲受賞パーティー出席
偉い人ばっかりでおちつかなかった
そのうち書きます

2013/07/20(土) 今日はね、今泉さんの勲章受章パーティー 
手負いとなりながらも、ようやく9:45発モンゴルウランバートル行き204便 ボーイング787をコントロール下においたアンダビル。 しかし、同時に機長も失ったのである。
「だれか操縦桿を握れるものはいないの!?」と機内乗客に問いかける。 すると“旅客機を操縦したことはないが、グライダーならあるぞ” こう言い出したのは都差と言う髭にサングラスの一見怪しげな男だった。 腰の痛みから手術を受けたが、術後の経過が思わしくなく、国内での診療をあきらめロシアの権威ある呪術師に診断を仰ぐためモスクワへ向かう機内で事件に遭遇したのであった。  
腰の痛みと戦いながらようやくコックピットへ移動をしたものの、最新の操縦席はノンエンジンのグライダーとは程遠かった。 しかし、今更引き下がれない。 とりあえずヤケクソ交じりに消火器の泡をくすぶっていた計器類にぶちかました。 その間にも大きく機体は揺れている。

乗客は死を覚悟するものも増え、ミスズがいや・・ミミズが這うような字で遺書を書いていた
「どうか・・・死ぬまでに一回でいいから100点取りたかった」 由芽が泣きながら書いていた。
「死ぬまでに・・・死ぬまでに・・・あと一杯だけビールを飲まして下さい」朗子であった。
「これが飛行機ではなく船だったら私が操縦するのに・・・」千兆は寝言でつぶやいた。

機首は沖縄本島の南20キロほどの海上へ着陸を試みることとした。
本当は那覇空港や米軍基地に着陸したいところだが、なかばコントロールを失った巨体を町中へ向かわせるにはあまりにもリスクが大きすぎるためである。 とはいえ無事に着水できる保証など何もなかった。 ただ、アンダビルにとっては米軍海兵隊所属の特殊救護チームのサポートを受けられることが唯一のより所なのだ。

沖縄本島が前方右手に見えてきた。本島最南端の姫ゆりの塔も確認できる。相変わらずダッチロールは続いている。機体後方では小さな爆発音もあり、予備のバッテリーから出火しているようだ。 ますます操縦コントロールが利かなくなる。 すると前方左手に並走するヘリが2機現れた。
オスプレイのようだ。左右に分かれ並走する。 
何回目かの大きな揺れで左翼が水面を擦った。今度は右翼だ。機首が着水したかと思うとしりもちをつく。まるで紙切れのようだ。 するとここで都差が逆噴射をぶちかました。 機体は一気にスピードを落とし水面に頭から突っ込み大破した。 機体は真ん中でぽっきりと折れ、後方から出火を伴っている。散乱する荷物や遺体の数々。阿鼻叫喚の世界がそこには広がっていた。

当局の調査によると、死者は200人以上に上った。 いや、むしろ負傷はしたものの生存が確認された乗客数の方がはるかに少ない。 中には高橋吹季のように座席にめり込んでしまい埋め込み型自動販売機化したためこれがクッションとなり助かったものもいた。 
犯行を企てたザッキー、ジャイアント、デーブは人物を特定できないほど遺体の損傷が必要以上に激しかった。 これはCIAにとっては都合のいいことであった。いやむしろ・・・何らかの意思が働いていたのかもしれない。
しかし・・・主犯であるアンダビルの姿はなかった。 生存確認も負傷確認もされてない。
そしてもう一人・・・窪の姿も見当たらなかった。 また、着水後にいち早く現場にいた、いや、並走していたオスプレイも確認されていない。 この二人は一体どこに・・・・・・・・

病院に搬送される負傷者の一人朗子が取材陣に向か大声でコメントしている
「キィ〜〜〜〜〜!なんなのよ!!いいかげんにしなさいよ〜〜〜〜ビールまだア〜〜〜〜!」

二人の行方は一体どこへ・・・
今秋、新たな展開を迎えるドラマが、いよいよ来年の直木賞受賞に向かいスタートします。
こうご期待!!

2013/07/19(金) 札幌は涼しそうだね
ザッキー・ヤマーは奥海の鋭いタックルに苦しめられたが、下からの三角締めで奥海を失神に追い込んだ。 その後、自動小銃を手にしてとどめを刺すために銃口を向けたのだが・・・失神している奥海の顔を見るとザッキーが通っていたブルックリンのハイスクールでPHのティーチャーだったチャイナ系3世のチャン・オクヤマを思い出したのであった。 世話になった彼に銃口を向けるような気がしたザッキーは、手当をキャビンアテンダントのユイサカーノに依頼し、コックピットに向かった。  

ドアの前で息を殺して小銃を構える。 自身にゴーサインを出し、一気に打ちまくっていった。 そして今度はドアを蹴破り乱射しながら前へと進む 機長がジャイアントの銃を奪ったことを知っているザッキーは反撃をさせないようにひたすら打ちまくっていたのであった。 一定の成果を得たと感じたザッキーは辺りを見回し機長を確認した。
しかし、機長の姿は見当たらない。 “しまった!ローアーデッキか!” 銃を乱射して自分の居所を相手に教えてしまったことを悔やんだ。 急いで休憩室へ向かい、そこからローアーデッキへ転がるようになだれ込んだのであった。 
この銃の乱射が運命を変えていったのであった・・・・。

『その人の手当が終わってからでいいから、もういっぱいビールくれる?』赤ら顔で朗子がユイサカーノに叫んでいる・・・ 
『きーーー!今それどころじゃないでしょ!!』梶子が切れる

東見はジャイアントに裏投げ決めたチョチョシビリに背後からジャンピングニーアタックを食らわせる そう・・・あの“世界の荒鷲”をイメージして飛び込んだのだ。
前のめりに崩れ落ちるチョチョシビリ しかし今度はサルマン・ハシミノフが東見の髪の毛を掴み起こし丸太のような腕をロックさせ目にも止まらぬ速さでスロイダーを決めたのであった。 ところが裏投げから立ち直ったジャイアントがハシミノフに向かい背後から脳天唐竹割りをブチ込む。怯んだところに今度は耳そぎチョップを振り下ろした。
ハシミノフの耳は見事にちぎれて垂れ下がっていた。 
誰が敵で誰が味方かわからない玉石混交状態であった。  そこへアンダビルが下唇をおさえながら銃を構えて近づいた。 “動かないで!” そう叫んだ時だった。 機首が大きく右に傾いたかと思うと今度は左に傾いた。 立っていることができないくらいだ。
“ダッチロールしている。このままじゃ失速して墜落するぞ” 東見が叫ぶ。
よく見ると前方から白煙が流れてきているのがわかった。 先ほどのザッキーの乱射で計器類にダメージを与えたようだ。 “銃の乱射が原因でコントロール不能になっているかもしれない。とにかく先に火災を食い止めなければいずれ全員の命はない。”こう感じた東見は『一旦休戦だ!機体を立て直す』 そう言ってコックピットへ向かい歩き出した東見に『あなたは不要よ』と切れて腫れ上がった唇が冷たく言い放ったと同時に放たれた銃弾は東見の心臓を背後から打ち抜いていった。 静かに崩れ落ち息絶える東見。
機長を失ったボーイグ787は大きくダッチロールをはじめるのであった。

2013/07/18(木) いや〜4−1は気持ちいいね〜 ま、相手が甲府だからね
窪の右腕めがけジャイアントがアーミーナイフを振り下ろした瞬間・・・
隣にいたサルマン・ハシミノフが手にしていたジュラルミンケースでジャイアントのアーミーナイフをブロックする。 同時にチョチョシビリがジャイアントを裏投げで叩きつけたのであった。 窪の隣に座っていたダークスーツのふたりはロシアまで無事に運ぶための護衛役だったのである。

これだけの騒ぎになっているのもかかわらず、バックパッカーとして機上の人となったものの、事態を飲み込めず驚愕の表情を浮かべるタカピロに対し日系ロシア人のナナチャンチンが冷たく説教を始めている。『だからさぁ、ビビってんじゃないのよタカピロ〜』

東見は後方部から得意のほふく前進でアンダビルに近づいていった。
いきなり発砲し、アンダビルを仕留めることも考えたが、防弾チョッキの装着も考えられる。 そうなるとさっきの二人以外の敵がわからず、思わぬ方向から狙われる危険がある。
ここはそっと近づき、武器を取り上げることが得策と考えたのであった。
アンダビルの後方2mの地点まで来てそっと立ち上がろうとした瞬間だった。
“カチッ”と銃鉄をおこす音と同時に後頭部が冷たくなった。 乗客だと思っていた一人がどうやら敵の一味だったようだ。 その男は田子といい田子建設の御曹司だ。
今回、ロシアが行った諜報活動をいち早く察知し大使館に報告した人物で乗客として乗り込み、後に武器を受け取っていたのであった。
『さあ、銃を置いて立ってもらおう』田子が東見に拳銃を突きつけながらこう言ったのである。 東見はゆっくりと銃を下ろし、銃から離れた瞬間に頭を下げる すかさず田子が引き金を引くが頭の上を通過した。 その銃弾はコッチェビアイドルを目指して勉強中の三姉妹長女の右腕にのめり込んだ。 東見はアンダビルの自動小銃めがけ浴びせ蹴りを放つ。 かかとが命中し自動小銃が床を滑っていく。 しかし慌てないアンダビルは右足からアーミーナイフを引き抜いた。 これを東見へ向け襲いかかる。 三回目の攻撃で左腕が大きく裂かれた。 出血が伴っている。 
この様子を画像に収めようとCC通信社の塩藤がポケットからデジカメを出し構えていた。
6回目の攻撃を避けると同時に東見は塩藤から素早くデジカメを奪い取る。それをラバトリーで汗拭きに使ったタオルを二つ折にした真ん中に入れ、両端を掴んだ。
そして振りかざしたアンダビルのナイフを避けると同時に二つ折にされたタオルの先端をアンダビルの顔面に叩き込んだのであった。 カメラをおもりにしてランバージャックを作り武器としたのであった。 倒れこむアンダビル 返す刀で田子の顔面にもランバージャックを叩き込む。 アンダビルの唇が切れ出血している。と同時にみるみるうちに下唇が腫れ上がった。  

一方、デーブと成晶国親方も死闘を極めた。 現役を離れたとは言え毎日弟子に胸を貸している親方もまだまだ腕っ節には自信がある。 とは言え現役ソルジャーのデーブも負けてはいない。 数々の殴り合いのあとお互いに相手の首に左手を回し、動けないようにしてから顔面に向かい容赦なく拳を叩きつける。ひたすら殴る・・・お互いが最後の一発と決め、渾身の力を拳に込めてぶっぱなすと・・・ふたりは大の字になって倒れ込んでしまった。 見ると親方の左顔面は明らかに眼窩底骨折で崩れ落ち、目玉の位置が鼻の横に来ていた。 意識も遠いようだ・・・。

2013/07/17(水) 昨日はエアコンなしでいけたね〜 エコだよん〜
素早いタックルからザッキーに馬乗りになって奥海が拳を顔面に向かい叩き下ろす。
しかし、ザッキーもガードポジションから三角締めに行こうと反撃している。
その一方でなんとしてでも窓を塞がないとパニックは収まらない。 機内には既に酸素マスクが機体天井から垂れていた。 ここでキャビンアテンダントのユイサ・カーノが機転を利かしたのだった。 慎重にドア付近に近づくとユイサはカバーを外し、レバーを引き下げた。すると途端にバア〜ンと言う大きな音と共に非常用脱出シューターが機内で膨らんだのだ。 それと同時に気圧の関係でシューターが窓に引き寄せられる。シューターは窓にぶつかり徐々に形を同化させていった。 そう、窓にぴったり張り付いたのである。
これにより窓の代わりとなったため減圧による耳の痛みが軽減された。 

その頃、東見は操縦を再び自動に切り替え無線と自動小銃を手に乗務員休憩室からローアーデッキを通り貨物室最後方部にたどり着いた。 “奴らはここから侵入したんだな” その痕跡を確認しつつ天井を眺めていた。 ”ここだ!”天井一部の点検口のネジを25セント硬貨でこじ開ける。4つのネジを取ると静かに点検口を開けた。 するとその上はラバトリーへとつながっていたのであった。 45cm四方しかない小さな隙間からそっとラバトリーへ侵入した。便器の上に自動小銃を置き、設置してあったタオルで汗を拭い息を整える。
誰かがコックピットに侵入し、操縦桿を握られれば何処に行くかは相手の思うままになる。
“早めに決着をつけなければ・・・”それは自らの痛みにも言い聞かせているようだった。
ラバトリーのドアをそっと開け、キャビンの様子を伺うと既に蜂の巣をつついたような騒ぎになっていた。 逆にこれが幸いし、東見が背後に到達したことを誰にも気がつかれずに済んだ。 4人が格闘しているあいだも冷静なアンダビルはジャイアントに向かい写真を見ながら指示を出すのであった。『あそこにいる子どもの右腕よ!傷跡をナイフで切ってチップを回収しなさい』その子どもとは窪であった。
ジャイアントが窪に近づき右腕を強引に引っ張る。そして持っていたアーミーナイフで袖口から下を切り取って右腕の手術跡を確認したのであった。 この傷跡は三年前の骨折に伴い、骨を真っ直ぐにするために入れていたチタンプレートを取り除いた時のものだ。
大きな手術ではないはずなのになぜか入院し、全身麻酔で施術した記憶が新しい。
もっとも本人にとっては痛みもなく、学校も休めたので辛くはなかったのだが・・・
そのチップとは・・・ロシアが日本における諜報活動の一環として様々な情報を集めたものである。この中には各国の大使館情報や通信情報など、本来なら絶対に外部にもれない情報も含まれていた。この情報を入手し日米や欧米、反米組織にその内容を暴露すれば一気に対米政策に変化が現れることは間違いない。 世界の地図が塗り替えられるのだ。
これを機にロシアが覇権を握り、世界を牛耳ろうと目論んだのである。
この黒幕がロシア格闘界の重鎮 ダイミョジノフなのである。 この膨大な量の情報をICチップに記憶させ、窪のチタンプレート除去手術の際に腕の中に埋め込んだのであった。
いざという時にどこを探しても見つからない工夫だったのである。
しかし、その情報を入手したCIAがアンダビルたちを送り込んだのである。
当初ロシア側は生きたままロシアに連れて行き、本人も知らぬまま事故に巻き込まれ病院で手術を受ける際に取り除く予定になっていた。 また、CIAもこの機体を秘密裏に軍の基地に着陸させ、人質として連れ出した窪の腕からやはり入院手術によってチップを回収しようとしたのであった。
双方の思惑が機長をはじめとした行動で崩れ、結果、CIA側は強行作戦として強引に腕にナイフを突き立てチップを取り出そうとしているのであった。
恐怖に怯え血の気が失せる窪 意識が遠のいていく・・・
そしていま、まさに窪の腕にナイフを突き刺そうと振り下ろした瞬間・・・・

7月絵日記の続き


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