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2004/10/13(水)
初心
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「音楽に国境はない」 すごく当たり前のことなんだけど、実感するたびにすごく感動する。 自分が何故音楽をやっているのか、その原点を再認識させてくれる。
プロのミュージシャンを目指せばそこはビジネスの世界。 「こういう楽曲を作ってくれ」「今の時代こういう曲は売れない…」等々。 その意味は重々理解している。自分も音楽業界の現実は見てきたつもりだ。 時代のニーズに合わせた需要と供給の関係。 でも、創り手としての自分はそんなことを考えていてはいけない。 最近そう強く感じる。 たとえ誰一人評価してくれなくても、自分が最高だと思える音楽を自信満々で演奏する。 それはきっとかつての自分。 忘れかけていた感覚。 ライブハウスにお客さんが2〜3人しかいないライブもあった。 でも俺は演奏出来るだけで楽しかったし、幸せだった。 100万人に評価される音楽より、目の前にいるたった一人に伝わる音楽。 それを追求してきたはずだ。 それが真に人の心を動かし、大きな渦になっていく。 ここのところ作ってた楽曲は昔に比べれば飛躍的にクオリティーは上昇している。 でもつまらない。予定調和の音楽。 原点に還ろう…と思った。
こういう風に書けばなんかかっこいいことをしようとしてるように見えるけど、 生活を真剣に考えればとてつもなく、まー馬鹿なことですよ! だけどね、「意味」がなきゃ意味がないんですよ。 意味と理由が人生の、生きてくエネルギーですから。 世界の片隅で最高の音楽をかき鳴らしてやるさ! 20年後、100年後に最高傑作と評されるようなアルバムをつくってやる! と気合を入れてスタジオへ行ってきます。 またまた長い前フリだった(笑) しかも文章が妙に堅かったり(笑)
今日は「BECK」のOAちゃんと録画予約したし、心置きなく行けます(笑)!
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