めぐの青春の日々。
めぐのドタバタな日々。のぞいてみちゃってェ☆
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2004年12月
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最新の絵日記ダイジェスト
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2004/12/27(月) 星になれたら・・・。
夜中に目が覚めて、携帯を見たら、後輩からメェルが来てた。嫌な予感がした・・・。・・・的中だった・・・。
めぐの担当さんが亡くなった知らせだった。

こんなはずじゃなかった。年が明けたら施設に帰れる予定だった。でも、めぐはメェルを見て「龍ちゃんが亡くなった。」ってすぐ思った。めぐの担当は3人ともいつ亡くなっても、急変してもおかしくないけど、メェルの内容を見る前に「龍ちゃんだ。」って思った。

龍ちゃんは施設に入ってて、身寄りがまったくなかった。
だからお見舞いも誰も来なかった。施設の人も来なかった。
見た目、おばぁーちゃんみたいな綺麗な顔してる龍ちゃんは、けっこう人気だった。
しゃべることも、笑うことも、自分で体の向きを変えることも忘れちゃった龍ちゃんだけど、ご飯はじまったらパクパク食べて、自分で蓋開けようとしてた。
始めっから「看取り」体制で入院してきた龍ちゃんだったけど、すっごく元気になって、めぐはうれしかった。
1回だけど、車椅子で散歩もできたし、寝たままだけどお風呂にも入れた。
すべてが順調だった。。。

朝、病棟に行って、カルテを見た。
だんだん食事量が減ってた。めぐが夜勤をやった昼間から。
記録には「飲み込みが悪い」って書いてあった。
26日の夜、急に呼吸状態が悪化して、個室に移動してすぐアレストになったって。。。
誰もいない、ひとりぼちで龍ちゃんはお星様になった。

入院時からドクターは龍ちゃんのひどい貧血は体のどこかに何らかの異常があるからだって言ってた。
最初っから、「亡くなったら病理解剖する」って言ってた。

龍ちゃんは一晩、暗くて寒い霊安室にいった。
後輩が「一人ぼっちでかわいそう。」ってメェルくれて、涙がでた。

昼に解剖が終わった。届け物をもって、めぐは初めて解剖室に入った。解剖の結果、龍ちゃんの死因ははっきりせず、全身の極度の衰弱と、急性肺炎だった。龍ちゃんの体は痛々しかった。
霊柩車に乗せられた龍ちゃんは、ストレッチャーの一回りも二回りも小さかった。

「おつかれさま。」
「めぐは龍ちゃんの担当でよかったよ。」


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