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2005/08/30(火)
弱い心
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8月も明日と明後日を残すのみ、流石に朝夕は秋らしくなり日中も風は秋を思わせる優しい風になった、あれほど姦しかった蝉の声も時折聞こえるそれは重いなしか弱弱しく感じる、 今朝も何時ものようにアトリエの座卓の前に座ったが何故か気持ちが昂ぶらない、、ふと見ると目の前の棚に並ぶ父の残した木彫りの仏像が一斉に私の方を見ているようだ、其の中でも『地蔵菩薩』の立像の目が優しく笑いかけているように見えた、 どうやら父が『頑張れ』と声をかけてくれるような気がした、毎日こうして筆を持つ事を、自分自身の心に決めていながら、時にはどうしても筆を持つ気持ちが起きない日がある、そんな時には 父の仏像と会話する事にしている、そうすればかならず仏像は返事をくれ筆を持つ勇気を呉れる、そんな気がするのも私の心の弱さかもしれない、などと大いに反省した一日だった・・・・・
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