―思いのまま気の向くまま―
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2004/03/31(水) 庭の隅に咲く花
暖かい春の日差しに誘われるように、名も知らない小さな花まで次々と競い咲いている、そうした華やかな春の庭の、あまり日当たりの良くない隅に、ソット咲く小さな花を見つけた時、ホッとすると同時になぜか嬉しくなる、時期の訪れとともに、忘れることなく顔を出しそっと見る者を慰めてくれる、
今日見つけた「ヒトリシズカ」も、名のごとく静かに咲き春を知らせる

2004/03/30(火) 花冷え
今朝から降り続く雨にまさしく花冷えの一日になりそうです、
しっとり落ち着き心も何となく落ち着いているが、やはり雨の降る日は少々寂しい、誰かからの頂き物の花束の中に、私の知らない花があった、淡いブルーの花びらが雨の日に良くあっている、
今日は久し振りにしっとりと落ち着き、筆を進めることが出来た

2004/03/29(月) 携帯電話
最近外出する都度思っていた事は、とみに街角の公衆電話の数が少なくなった事である、無理からぬ話で街行く人ほとんどが携帯電話を持ち、あちらでも此方でも電話しながら歩いている、ただこんな風景で腹の立つことは、車や自転車を運転中の電話、電車やバス内での携帯使用である、車内放送で呼びかけ中でも止めようとせず、ひどいのは放送が始まると思い出したように架け始めるやからがいる、だからでもないけど私は今まで携帯電話は持つ気は無かった、しかし外出先から一寸電話と思っても、公衆電話が近くに無い場合が多く、不便を感じるようになった、こうしてようやく携帯電話を持つ事にした、とはいっても写メールだとか何とか複雑な機能はいらない、ただ電話を架けたり受けたり出来れば良い、そんな簡単な電話を持つ事にした、また一つ機械に振り回される、現代人の仲間入りをしたわけであるが、さてこの携帯電話上手く使いこなせるだろうか、それにしても便利な世の中に成ったものだと、妻と話し思わず二人ため息をつき顔を見合わせた。、

2004/03/28(日) 良い日
今日こそ朝からまさしく春の一日だった、何も言う事無い良い日とはこんな日だろうか、実に贅沢だと思う、
朝9時に家を出て友人の所属する写真教室の写真展を観る、其々に素晴らしい構図と色彩、写真の技術的なことは全く素人で無案内だけど、其の写真からシャッターを切った人の心が伝わる作品に出会ったとき、素人ながら嬉しくなる、何点かそんな作品を見せて貰い、次は知人の主宰する絵手紙教室展に足を延ばす、作品の一つ一つが語りかけてくれた、ただ楽しく語りかける作品から、何故かピーンと張り詰めた緊張感を感じたのは何故だろうか、私自身絵手紙に対する緊張感が欠けているせいだろうか、こんな事を考えながら次の予定地に回る、妻と友人夫婦と合流し山の方に桜を見に行った、言う事無い春の陽気に、手作り弁当で花見と洒落込む、のんびりと山の空気に触れ、春の日差しを受け、少し崩しかけた体調も何とか快復してきたようだし、全く言う事ない一日を過ごす事が出来た、

2004/03/27(土) ショッピングセンター
今日は朝から妻と二人の孫と四人で、この度オープンした大型のショッピングセンターに行ってきた、なんと其のスケールの大きい事、この地方では今まで見た事の無いものだった、二人の孫は私たちのことを案じながら連れ歩いてくれるけど、やはり少々疲れ気味だった、オープンセールの為凄い人の波、流石に全部回り切る事無く切り上げた、これといった買い物をした訳でもなく、
「車海老3パック1000円」との魚売り場の威勢の良い声に釣り込まれ買わされたのが、今日の画題となった海老である、
ショッピングセンターのスケール、そしてその人の波を見て一日過ごし、不景気と言われているのが不思議なくらいだった、ただ人出の割には買い物袋を提げて帰る人より、手ぶらの人の方が多い様に見受けられたけど如何だろう。

2004/03/26(金) Oさんの退院
昨夜教室の生徒さんOさんから電話が入った、退院したとの事、過日急の入院と聞いて、見舞いの絵手紙は出したものの、その後容態は如何にと心配していた、以外に元気な声なので安心した、
先日来私自身健康の大切さを、身を持って感じているだけにOさんの電話は人事で無く嬉しかった、
今日は朝から本当に気持ち良い春の陽気だ、久し振りに裏の畠から声がかかり、小さな花を手渡された、一つ一つが白く小さな可憐な花である、この小さな花に心癒され元気を貰った

2004/03/25(木) 枇杷
少し体調が良くないと言った為、色々の人に心配を掛けた様だ、
私は大丈夫です、考え方一つで前向きに明るく過ごせば、少しくらいの体調の悪さなど飛んで行ってしまいます、今日は朝から筆も進み、思い通りの仕事が出来ました。
処で、スーパーの棚にあまりにも綺麗な「枇杷」が有ったと、妻が買って来てくれた、勿論描くためだけど、実は彼女の本心は別にあった、岩手の孫達に送る積りのようだ、聞く所によると彼の地では、枇杷は無いとの事だ、息子が結婚後初めて二人で帰った際、枇杷を見てお嫁さんが知らなかったので驚いた事が有った、
もともと枇杷の旬は夏だと思うが、今日の枇杷は鹿児島の温室産となっていたので納得はしたが、温室での栽培で旬の先取りが出来ると言うのは、果たして喜んで良い物か如何だか・・・
ちなみに描き終わった枇杷は待ち受けた妻の手で直ちに荷造り、
速郵便局にて送り出したのは言うまでも無い。

2004/03/24(水) 生かされて
時折ふと思う「元気っていいな」「今日一日元気で過ごした、明日も元気で過ごしたい、」
普通健康体の人はこんな事改めて思う事は少ないと思う、ただ年を取り、時折自分自身の体力に不安を覚えるようになったら、必ず念頭から離れなくなるのが、「元気、」「健康、」と言う事だ
中年になり仲間が集まると、必ず話題は健康の事、身体が健康である為には、先ず心の健康を保たなければいけないと思う、心が病んでいたら身体の元気は得られない、そして忘れてならないのが、「生かされている」と言う事だ、自然に・周りのもの総てのものに、育まれ生かされているという事を忘れないで、感謝する心を持っていたいものだ。

2004/03/23(火) 庭の隅にも春
昨日は色々と有って雑記帳に書き込みが出来なかった、人間体調が良くないと心まで萎えてしまう、また心が元気でないと体調に必ず反映する、やはり心身とも元気が一番と感じた日だった、
今日は大丈夫、朝から好調で筆もどんどん進んだ、
ところで今朝の事、まさしく猫の額ほどの庭に出てみると、隅の方に小さな花ニラの白い花が、数えてみると九つほど開いてた、
この時期になると毎年ソット優しく顔をそろえる、いかにもこの花らしく庭の隅で、遠慮がちに咲く姿に、つい「お帰り今年も帰って来たんだね」と声を掛けたくなる、
こうして我が家の庭の隅にも春が訪れる

2004/03/21(日) 心温まる
妻の里に彼岸参りをし、義姉夫婦に連れられて、奥出雲の八川にある「八川そば」に行った、土曜日のせいかもしれないが、本当に田舎駅のそばにある店とは思えない客で、私たちが昼12時に店に到着したが6番目待ちだった、せいぜい30分待ちと思っていたが、なんと席に付いたのは1時間半後、注文したそばがテーブルに揃ったのがそれから30分、流石の私もいささかうんざりしていた、ところが口にしたそばの「美味」食感とそばの味、出汁の具合まさに絶品、待たされた苛立ちも飛んで行った、そばの美味さは別として、其の待ち時間中に心温まる状況に会う事が出来た、未だ30才台のお母さんが、12歳くらいの子供を筆頭に四人の子供を連れて席に着き、料理の運ばれるのを待っていた、前述のように長時間またされ、子供達も我慢しきれなくなっていた頃、ようやく注文の品が運ばれてきた、見ていると子供たちは皆正座をし、それぞれ美味そうに食べていた、そして食べ終わると一番上の子が一番下の子と其の上の子を連れ外に出た、
お母さんは子供たちの残したものを、綺麗に食べながら残った中の女の子とテーブルを整頓、食器はすべてお盆の上に載せ、それが終わると周りを見回し座布団などを整頓し、静かにレジに向かった、子供たちとお母さんの態度を見ながら、本当に良いいものをみせて貰ったと、待たされた事も忘れ心温まる思いがした、
それにしてもそばを食べるのに2時間待ちとは、待つ方も待つ方
待たせて商いするほうもする方だ

2004/03/20(土) お彼岸
今年は桜の開花が何時もより早いとの事、其の開花宣言なるものを聞き、お彼岸でもある、今朝はバスで約3時間揺られ妻の実家え両親の墓参りに行く、私の両親の墓は我が家の近くにあり、先日墓掃除もしてきた、3年前までかくしゃくとして、木彫の仏像を彫っていた私の父も、ふとした事で足を骨折、それがもとで病床に付くようになり、半年のうちに帰らぬ人となった、昨夜遅く宅配便で百合を中心の花束が届いた、随分連絡も無かった遠方の知人からである、お彼岸に父の仏前にと言う事だ、早速我が家で一番大きい花瓶を出し仏前に供えた、思わぬ人からの贈り物で父もさぞ喜んでいる事だろう。
「暑さ寒さも彼岸まで」昔の人はよく言ったもの、今からは一日毎に温かくなり、花も美しく咲き競うだろう、楽しみな事だ。

2004/03/19(金) 本当の旬
店頭で筍を見つけた、早速描くために買い求め,描く前に手にとって良く観察し、其の物と仲良しになることにしているので、暫く睨めっこをして、何とかこの筍とお近づきになった積りだが、どことなくよそよそしい感じがする、やはり国産の本当の旬の物でない為か、勢いを感じられない、特に普通の野菜と違ってハウス栽培など出来ない筍は、やはり自然のままの旬で、勢いが付くものだと思う、もう少しの辛抱、やがて散歩道のあの竹薮にも、にょきにょき頭を出してくると思う、楽しみにしておこう。

2004/03/18(木) 出会いは心の宝
私が絵手紙を続ける訳は、一に出会いを求めての事だ、自分自身では「出会いの旅人」なんてきざな事を自負している、
私にとっては出会いこそ心の宝石だと思っている、現実の宝石を一つとて持っているわけではないが、心の宝石箱は入れても入れても底なしの大きさがある、一つ出会いがあるたび感謝し、次の出会いを求め続ける、なんと欲張りな事だろう、神様、仏様お許しあれ、私の地蔵を通してお願いします

2004/03/17(水) でべら
尾道を中心とした瀬戸内海の特産品「でべら」は11月頃から漁が始まり水揚げされた「出平鰈」を冬の潮風に干しあげたもの、
この「出平鰈」が「でべら」と呼ばれるとも伝えられている、又
この「でべら」は11月から3月にかけ、季節限定で販売される、
この「でべら」には子供の頃の懐かしくほろ苦い想い出がある、子供の頃私の家は、広島市内のいわゆる下町の
母方の本家の近くにあった、「でべら」が出回るこの時期、母方の祖母はよく孫たちを集め3時のお八つ時分になると、当時安価に手に入ったこの「でべら」を金槌でたたいて骨を砕き、七輪の火で焙り小さくちぎって孫達に配ってくれた、年の順に配って貰っていたが、一番年下だった私は、当然何時も最後のビリッケツ差し出す掌には何時もの事「でべら」の頭、其の都度祖母は「頭は一番美味いところじゃけぇの頭を食べたらえろう成れるんじゃけぇのぉよう噛んで食えぇよ」この言葉を私は後々まで(でべらは頭が一番美味い)と信じていた、其の祖母も私がその言葉の真意に気が付いた時には、従兄の何人かと原爆で亡くなっていた。
コーヒーフィルターに描く絵手紙も面白い

2004/03/16(火) 見てミテ
見てミテ、面白い形でしょう、昨日から今日にかけて面白い大根に遭遇しています、これでもれっきとした大根ですよ、辛大根と言うそうです、いかにも頑固親父が、その辛さをそれこそ頑固に守ってると言う感じ、おろしにするとかなり辛いそうです、生ぬるい中途半端な生活にドップリの人(私もそうかな?)たまにはピリット辛い刺激を受けるのも良いかもよ

2004/03/15(月) 出会い
スーパーで画題になる物を物色していると、長さ13センチ余りの大根を見つけた、それが添付の絵手紙でご覧のように、紅色の大根、ラリッシュの親分のようだけど、葉を見ると間違いなく大根だ、三島半島産のサラダ用に作った大根と包装紙に書いてある、品名は「レディーサラダ」とある、今日の画題決定である、
こうした初めての物、珍しい物に出会った時の私は至極ご機嫌に成る、食べての味は二の次、先ず描いて楽しい物に出会うことは実に幸せなことだ。

2004/03/14(日) 自然は素晴らしい
此処の所ようやく春が本格的に来た様日が続く、
窓から見える畠の作物も元気を出している、黄色の菜の花の傍に、優しい色の花を見つけた、丁度持ち主の奥さんを見かけたので、「その紫色の花は何の花?」と聞くと「ああ、そら豆よね、描いてならあげるよ」、気軽に花の部分を折って手渡して呉れる、少しそら豆が可哀そうでも有ったが、早速6枚ほど書き上げる、(花を付けやがて実をなす、自然は素晴らしい)の言葉を添えて

2004/03/13(土) 花の名前
花の名前は何時誰がどのように付けるのだろう、今日描いた絵手紙の花は「タイツリソウ」形から上手く付けたものだと感心する、このように形から来るもの、色合いから来るもの、色々有ると思う、中には如何考えても結びつかないものもある、何にしても花を育てる人は随分粋な人が多いと思われる、
数知れない花の名は、とても覚えられるものではないが、今まで見たことも無い花、聞いたことの無い名前、そんな花に会えるのも、絵手紙を始めたからこそのこと、これも人生の出会いの一つでもあり感謝である

2004/03/12(金) 元気大切
前回の教室で元気に冗談を言って、皆を笑わせていたOさんが、
体調を崩し入院したとの事、あれほど元気だった人が、急に病に伏すなんて,考えられない事だ、もっとも、あの長島監督でさえあのように倒れるんだもの、幸いOさんは病状は軽いとのこと、ホッとしたけど、元気で明るい人だけに驚きもした、人事じゃない、やがて明日は我が身と、気を引き締めなければならない、
Oさん、頑張って早く帰ってください、
今日の添付は、Oさんに貰った彼女が育てた大根、新鮮は嬉しい

2004/03/11(木) 晩白柚(ばんぺいゆ)
晩白柚、私の記憶の中でこいつは柑橘類の横綱曙だ、実に大きなものだ、今手元で描いているのが直径約18センチ、これはスーパーで買ったものだが、熊本の友人が時折送ってくれる物の中には、未だ大きいのがあったように思う、これを一つ部屋に置いているだけで、柑橘類独特の甘酸っぱい香りが部屋一杯に広がる、南国熊本の太陽で育った果物は、他には無い美味さがあるとか、
遠い北の地岩手にいる二歳になる孫に、是非見せてやりたい食べさせてやりたいものだ、「今度手に入ったら是非送ってやろう、其の時には顔を描いてやれば驚くかな」爺婆は少しいたずら心を出して楽しんでいる

2004/03/10(水) 土筆
今年は何時もの場所に土筆の姿が見えず、「天候のせいかな?無理も無い数日前雪が降ったんだから」と家で話していた、ところが今日買い物から帰った妻が、息を弾ませ差し出した手のひらに、土筆が3本乗っているではないか、「ようやく春を見つけたね」そう言いながらソット受け取ると、早速筆を走らせた、やはりあるべき時期にあるべきものがある、これが旬と言うものだと思う、
土筆の形、軸の弱弱しい透明な色をじっくり見て、これで今年も春が来たという実感を得た。

2004/03/09(火) 字の絵手紙
私は生来字が下手と自他共に認める字下手人間である、
絵手紙を始め下手なりに自分のスタイルを求めてきた、これで良いとは言えないが、何とか自分なりの形になったものと思っている、教室で何時も話している事だが、絵手紙の字は、上手い下手でなく見る人に読めて、心が伝われば良いと思っている、これは字下手人間の私が、自分の都合の良い方に考えた理屈かもしれない、本来私は絵手紙の文字は字を描くのでなく、絵の一部として描いている、だから字は下手でも良い、絵手紙は言葉と字と絵の三つで出来上がるものだから、それで良いのじゃなかろうか、
絵と言葉と文字に気持ちが入っていれば、必ず心は通じると思う、だから時には今日の添付の作品のように、字で絵手紙を描くことがある、

2004/03/08(月) トマト
私はトマトにはある思いがある、とは言うのは生のトマトはどうも好きになれない、それは終戦後一年経った原爆の後の焼け野原の、誰の持ち物かは判らない畠に、中間達と侵入し熟れかけた未だ青いトマトを採り、空腹を満たしていた、真夏の太陽にトマトのは生ぬるく、異様な味がしていた、しかし11歳そこそこの子供にとって味より空腹を満たすこともだが、他人の畠に入り悪さをするスリルの方が優先していた、なぜか其の頃の味が蘇り、
トマトは生で食べることが出来ない、ところが何時の頃からか、
パスタ料理を作り、人に振舞うことを楽しみとするようになった、当然のことながらパスタ料理といえば、トマトをふんだんに使う、こうして料理として火を通したものは抵抗が無い、
ついでにパスタ料理はレパートリーを何種類かもち、自慢の出来るものだ
それでも尚サラダに入ったトマトは漸く食べるが、丸かじりで食べるなんて身震いがする、生のトマト恐怖症である

2004/03/07(日) バナナ
病気になったらバナナが食べられる、入院したらメロンが食べられる、普通の大人なら子供の頃経験した思いがあると思う、
ところが以前から思うことだが、何故あの高級な食べ物のバナナが、こんなに安く手に入るのだろう、メロンは今も高値の品だが、バナナは面白い口上で叩き売りされる以上に安値になっている、子供の頃市場の近くにバナナの卸屋があり、緑色のバナナをチェンブロックで地下に下ろしているのを眺め、複雑な気持ちになったのを覚えている、(あれは多分地下で人工的に熟れるよう、加工していたものと思う)
子供心に「病気する人のために今から取って置くんだろうな」と
思ったりしたもんだ、
ところが現在バナナは叩き売り以下の値で手に入る、時の流れは不思議なものだ、思わず「頑張れ負けるな」小声でバナナにエールを送り、傍にいた妻に怪訝な顔をされた。

2004/03/06(土) 個性を大切に
スーパーで買い込んだ食材の中から、えのきを取り出してみる、
袋には信州のえのきとある、昔では考えられなかったこの種も、人工的に栽培される様になり、我々のイメージで茸は秋の物と思っていたが、今ではもう季節関係なく、何時でも口に入る、
季節感が無くなり、少々寂しい気もするが、これも時代の流れ、
今はもうこう言う感覚も慣れ違和感も無くなった、
処で面白いのは、型にはめられ栽培された、このえのきを眺めていて、同じように一塊で出来ているようだけど、中には何本か曲がって枠からはみ出しているものもある、こんなものに個性などあるとは思わないが、なんとなく個性的に頼もしささえ思える、
最近はとかく枠にはまったものが多い、
絵手紙だって、教室に通えば、ともすると同じような描き方になりがちだ、考え方色々でそれが悪いと言う積りは毛頭無い、ただ基本の考えは同じであり、画題も同じであっても其の人それぞれの個性で、心を伝えられれば良いと思う、
個性を大切に、これは私の譲れない信念でもある、
今日の絵手紙は、えのきを竹串の細い線を生かした描いたもの

2004/03/05(金) 画題
妻が珍しいから描いてみてはと、苺を買ってきた、
大きな粒の苺だ、まるで赤ん坊の拳ほどある、真っ赤に熟れた苺は少し形が歪だが、部屋一杯に香りが充ち春そのものだった、
早速葉書き何枚かに描き、後の処分は妻に任せる、というのは私は果物を食べるのは少々苦手なのだ、
今朝、私の教室の生徒のKさんが「今では身の回りのものが、私を見て、私を描いてと言っているようだ」、とパソコンのメールを送ってきた、其の通りで私も見るものが皆、私に声をかけているように思える、絵手紙の画題は、このような身の回りのもの、店の棚にある商品一つ一つ、何でも画題と成る、又そのように見えてきたKさんも、絵手紙の楽しさにとっぷりはまった様だ

2004/03/04(木) 名刺
私は初対面の人には、名刺の裏に和紙を貼り付け絵を描き、短い言葉を書き添えて、いわゆる名刺絵なるものを渡すことにしている、ある人は「名刺などむやみに渡すものじゃない」と言うが、
其の真意は悪用されてはの思いがあるようだ、しかし初対面でも私と親しく話しをしてくださる人には、決して悪い人はいない、
こう思い信じているから,この手描きの名刺をドンドン渡す、
出会いを大切にしたいから、出会った人を信じる、だから手描きの名刺絵も20枚描いたってすぐ無くなる、でも嬉しいことだ、
新しい出会いが次々と訪れている証拠だと思う、このような名刺を渡した人は後に出会うと必ず「この前ももらった名刺大切にしています」といわれる、そんな時は本当に嬉しく、出会いって良いもんだなと実感する
添付しているのは、名刺絵の1枚

2004/03/03(水) ファックス
昨日思わぬ人から電話を貰った、其の直前ファックスが入った、
B5の用紙に一杯の文面、何事と目を通しかけた所の電話である、全く思いがけない人、岩手県北上市在住の愛子さんからだった、未だ一度もお会いする機会の無いまま、絵手紙が縁でのお付き合いである、彼女も私同様機械に弱く、ファックスを送信したものの、はたして届いたものやらと心配で、直後電話するとの事、どうも我々年代の共通の悩みは、あらゆる機械になじめないこと、このパソコン然り、色々な機能を併せ持つ家電品(テレビ、電話ビデオ他)そしてファックス、携帯電話etc、どれ一つ
使いこなせるものは無い、だから筆を持ち墨の香りが忘れられなく、又安心感さえ持てる、そして花を愛で吹く風に春を感じる。とは言っても決して逃げているのではない積りだけど・・・・?
今日は又少し寒いが、裏の畠には菜の花が一杯に咲いている

2004/03/02(火) 四季が好き
私は四季が好きだ、何時の四季もそれなりに楽しめる、だからこんなに素晴らしい四季のある国日本に生まれてよかったと思う、
今は春、春の陽気に誘われ心も弾み、ハッピーな毎日を過ごせる、花の香りを運ぶ心地よい風は心を和ませてくれる、
しかしこんな良い季節に、悲しい恐ろしいニュースが毎日報道される、人がもう少し他人のことを気遣い、優しい心になれたならもっと楽しい平和な春になるのではなかろうか、

2004/03/01(月) ゼラニュウム
私が仕事場にしている広縁は、午前中実に日当たりがよく、この時期太陽を独り占めしている様で、申し訳ないくらいだ、そこから見える正しく猫の額ほどの庭、その庭には雑然と花や樹木が植えてある、其の中に珍しく赤く派手な色をした葉を見つけた、
朱色の葉に少しグリンの入った葉は、ゼラニュウムの葉だ、いかにも朱が強く派手そうに見えるが、よくよく見ると哀れさえ感じる、冬の間精一杯寒風に耐え力んできたので、朱に成ったかに見える、やがて温かい日差しに緑の新しい芽が出て、今まで頑張った葉を追いやって花を咲かせるだろう、この朱色の葉は今まで花の茎を生かすため、頑張っていたのだろうか、日差しの中眺めながらこんな事を考えていた


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