『合縁奇縁』
ある時は『A級審判』ある時は『アナウンス』
本当はなにもの?
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最新の絵日記ダイジェスト
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2013/07/20(土) 今日はね、今泉さんの勲章受章パーティー 
手負いとなりながらも、ようやく9:45発モンゴルウランバートル行き204便 ボーイング787をコントロール下においたアンダビル。 しかし、同時に機長も失ったのである。
「だれか操縦桿を握れるものはいないの!?」と機内乗客に問いかける。 すると“旅客機を操縦したことはないが、グライダーならあるぞ” こう言い出したのは都差と言う髭にサングラスの一見怪しげな男だった。 腰の痛みから手術を受けたが、術後の経過が思わしくなく、国内での診療をあきらめロシアの権威ある呪術師に診断を仰ぐためモスクワへ向かう機内で事件に遭遇したのであった。  
腰の痛みと戦いながらようやくコックピットへ移動をしたものの、最新の操縦席はノンエンジンのグライダーとは程遠かった。 しかし、今更引き下がれない。 とりあえずヤケクソ交じりに消火器の泡をくすぶっていた計器類にぶちかました。 その間にも大きく機体は揺れている。

乗客は死を覚悟するものも増え、ミスズがいや・・ミミズが這うような字で遺書を書いていた
「どうか・・・死ぬまでに一回でいいから100点取りたかった」 由芽が泣きながら書いていた。
「死ぬまでに・・・死ぬまでに・・・あと一杯だけビールを飲まして下さい」朗子であった。
「これが飛行機ではなく船だったら私が操縦するのに・・・」千兆は寝言でつぶやいた。

機首は沖縄本島の南20キロほどの海上へ着陸を試みることとした。
本当は那覇空港や米軍基地に着陸したいところだが、なかばコントロールを失った巨体を町中へ向かわせるにはあまりにもリスクが大きすぎるためである。 とはいえ無事に着水できる保証など何もなかった。 ただ、アンダビルにとっては米軍海兵隊所属の特殊救護チームのサポートを受けられることが唯一のより所なのだ。

沖縄本島が前方右手に見えてきた。本島最南端の姫ゆりの塔も確認できる。相変わらずダッチロールは続いている。機体後方では小さな爆発音もあり、予備のバッテリーから出火しているようだ。 ますます操縦コントロールが利かなくなる。 すると前方左手に並走するヘリが2機現れた。
オスプレイのようだ。左右に分かれ並走する。 
何回目かの大きな揺れで左翼が水面を擦った。今度は右翼だ。機首が着水したかと思うとしりもちをつく。まるで紙切れのようだ。 するとここで都差が逆噴射をぶちかました。 機体は一気にスピードを落とし水面に頭から突っ込み大破した。 機体は真ん中でぽっきりと折れ、後方から出火を伴っている。散乱する荷物や遺体の数々。阿鼻叫喚の世界がそこには広がっていた。

当局の調査によると、死者は200人以上に上った。 いや、むしろ負傷はしたものの生存が確認された乗客数の方がはるかに少ない。 中には高橋吹季のように座席にめり込んでしまい埋め込み型自動販売機化したためこれがクッションとなり助かったものもいた。 
犯行を企てたザッキー、ジャイアント、デーブは人物を特定できないほど遺体の損傷が必要以上に激しかった。 これはCIAにとっては都合のいいことであった。いやむしろ・・・何らかの意思が働いていたのかもしれない。
しかし・・・主犯であるアンダビルの姿はなかった。 生存確認も負傷確認もされてない。
そしてもう一人・・・窪の姿も見当たらなかった。 また、着水後にいち早く現場にいた、いや、並走していたオスプレイも確認されていない。 この二人は一体どこに・・・・・・・・

病院に搬送される負傷者の一人朗子が取材陣に向か大声でコメントしている
「キィ〜〜〜〜〜!なんなのよ!!いいかげんにしなさいよ〜〜〜〜ビールまだア〜〜〜〜!」

二人の行方は一体どこへ・・・
今秋、新たな展開を迎えるドラマが、いよいよ来年の直木賞受賞に向かいスタートします。
こうご期待!!


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