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2007/06/10(日)
枇杷泥棒・・・。
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昨日久し振りに友人のU君夫妻が遊びに来た。 あれこれ手土産を持ってきてくれたがその中にもぎたての枇杷があった、然も絵手紙に描いてはとの心遣いでびわの葉まで入っていた。 久し振りに思い出話になるが、私が通った中学校の周りには枇杷畑が沢山有った、広島は昔から枇杷の生産地では古江地区と江波地区が有名だった、このどちらの地区も何とか原爆の被害も少なく、枇杷畑も無事に残っていた、私が通った中学はこの江波地区にあり、終戦後数年後の世の中まだ完全な復興もならず、勿論子供の私達は果物なんか簡単に食べられはしなかった。 然しこの枇杷が熟れる時期になると、学校近くの枇杷畑が格好の遊び場、つまり枇杷採りに入り込む、勿論見つかると大変、一目散に逃げる用意だけは怠らなかったが・・・・・。 とにかくスリルもあり楽しくもあった、後には学校に苦情を持ち込まれもしたが全員知らぬ顔、後で当時の恩師に聞けば、先生には分かっていたようだが、目をつむっていてくれたようだ。 今このようなことがあれば大変な問題になると思うが、終戦後の環境は、『これくらいの悪戯は』と大目に見る、おおらかなところも有ったのかも・・・・。 既に60年近くも前のこと、たぶん時効だと思う、懐かしい腕白時代の思い出である。 こんなことをしていた報いか、今私はこの枇杷は愚か果物全般が苦手と来ている。
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