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2004/12/23(木)
暴威列伝〜3話〜
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こうして5月に活動を開始し部内バンドとしては異例の4本というライブ数をこなしある意味満を持した状態で学祭シーズンを迎えていくことになる。 この時期から俺は山にこもり始めることになる…。
また多少の脱線話になってしまうがこの暴威列伝は脱線上等という感じで進めて行こうと思います。 「山」。これはつまり地元の山の上にあるゴルフ場のことである。人里とは離れておりゴルフ場の中の小屋で練習していた。この小屋には自販機が完備されており電気も使い放題だった(やってることは不法侵入&盗電=どT)。この頃エスカーゴという二人組みのアコースティックデュオにはまっていた俺はこれを現BRIDES OF IMPACTのギタリスト、マサヤくんとともにコピーをすることを決意する。この時期俺は度々横浜駅の西口でストリートライブを行っていた。そしてギターの方ではB'zのコピーを始めていた。「俺にもB'zが弾ける!!」と半ば勘違いしながら意気揚々としていた。 エスカーゴコピーデュオは「SAKAE区」というユニット名がつくことになる。練習は週4回ほど行っていた。つまりこもりっぱなし。この頃初めて耳コピというものをした。楽譜がなくても曲がやれることを知る。練習は順調に行われ曲数は7曲に達していた。練習のたびに録音をしていていい音源が残っている。 あと実はFOR WORDSのまっつぁんとエスカーゴの練習をしたことがあった。シーガル前で演奏した。
途中列伝でもなんでもなくなってしまったが話しに戻っていきたい。学祭は軽音でこの2バンドとフェアウィンの人達とやっていたBON JOVIとSADSのコピーで外ステにでることになる。
暴威はJUST入りもし本番の準備を万端にしていた。
暴威はかなりの実績を残してきたと勝手に思っていた俺は学祭でかなりのポジションになるんじゃないかとても心躍らせていた。 しばらくして順番が発表されると2日目の10バンド目だった。非常にたいがいではあるが俺はこのときこの順番に対しまあまあかと思っていた。 しかし予期せぬ出来事が発生することになる。
順 番 変 更。
暴威は2日目の5バンド目になってしまう。しかしここからが伝説の始まりだった………(笑)
暴威の出番は5バンド目であるからちょうど中だるみの時間帯で人は余り入っておらず10名程しかいなかった。 ところがライブが始まると徐々に人が増えていった。どんどん増えていった。しかも一般客っぽい人達ばかり。俺はステージで踊り定番の拳上げをしながら歌っていた。さっさんは上半身半裸の状態でボディペインティングをして出演していた。見た目からぶっ飛んでいる。これも確実な正解例だったのだろう。 IMAGE DOWN→Plastic Bonb→Marionette→B.BLUEの順で演奏を行った。ラストの曲が始まる頃には部屋は満席になっていた(信じられない事態。まさに奇跡)。60〜70人は見に来ていたんではないかと思われる。 そしてMCで「次でラストでございます」というと会場がどよめいた。「あれだ。あれが来る」。我々のことを知っている人はそういっていた。そう当然ラストは「DREAMIN.」。「この曲は関係ない人もバンバン拳を挙げてください」といい曲スタート。まさに笑いと拳上げがやまないライブであった。 会場は最高に盛り上がり俺は今まで味わったことのない高揚感に包まれた。ライブは本当に最高だと思った。俺は両手を大きく広げていた。そしてすぐにステージを降りた。会場は凄い熱気になっていた。1番盛り上がったという声が色んなところで発生していた。そして一般客っぽい人達はみんなうちらが終わると帰ってしまった。まさに奇跡としか言いようのないライブだった。 このライブである意味確固たる人気?を獲得することになる。 奇跡に感謝し学祭シーズンを終えることになる。この先も馬鹿なことばかりをやっていく暴威。更なる不祥事やアクシデントが暴威を待ち受けていた。続く…。
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