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2005/02/28(月)
ぽん太ヘ。
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お前が眠りについたときから、一週間が経ちました。 今、どこにいますか? 持たせてやったお菓子や牛乳やお肉やお魚、一気に食べてないですか? またお腹壊すといけないから、ちょっとずつ食べるんだよ。
思えばお前は本当に赤ちゃんだったね、ずっと。 お前に出会ったのはもう10年以上前で、お前は先輩に連れられて学校に来てた。 まだ生まれたばかりで、新しいご主人様を探してました。 音楽室で初めてお前を見たとき、あまりに可愛さに、やーちゃんはお前のママになろうと思ったんでした。 何か宇宙人みたいなお顔しちゃってて、み〜み〜鳴いてたね。 学校から帰ってきてかばんの中からお前を出すと、お前は机の上でぴょんぴょん跳ねてた。 かばんの中が、いつしたのかわかんないお前のおしっこで濡れてたのが印象的です。
そのときすでにやーちゃんの部屋で一緒に暮らしてた、お前より半年くらいおねえちゃんのきゅうと、 お前はすぐに仲良くなりました。 嬉しい反面、ちょっとヤキモチやいたりもしてたんだよ。
お母には最初返してきなさいってゆわれたけど、どうしてもお前と離れがたくて、強引にお前はうちの子になりました。 哺乳瓶にお前のミルクを作ってやってあげると、最初は抱っこされて飲んでたのに、 そのうち一人で自分と同じ大きさの哺乳瓶を抱えて飲んでました。 ほんとあの頃からお前はがっつきでした。
赤い、鈴の二つ付いたお前の首輪は、小さなお前の体にはまだ大きく、 元気に走り回ってるうちにいっつもたすきがけになっちゃってました。 ほんとかわいかったです。
それからしばらくして、きゅうのお腹が大きくなり、お前のジュニアたちが生まれました。 たぁぽんとくろぽんの『ぽん』は、ぽん太の『ぽん』なんだよ。
子供たちが少し大きくなると、きゅうは子供たちをほっとくようになりました。 まだ甘えたい年頃の子供たちを、お前は一人で一生懸命面倒見てたね。 やーちゃんはひどく感心したもんです。
お前の面白いエピソードはいっぱいあって、思い出すだけで笑っちゃう。
やーちゃんがお風呂入ってるとき浴槽のふちで遊んでて、いきなり滑ってぽちゃんとお湯の中に落ちちゃったとき。 真顔で浴槽を上ろうとしてつるつる滑ってる姿は忘れられません。
抱っこしてると電灯の紐で一生懸命遊んじゃう姿。 ねじった紙くずでず〜っと遊んでる姿。 食べ終わったお菓子の袋を頭にかぶって振り振りする姿。 食べ物を見ると見境なくがっつく姿。 昔は、やーちゃんとお母以外には、すぐに威嚇してたのも可愛かった。 そうそう、やーちゃんのだんな様に懐いてくれたのがうれしかったなぁ。 お前は気が弱くって臆病者だから、他の人には決して気を許さなかったのに、お兄ちゃんにはすごく頼ってたよね。 ほんと安心したもんです。
そうだ、お引越しのとき、表に出て車へゆく途中ですでにおしっこ漏らしちゃってたのも笑えたなぁ。 ほんと臆病なんだから。
やぁちゃんがお兄ちゃんと暮らし始めて、一つのお布団で三人でずっと寝るようになったね。 お前はいつでも真ん中で気持ちよく寝ちゃってた。 でも、やーちゃんたちがいちゃいちゃするときは、お前は気を使ってお布団から出てたね。 ほんと気が回る子だなぁ。
お前をいじめてたくろぽんをお風呂に入れてたとき、くろぽんを心配してたのもすごい印象的。 たぁぽんが病気のとき、一生懸命面倒見てたのも。 ほんと優しくて頭のいい子。 さすがパパさんだね。
やーちゃん、お前が手離しに甘えてくれることに、ほんと救われてました。 お前の可愛さ、優しさ、純粋さ、無邪気さ、お馬鹿さ、全部に癒されてました。
やーちゃんの子になってくれて、ありがとう。 一緒の時間を過ごさせてくれて、ありがとう。 やーちゃんを好きでいてくれて、ありがとう。
また、お前と会える日まで、やーちゃんも頑張ります。 それまで待っててね、先に行ったりしないでね。
お前が不自由なく暖かい光の中にいれますように。 お前を苦しめるものが、どうか何一つありませんように。
大好きなぽん太ヘ。
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