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2005/11/11(金)
I think ・・・ Don't think! Drink !
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朝から今にも降りそうな空模様。 昼からの降水確率も50%を越えているので、予定していたロリータさんの撮影を中止。 昼過ぎ頃まで、ユルユルと時を過ごす。
夕方、今日も近所の映画館へ行き「ステルス」を観た。 ネットの掲示板の、SF小説家の神林長平や雪風のスレッドでひと時話題になっていたのを思い出したのだ。
この映画館では今日で最終日なのと、最終上映のうえ雨が降っていたせいか観客が居なかった。 私一人の為に映写機が回り、映画が上映された。 完全入れ替え制で座席指定だから、私が来なかったら上映されなかったのだ。 ・・・なんだかとても気分が良い。
映画はハリウッドの脳天気アクション娯楽映画だろうと思っていたら、設定も破綻する事無くストーリー的にも楽しめた。 それに何より神林長平ファンに嬉しいのは、戦闘妖精雪風を実写化した様なテイストがあり、この小説で書かれたシーンを再現した様な場面が多数有った事。 機体のデザインも似ている気がするし(約20年前に出版された文庫版の表紙のやつ、最近再販された「改」の方ではない)、無人機が飛行中にスピンして後ろについた敵機を機関砲で打つ場面も同じだ。 映画に出てくる巨大な空中給油用の飛行船は、雪風に出てくる空中基地を連想させる。 無人機が軍のホストコンピュータや監視衛星等にアクセスして情報を処理する所も、まさしく雪風だ。 映画の脚本家が、雪風の原作を読んだのかもしれないと思う程、私の中で脳内変換して雪風の外伝としても楽しめる映画だった。
雪風脳内変換抜きにしても、細かいところまで作り込まれたいい映画だった。 いい映画は大概印象に残る台詞がある。 この映画のバーでの台詞が印象に残っている(それも英語で)。 「俺、考えたのだが・・・( I think ・・・)」 「考えるな! 飲め! ( Don't think ! Drink ! )」 なんだがカッコいい。
これ、DVDが1980円で出たら買ってしまうだろうなぁ・・・ とりあえず、戦闘妖精雪風の小説を探して読み返してみよう。 けっこう古い小説だから、どこへしまったっけかな・・・
<一日一撮> 雨の夜の映画館 ・ 草津シネマハウス
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