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2015/03/20(金)
二十日の夜転寝してたら見たちょっと切ない夢
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とある姉妹と父親と犬の話 日本はある国と冷戦を繰り広げていたがそれも終わりすっかり友好国になってて至る所にその国の人が観光客としていた。 父親はある事がきっかけでその国を憎んでいてその国の人を見るだけで切りかかっていきそうになるくらいだった。それでも父親は我慢をして下を向いて体を震わせながら歩いていた。父親もその国の人皆が酷いとは分かってはいたのだ。 やがて家の前に着くと父親は背中を丸めて家の中に入った。厳しく真面目な父親があんなに弱ってるのはなかなかどうして辛いものがあった。
妹「お父さんすっかり元気がないね。」 姉「ペロがしんでからずっとだね。」 妹「ペロのこと可愛がってたもんね。」 姉「あんなに動物嫌いだったのにね。」
ペロは家にいた細い体に猫のように丸い目ととがった耳と細長い尾をした黒い犬だった。 はじめは難色を示していた父親が最終的にもっとも可愛がっていた犬が最近事故で死んだのだ。 妹がいくら自分もペロに会いたいと泣いてもかつてのペロの幻が浮かぶばかりで戻ってはこなかった。
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