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2008/08/05(火)
まな板の上の・・・・
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朝から筆は持っているがどうも進まない、自分では「まな板の上の鯉」なんて強がり言っているが、やはり明日の結果を聞くまでどうも気分が乗らないのだ、やはり私もただの男なのかといささか気弱になっている。 癌の疑いがあると云って検査してもらい、その結果が気になって一日落ち着かないのが正直な気持ちだ。 然し今日お寺さんに来て頂き、原爆で亡くなった兄の供養をしている間に、私自身のことは実に些細なこと、あの灼熱の中で苦しみながら亡くなった兄のことを思うと、若し結果がどうであれ最悪手術すれば・・・そんなことを読経を聞きながら、自分のふがいなさを感じた。 人間70年以上生きているといろいろなことがある、これまでにもずいぶんいろんな経験もしてきた、その中であの63年前の経験はそれ以上のことはない、あの悲しく恐ろしい原爆と言う事実、一瞬にしてあまたの人が命を奪われ、広島市全体が焼け野原と化した、そんな恐ろしい事実より怖いものがあるだろうか・・・・。そんな経験をしてきた私としたことが、健康診断の結果に恐れをなす・・・思えばいささか滑稽なことではある。 兎に角明日はその結果を聞きに行って来て、スッキリとした気分になろう・・・・。 今日の絵手紙 まな板の上の鯉ならぬ「クロデメキン」を描いてみた。
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