―思いのまま気の向くまま―
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2004/06/29(火) 薩摩芋の芽
隣のHさんから今年も頂いた物は『薩摩芋の芽』だ、昨年もこの時期薩摩芋の切れ端から芽を出させたものを頂いた、毎度昔の思い出話で恐縮だが、今でこそこうして薩摩芋の切れ端から芽を出させたものが、観賞の為テーブルの上に飾られているが、その昔終戦前後の生活の中で、薩摩芋は主食として大切なものだった、まともな芋は当然のこと、街から疎開していた者にはそれすら口に出来ない事もあった、忘れられないのは、種芋として苗を育てた後の芋、実となるものはほとんど苗に吸い取られ筋ばかり残った芋を母は農家を回り頭を下げ分けて貰い(それだとて只ではなく貴重な着物などと交換で・・・・)蒸して食卓に出していた、今考えてみると生きる為とは言えかなり屈辱的な事でもあった、そんな夜両親の会話で目が覚めた事があった『お国のためと辛抱しているけど捨てるようなものまで着物を取られ、同じ日本人なのに本当に悔しい』子供心に悔しく涙したものだ、そんな事やあんな事を思い出しながら、テーブルの上にある芋の切れ端から伸びている透き通るよう緑の葉を眺めていると、何故かやりきれない気持ちになった


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