―思いのまま気の向くまま―
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2006年7月
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2006/07/26(水) 葡萄は描くだけ
本当に暑い一日だった、気温は34℃はあったはず、正しく真夏日だ然も梅雨の名残で蒸し暑さも加わる、今は夕方の7時過ぎさすがに日もかげり、遠くで雷鳴が聞こえる、窓は開け放して居るが丁度『瀬戸の夕凪』で風がなく、ただ傍で扇風機が辺りの空気をかき混ぜて居る、
最近聞こえ始めた蝉の声も今日は一段と大きくなっている、
教室から帰りの電車も満員に近く漸く最寄り駅に到着、其の駅近くにはミスタードーナツしか無く妻と待ち合わせ一休み後帰宅、早速風呂に湯をとり汗を流す、
遠雷の音と蝉の声を聞き夏の夕方を感じながら何故か心も休まる思いがする、
今朝のこと冷蔵庫を開けてみると先日貰った葡萄がそのままある、
前にも言ったように私は果物が苦手で特に葡萄は手に持っただけでぞっとするほど生理的に会わない、其の葡萄が眼に入り『母さん、葡萄食べてしもうたら』『そりゃあの子が呉れたもんじゃけえ描くんじゃないの?』妻は私が描き終わってから食べる気だったようだ、ならばと早速筆を走らせる、妻に言わせると葡萄ほど美味いものはないとか然し私は描くだけで充分なのだ。


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