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2005/10/20(木)
アクアリウムと月光と
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今日は繭さんにモデルをお願いして、海遊館で撮影。
水族館の水槽の仄かな灯りで撮るというのは先月沖縄に行った時に思いついて、繭嬢との調整で今日ようやく実現した。
海遊館の水槽は予想していたより暗く、ピントも合わないはブレるわで難しいものだったが、いろいろ判った事も多かった。
それでも繭嬢の協力のもと、当初描いていたイメージの写真が撮れて充実感があった。 ゆっくりと撮影に時間をかけたので、夕陽を海遊館内の喫茶店で眺める時刻になってしまった。 繭嬢を送ってから、月が綺麗だったので少し遠回りして帰る事にする。 海沿いのルートでなく、北上して山陽自動車道を目指す。
山の中の道は時間の割に交通量も少なく、一級河川の水面に月の光が反射して幻想的な風景の中、車を走らせていく。
山陽自動車道に入ると、より一層交通量が減り、前後に走る車の姿も見えない。 街灯すら見えない山の中を、広い道路は緩やかに登り・下り・カーブしながら東へ伸びていく。 妙に明るく輝く月に導かれる様に車は走り、誰かの読んでいる絵本の中の一場面に居るんじゃないかと思ったりする。 青く浮かぶ山並みに、さっきまで撮っていたアクアリウムのシーンを連想したりもする。
やがて神戸ジャンクションで中国自動車道と合流して、交通量が多くなって絵本の世界から抜け出す。 帰宅後、空を見上げると、私を導くように東の空に見えた月は、頭上近くに架かっていた。
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