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2005/12/10(土)
カワハギと河豚
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あっという間に師走となった、特別何をする訳でもないが慌ただしい気分で過ごしている、今日は来月の教室での画題『カレンダー』の見本を描いた、色々と考えながら十数点書き上げる、結構楽しいものだ、其の中の一枚をここで取り上げてみる、 絵は私たちが通称『はげ』と呼んでいる魚で正式には『ウマヅラカワハギ』と言う、この魚ご承知のように刺身、焼き魚、煮魚どの様にしても美味い魚である、白身で骨離れが良く淡白な味なので私は好きである、良く瀬戸内の倉橋島沖の方に出て、小さな海老を餌に釣ったものだ、大漁の時は四人で大きな樽に2杯は釣っていた、割合に足が速いため船の上でしめて血を抜いておかないと臭う恐れがあった、 こうして釣って帰った『ハゲ』は、夫々の煮たり焼いたり調理をするが一番良いのは、何と言っても刺身だ、しかも薄造りし大きな皿に広げて盛り付け真ん中にボイルした肝を盛り付けるとまるで『河豚刺し』だ、 素人目には『河豚刺し』と言っても判らないほどである、 透き通って皿の絵柄が見える刺身を掬い取り、肝を溶いたポン酢につけて食べると、すごくリッチな気分になれる、 ところで以上の話で思い出したが、最近のニュースで余りにも大きな誤魔化しが露見して、日本経済を揺るがしかねない問題になっているが、関係者はお互い責任をなすりあい醜い争いとなっっている、誤魔化すと言う事は必ず露見する事でもあり、そんな行為そのものが自分自身を否定する事でもある、唯欲に駆られそのような事を平然とやる、情けない事だと思う、来年はどの様な年になるやら、例え貧乏しても誤魔化しのない人生を送りたいものだ
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