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2013/07/18(木)
いや〜4−1は気持ちいいね〜 ま、相手が甲府だからね
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窪の右腕めがけジャイアントがアーミーナイフを振り下ろした瞬間・・・ 隣にいたサルマン・ハシミノフが手にしていたジュラルミンケースでジャイアントのアーミーナイフをブロックする。 同時にチョチョシビリがジャイアントを裏投げで叩きつけたのであった。 窪の隣に座っていたダークスーツのふたりはロシアまで無事に運ぶための護衛役だったのである。
これだけの騒ぎになっているのもかかわらず、バックパッカーとして機上の人となったものの、事態を飲み込めず驚愕の表情を浮かべるタカピロに対し日系ロシア人のナナチャンチンが冷たく説教を始めている。『だからさぁ、ビビってんじゃないのよタカピロ〜』
東見は後方部から得意のほふく前進でアンダビルに近づいていった。 いきなり発砲し、アンダビルを仕留めることも考えたが、防弾チョッキの装着も考えられる。 そうなるとさっきの二人以外の敵がわからず、思わぬ方向から狙われる危険がある。 ここはそっと近づき、武器を取り上げることが得策と考えたのであった。 アンダビルの後方2mの地点まで来てそっと立ち上がろうとした瞬間だった。 “カチッ”と銃鉄をおこす音と同時に後頭部が冷たくなった。 乗客だと思っていた一人がどうやら敵の一味だったようだ。 その男は田子といい田子建設の御曹司だ。 今回、ロシアが行った諜報活動をいち早く察知し大使館に報告した人物で乗客として乗り込み、後に武器を受け取っていたのであった。 『さあ、銃を置いて立ってもらおう』田子が東見に拳銃を突きつけながらこう言ったのである。 東見はゆっくりと銃を下ろし、銃から離れた瞬間に頭を下げる すかさず田子が引き金を引くが頭の上を通過した。 その銃弾はコッチェビアイドルを目指して勉強中の三姉妹長女の右腕にのめり込んだ。 東見はアンダビルの自動小銃めがけ浴びせ蹴りを放つ。 かかとが命中し自動小銃が床を滑っていく。 しかし慌てないアンダビルは右足からアーミーナイフを引き抜いた。 これを東見へ向け襲いかかる。 三回目の攻撃で左腕が大きく裂かれた。 出血が伴っている。 この様子を画像に収めようとCC通信社の塩藤がポケットからデジカメを出し構えていた。 6回目の攻撃を避けると同時に東見は塩藤から素早くデジカメを奪い取る。それをラバトリーで汗拭きに使ったタオルを二つ折にした真ん中に入れ、両端を掴んだ。 そして振りかざしたアンダビルのナイフを避けると同時に二つ折にされたタオルの先端をアンダビルの顔面に叩き込んだのであった。 カメラをおもりにしてランバージャックを作り武器としたのであった。 倒れこむアンダビル 返す刀で田子の顔面にもランバージャックを叩き込む。 アンダビルの唇が切れ出血している。と同時にみるみるうちに下唇が腫れ上がった。
一方、デーブと成晶国親方も死闘を極めた。 現役を離れたとは言え毎日弟子に胸を貸している親方もまだまだ腕っ節には自信がある。 とは言え現役ソルジャーのデーブも負けてはいない。 数々の殴り合いのあとお互いに相手の首に左手を回し、動けないようにしてから顔面に向かい容赦なく拳を叩きつける。ひたすら殴る・・・お互いが最後の一発と決め、渾身の力を拳に込めてぶっぱなすと・・・ふたりは大の字になって倒れ込んでしまった。 見ると親方の左顔面は明らかに眼窩底骨折で崩れ落ち、目玉の位置が鼻の横に来ていた。 意識も遠いようだ・・・。
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