YOHのしゅうまつ日記
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2005/07/07(木) 遠い再会
 織姫は、こと座のベガ。
 牽牛の人は、わし座のアルタイル。
 この2人が、天の川を越えて逢瀬を行う日だったりします。

 これに、白鳥座のデネブが加わって、夏の大三角関係と呼ばれていたりはしません。
 教科書では夏の大三角形と呼ばれています。

 少年達がまだ、夜空を見上げて宇宙に想いを馳せていた20年程昔、まだSFという文学のジャンルが存在していました。
 その星空は、いつの日かカーク艦長がエンタープライズ号で探査するスタートレックの世界に繋がっていると信じていたっけ・・・

 少年達が星空を見上げなくなって程なくSFは死んでしまい、アニメとオタクに取って変わられてしまいました。
 もう未来を語れなくなった世の中はSFを必要とせず、周りに壁を築いて閉じこもるオタクの世のなかになった。

 そんな7月7日の七夕の夜、風水嬢にモデルになってもらって、近所の高架下で撮影を行った。
 夜間の屋外は経験が殆んど無いので、撮った写真を見ると課題だらけの結果となってしまった。
 ピントが合っている写真が少ないのも考えものだった。
 街灯の光源の位置から考えてフレーミングしないといけない様だ・・・

 撮影終了後、風水嬢を送って帰宅して、いつも巡回しているネットの掲示板にドラマ「電車男」のオープニングがアップされていた。
 ネットが生んだオタクの純愛ストーリーのドラマ化の第一回が今日だったらしい。
 
 オープニングは途中からアニメーションに変わるのだが、それを見て驚いた。
 アニメオタクに受けるであろう美少女が出ているが、そんな事では驚かない。
 描かれている電車の描写が細かく、鉄道オタクも喜ぶ(特に30代が喜ぶ電車だったりする)だろうが、驚く所ではない。
 このアニメの意味が判るのはごく一部の人間だろう。
 私は死人に出会った様な気がした。

 時は1983年。
 今から20年以上昔、SFファンが大阪に集って開催された大阪SF大会、通称DAICON(ダイコン:大阪SFコンベンション)4のオープニングフィルムのパクリだったのだ。
 どうやらこのドラマのスタッフは、このドラマの当事者も知らない過去の亡霊を引っ張り出してきたのだ。
 なのでオタクにも訳わからんオープニングになってしまっている筈だ。
 死んでいるモノは、ゾンビにしてはならない・・・

 でも、少しばかり嬉しいと感じたりもする。
 電車が通った後に荒涼とした荒野が緑に変わっていくシーンは、スタートレックのジェネシス弾が元ネタだ。
 ・・・なんて昔話を始めるのは歳をとった証拠だろうか。

http://www.gainax.co.jp/hills/anno/gallary/img/daicon4adsl.mpg
完全版はこっち↓
http://www.catsuka.com/interf/bideo/amateur.htm
Daicon 4 Part 2 をダウンロード後解凍


<今日の撮影> 
 


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