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2005/11/04(金)
生きるということ。
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今日は日勤!
めぐのだぃすきな患者さんについて・・・。
その患者さんはガンの末期。でも、本人は知らないんだ。 ガンとはね。何かの病気だっていうのは知ってるけど・・・。
今回で4回目の入院で、ナースとも顔馴染み。けっこうおしゃべりが好きなかわいぃおじぃちゃん。
毎回、お腹痛くて来るんだけど、ステントっていう管を入れ替えて退院してたんだ。 今回もステントの入れ替えは大成功☆ でも・・・黄疸がすっごく進んでて・・・。 目も身体もすっごく黄色くて・・・・。 「今回は帰れない」って先生が言ってた。
今日、そのおじぃーちゃんとゆっくり(でもないか?)話したんだ。 「もう1回、帰りたい。もう80まで生きて未練なんてないけど、1回きりの人生だから、好きなとこに帰りたい。」って泣いてた。 病院嫌いで、病気なんかしたことなくて、でも、担当医のことはすっごく尊敬してて・・・。
めぐね、先生に言ったんだ。 「検査データが悪いのは知ってる。状態が悪いのだって見れば分かる。でも、ターミナル(末期)なら、できるだけ望むようにしてあげたい。だから、1回帰そうよ!」って・・・。 はじめは「無理。」って一点張りだった先生も、患者さんと話して、家族に電話して、日曜日の退院を決めた。
次の外来は11日。その日に入院になるかもしれない。 でも・・・めぐは本当にだいすきだから、来て欲しくない。 会えなくなるのは寂しい。 でもね・・・来たらもぅ最期だよ??
今回の入院時、先生は「餅を食わせてやりたい。」って言ってた。あたしも、年を越させてあげたいって思った。 でも・・・きっと無理なんだ。 ならば少しでも好きなことして好きなとこに行ったほうがいいじゃん。
幸い、今のところ痛みはない。 だから、今だから・・・。
11日めぐは日勤です。 もし、おじぃーちゃんが入院してくることがあったら、どんなことをしてもめぐがその入院を受ける。
「死」が多い場所に勤めているけど、「死」に慣れることはない。 泣かなくても毎回ココロは泣いてるし、「死」がめぐは怖い。 でも、最期まで担当ナースとしていたいってココロから思うよ。
北田さん、退院おめでとう。 風邪に気をつけてね。
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