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2004/10/18(月)
最終バス
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今朝は若干雲があるものの、いい天気だった。 通勤途中で空を仰ぎ見ると鱗雲と絹雲が空高く浮かんでおり、秋の風情を感じる。
今日は最終バスでの帰宅だった。 まだまだ人波の絶えない地下鉄の駅と対照的に、終バスを待つ人は10人程度でひっそりとしている。
程なくして、表示幕に終バスの紅い灯を点したバスがやって来た。 終バスの紅い光は、夜汽車のテールランプの様に寂しく感じ、普段よりも閑散とした車内と合わせて、別の乗り物の様な雰囲気を漂わせている。 これが真っ暗な山中の停留所に現れたなら、一瞬この世のものかどうか確信が持てない事もあるのではないかと思う。
停留所3つ分の幻想行路を走り抜けて、帰宅したのはもうすぐ日付の変わる頃でした。
帰宅してお土産に貰ったザクロを食後に食べてみる。 爽やかな甘酸っぱい汁が口の中に広がり、しばし山野を思い浮かべた。
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