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2006/02/09(木)
阿波踊り
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私の部屋の壁に忘れられたように下げられている人形がある、季節はずれの『阿波踊り』の人形だ、 平素は別段気にもならずそれこそ忘れているのだが、時々ふと目に付き(オウ其処に有ったな)としばらく見つめ思い出すことがある、何年か前私の父も逝ってしまい私たち二人だけの生活に漸く慣れた頃、友人のU君夫妻に誘われ阿波の鳴門を観に一泊の旅をした、それまで病弱だった私の母の看病、其の母を看取った後年老いた父の面倒から看病にと心身ともに休まる事のなかった妻も、心の重荷が降りたのか、見る物触れる物本当に楽しそうにはしゃぎ喜ぶ姿を見て、今更ながら申し訳なかったという気になり、大いに反省さされる旅では有った、この人形もこの時徳島駅前で反省した事を忘れない為買って帰り、目に付くところに置いた積りだった、『これからは彼女の為に出来るだけのことはしたい』と内心誓った筈が、今は又私自身好きな事にのめりこみ絵手紙三昧、・・『いい気なものだ』と手を振り足を揚げ人形が嗤って居る様だ、ただ妻は私の絵手紙は理解してくれていると私は勝手に思っている、兎に角これから二人の人生元気で仲良く『踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら・・・・』愉快にやりたいと思う
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