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2011/08/03(水)
夏の風情
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蝉の声が一層暑さを増す、開け放った窓を通り抜ける風もも今は無い、そう云えば此処広島地方には『瀬戸の夕凪』と言う物があり、海の方から吹く風と山の方から吹く風が何らかの影響を持ちあい『凪状態』を示すと聞いている、その時間は全く風が止まってしまう、その昔何十年も前私が子供の頃、その時間になるとステテコ姿の親父さん達が、団扇片手に家の前の縁台に集まり団扇をバタバタさせながら、へぼ将棋を指していたのを思い出した、のんびりした実に平和な夏の風景だったが、今はそんな光景は全く忘れられている、考えて見ればそのような夏の風情を覚えて居ると言うのも、案外幸せな事かも知れない。
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