|
2005/09/23(金)
旬の物
|
|
|
絵手紙を始めて特に旬の物が気になるようになった、昨今は花・農作物・魚介類に至るまで旬の感覚が薄れてしまい、季節感さえ乏しくなっている、 こんなだから朝のウォーキングコースで見かける、風景は私の心を一層癒してくれる、其の空間は昔の農家をそのまま残した様で、家の前には黄金色の穂画ゆれる田圃があり、薩摩芋が一杯に蔓を広げた畠もある、 そして何より嬉しいのは、栗が茶色のイガの間から実を覗かせ、柿の実が枝もたわわに色づき始め、柘榴が紅く今にも割れそうになり、イチジクが美味そうに熟れている、そして彼岸花が真っ赤に咲き競っている、これぞ『自然、旬の空間』なのだ、こうした空間に佇むと、四季のある日本に生まれて良かったとつくづく思う、 今朝ウォーキングの途中、この旬の物をデジカメに納めさせて貰い描きたいと思いカメラを向けていると、この家の主人が枝を切ってあげようと、態々両手一杯に枝付きのものを下さった、嬉しかった、旬に会いそして親切に甘える事が出来、今朝は本当に幸せを感じた。
|
|
|
|