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2006/01/09(月)
あいのり
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先月のクリスマス、NYの地下鉄ストライキにはほんと こまった。こまったが、楽しいこともあった。 つかまらないタクシーにいらいらして、デパート帰りの 老婦人にたのんで無理矢理あいのりさせてもらった。 その大きなバッグ(折りたたみ三輪車が入っている)持ちます から・・・「ブロードウェイをまっすぐだからいいでしょ?」 普段ならあり得ないかもしれない、用心深いNYでは。 昔、上海で不法労働者と間違われ「日本人」と言っても 聞き入れてもらえなかったことや、マドリッドのティルソ・ デ・モリーナでペルー人と間違われ警察に連れて行かれた ことを思い出した。あのときから思えば今は身なりが良くなった のだろうか?それとも哀れな観光客だったからだろうか? まぁ、後者だろうなぁ。 翌日はインドのリキシャーのような人力タクシーに乗った。 チャイナタウンから58st. までは厳寒の地では辛いのだ。 しかし今度はユニオンスクエア辺りで、あいのりさせてほしい という若いドイツ人がやって来た。コロンバスまで行くらしいので OKした。 ところであまり寒いと涙目になってしまう僕は、見知らぬドイツ人 と肩を並べリキシャーに乗りながら涙を滲ませ、マンハッタンを 北に向かっている。相当変なシチュエーションであるが。
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