変な日記帳
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2004/07/31(土) 行ってきました。
こんばんわ。
ホントは昨日書くつもりだった日記、今日書かせて頂きますね;;

えと、一昨日、宣言通りボランティア行ってきました。
母が弟の家庭訪問をずらしてもらうよう、先生に頼んでくれたので。
隣の県とは言え、電車で福井に着くまでに1時間半かかってしまいました;;
駅の東口からバスが出てることは、ネットで調べてわかってたので、
そこから無料バスに乗って災害センターまで行きました。
バスに乗ってる時から、道路が泥だらけで、ここが被災地なんだということを、
知らしめてくれました・・・。
センターに着くと、受けつけを済ませ、班に分かれました。
私の班は5人で、私と母以外は全員男性の方でした。
そして私達はシャトルバスに乗せて頂き、依頼を受けた家へ向かいました。
あ、依頼というのは、災害センターに電話をした、という意味です。
電話をすると、ボランティアの方を頼む事ができるんです。

私達がその家に着くと、奥様が待っていらっしゃいました。
家へ入れてもらい、その光景に衝撃を受けました。
床板が全て取り払われ、その下には高さ5・6センチはあるだろう泥が・・・悪臭もします。
床板が取り払われたと言っても、骨組はまだ残っているので、
大きなスコップでは泥を出すことが出来ません。
小さなスコップや、くわなどもできるだけ使って、泥を土のう袋へと詰めていきました。
その土のう袋は、そのまま置いておいても困るのでトラックへ運んでもらうのですが、
そのトラックまで袋を持っていくのが地獄でした。
恐らく、1つ3〜40キロはあったかと思います。
それを骨組の間を歩き、なおかつトラックの荷台の高さまで持っていかなければならなかったので、
本当に酷かったです。
・・・しかも母が自分で持てないからと、私にどんどん回してきたので・・・。
正直、あの時母を恨みました・・・。(−−;

疲労はピークに達し、水分補給をしに行きました。
時計を見ると、まだ1時間ほどしか経っておらず・・・。
被災地の方々の苦労を垣間見る事が出来ました・・・。
奥様は、こんな作業を19日からずっと一人でやり続けてきた、と言うのです。
それを思うと、力になれない自分の情けなさに涙が出てきました。
それでも、奥様はありがとう、と言い続けてくださいました。
その言葉は、本当に心にしみるものでした・・・。

作業も一段落し、昼食を取る事になりました。
私達は弁当を持ってきていたのですが、奥様は買ってきてくださいました。
そこでは頂きませんでしたが、家で夕食として大事に食べさせて頂きました。

昼食を食べ終わると、作業を再開しました。
ほとんどの所は終わっていたのですが、大工さんが床板を外して、
最難関の場所が明らかになりました。
洗濯機が置いてある所です。
物凄く部屋が小さく、床下で区切られてしまってるので、キツいんです・・・。
それを見た瞬間に、大学生のお兄さん、『これはイジメだろ・・・』とおっしゃってました;;
そこもせっせせっせと泥を出していったのですが、
そうしても奥の方は取れず・・・。
困っていると、奥様が現れ、なんと潜って行かれました;;

しばらくして、帰る時間になりました。
電話でシャトルバスを頼み、待っていると奥様がお茶を運んできてくださいました。
あの美味しいお茶の味は、一生忘れないと思います。

バスが来て、帰ろうとしているときにも、奥様はずっと「ありがとう」と言い続けていました。
私は、『こちらこそ、ありがとうございました』と言い、帰って来ました。
センターに着くと、着替えを置いてあったので、それに着替えさせて頂きました。
見ると、私は泥だらけでした。
意識して、泥だらけになったわけではありません。
必死に作業をしていて、そうなったのでした。
それでも私は、その泥が、勲章のように思えてなりませんでした。

長々と書き綴ってきましたが、私がこれを通じて思ったことがあります。
『ボランティアは、何かを与えるのではなく、何かを分け合うものだ』と。
本当に大変だと思うのに、私達に優しくしてくださった被災地の方々に、
心から感謝を申し上げたいと思います。
機会があれば、またボランティアをしてみたいと思います。

福井の方は、まだボランティアを募集しているそうですので、
時間がある方は、是非参加してみてください。
きっと、何かを得られるはずです。

今日の日記はこれにて終了です。
ではでは。


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