keisuke's column
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2005/01/04(火) テクニカルプレイ
テクニカルプレイいわゆる速弾きについて書いていきたい。

俺の考える上ではテクニカルプレイには4つの奏法がある。

ハイスピードフルピッキング
タッピング
スウィープ
レガート

まずフルピッキングから解説していきたい。まあ字のごとく一音一音をピッキングで弾いていく方法である。弦移動を多く含む場合やストレッチプレイ、運指のパターンが複雑だと非常に難しいが単純なフレーズでも速く弾くことができれば様になる。2〜3パターン会得すればそれを応用するだけで十分見せることが出来ると思う。
またハイテンポでの6連譜などの超高速ピッキングなどは非常に困難を極める。ドリームシアターのジョンペトルーシやイングウェイ、ソナタアークティカのヤニーのプレイを参考にしてもらいたい。
自分は数パターンを応用させているがそれを使いアドリブでやっている場合もある。
この奏法で鍵になるのはどれだけ1音1音の音粒をそろえることが出来るかである。右手と左手のタイミングも重要である。ぐちゃぐちゃに弾くくらいならやらないほうがいい。
ちなみにフルピッキングの応用でスキッピング(飛び弦速弾き)という奏法があるがこれは非常に難度が高い。ポール・ギルバートやシンフォニーエックスのマイケル・ロメオがよくやっている。
ちなみに陰陽座の邪魅の抱擁のギターソロはこの奏法を使用している。

タッピング。これはピッキングはせずに右手の指でのハンマリング、プリングで音を出す奏法である。いわゆる一般的にライトハンドといわれているものが主流である。非常に離れた音などもフレーズに取り込むことが出来かつ非常に高速にプレイすることが出来、見栄えも良く華のあるテクニカルプレイといえる。このプレーの鍵はいかにテンポにあわせてプレイすることが出来るかである。どのプレイでもいえることだが特にこのプレーにおいては重要であるといえる。
ライトハンドにも大きく分けて3種類の大きなパターンがある。

左手がハンマリングする奏法
左手がプリングする奏法
開放弦を絡めた奏法

どれも多少変わったニュアンスがでていて面白い。
シャムシェイドのDAITAやドリームシアターのジョン・ペトルーシ、スティーブ・ヴァイ、ジョー・サトリアーニなどが多用している奏法である。
この奏法は自分はかなり得意としている。
またタッピングにはギターのフレットを鍵盤のように扱うボスハンズタッピングという奏法がありこれは規則性を持たないパターンも多く非常に難度の高い奏法である。ラウドネスの高崎晃やDAITA、スティーブ・ヴァイなどが使用している。

スウィープピッキング。これは弦をストロークするように弾きその間に指をストロークと同じスピードで高速移動させ1音1音、音を出し流れるようなフレーズを生み出す奏法である。非常に難度が高く会得するのは困難であるといえる。
この奏法を多用するアーティストはジョン・ぺトルーシ、イングウェイ・マルムスティーン、スティーブ・ヴァイ、DAITA、ジャンヌダルクのYOUなどである。
練習する場合まず3弦を使用するショートスウィープから練習した方がいいだろう。このショートスウィープ上達させることが5弦スウィープや6弦スウィープ上達の近道といえる。なぜかといえば結局どれだけの弦をスウィープで使用しても上3弦の動きはショートスウィープと同じだからである。
このプレイで鍵になるのはどれだけ1弦1弦のミュートをしっかり行い1音1音を綺麗に出せるかである。音を出す弦以外は音を出さないようにするわけだが音を出し終えた弦にはそのまま指をおいてしまう意識でやるとうまくいくかもしれない。とにかく難しい。
またスウィープの途中にスライドを使用しスウィープのレンジを広げる奏法やスウィープで上がりきったところでライトハンドをしてその後スウィープで戻ってくるスウィープ&ライトハンドなどが応用の奏法に当たる。
これはやはり難度が高いがスウィープ自体を会得していれば意外に出来る。
この奏法をよく使用するアーティストはポール・ギルバート、陰陽座のカルカンなどである。

最後にレガート。この奏法は弦を最初の1音だけピッキングし後はスライド&ハンマリング、プリングまた現移動の際にタッピングを使用しつないでいき超高速プレーを生み出すものである。
またレガートだけをやる場合は1フレットを全弦右手でミュートしながらやると音粒が綺麗にそろう。
このプレイで鍵になるのはハンマリング、プリングがどれだけ強力に出来るかとスライドのアップダウンがしっかりできるかである。このプレーは音粒をそろえるのが非常に難しい。
このプレー行うギタリストの代表は間違いなくB'zの松本孝弘である。あの流れるようなレガートは圧巻でB'zの曲のソロの大半に出現する奏法である。ポール・ギルバートもこの奏法を得意としている。

テクニカルプレイはソロの感情的なプレーがうまく出来るようになった上で+αとして練習するのがいいだろう。
簡単なフレーズでも綺麗で素晴らしいフレーズはいくらでもある。逆に簡単であればあるほど感情的な表現の技術が必要とされるといえる。感情的なプレーには魅力があるし簡単なフレーズでもそれを完璧に弾くことができればそれは素晴らしいプレイといえると思う。
これが出来た上でテクニカルプレイをかませば俺からしてみればもうたまらない状態といえる。テクニカルフレーズにも人をひきつける魅力がある。
それをどういかしていくか、見せていくかは個人の技量とセンスの問題である。
これからも精進して技量を上げていきたい。


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