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2004/05/04(火)
そっと春
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昨夜来の雨も漸く上がったようだ、雨に濡れた庭に目をやると、 隅の方に紫の小さな花が咲いていた、名も知らぬ花で別に種を蒔いた訳でもなく、風に吹かれたか小鳥が運んで来たか、種が落ち芽を出したものだろう、このように小さな花でも生命力は強い、 自然に生かされ見る者の心を慰めてくれる、私はどちらかと言えば名のある華麗な花より、むしろ名も知れず小さく咲く花に心魅かれる、人間だって華やかに脚光を浴び生きるのも良かろう、然し私などそのような事はありえないが、それにしてもそんな生き方は一日たりとも我慢できないだろう、其れより平凡で良い自分なりの生き方をしたいと思う
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