from New York
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2002/01/11(金) New York State of Mind
今日は朝から雨。早く目が覚めたので、よし!バレエのレッスンに行こうとレオタードに着替えてはみたものの、外は暗く、うちの前の公園には傘をさす人が・・。イーストビレッジからアップタウンにあるバレエ・スタジオに行くのは かなり遠く感じてきた。やめよっ、というわけで北海道の思い出にふけってることにします。

  終わってみたら「あんなに楽しかったのって久しぶりっ!」っていうぐらい楽しかった。前回の「森羅万象」CD記念ツアーは日本ではじめてのライブだったこともあるし、ベテランミュージシャンをNYから伴って、たくさんの方々のサポートをうけて、大きなホールや「新宿ピットイン・夜の部」なんていきなり出させてもらって、私にとってはかなりテンションの高いツアーだった。(自分ではじめたんだろーが。そりゃそうだ。)

 今回はまた9月に悲しい事件が起きてしまって、一時はツアーどうしようとあせった。もしかしたらそれどころじゃないかもしれない。アパートでピアノの音を出すのも悪いような気がして落ち着いて練習もできない。毎晩ろうそくを灯して犠牲者にお祈りしながらの日々だった。いつ何が起こるかわからないし、夜中にはヘリコプターか何かが頭上を飛んでいて眠れない。空襲警報に怯えて身をひそめるのってこんな感じだったのかな。まさか戦争が自分の身にふりかかってくるなんて。 でもこれが最後の演奏になるかもしれない。今、日本に行かなければ、両親の顔を見るのも最後になるかも、と生まれてはじめて「死」を覚悟した。そしてこのツアーを「ニューヨーク・ソングブック」と銘打ったのも何かの因縁か?「ニューヨーカーとして日本の人達にこの気持ちを伝えよう!」という熱い想いが徐々に湧いてきた。

こんなポジティブな気持ちになれたのもそもそもこのツァーをコーディネートしてくださった木下節子さんと勝田里美さん(右写真:北海道津別町チミケップ湖にて)の暖かい励ましがあったからこそ。そう、この方々なしには今回のツァーはなかったのです。節子さんは私のところにピアノのレッスンに通って下さっている方です。簡単にいうとお弟子さん。8月に

「先生、北海道に行ってきました。」と節子さん。「まぁ、いいですねー。北海道のどこですか?」「北見」「えー!私、住んでたことあるんですよ。」聞けばお友達の里美さんのご主人が湖のほとりにある素敵なプチホテルを経営していらっしゃるそうな。「由香先生、ピアノもありましたよ。ソロピアノぐらいならできるんじゃないかしら。」

 どきっ。ライブやりに行きたい! あとはとんとん拍子に話しが進んだ。行ってみたらなつかしい顔にいっぱい会えて、またはじめての方々も暖かく迎えてくださった。そしてそしてこうして北見北中の同窓生がホームページまで作ってくれた。本当にありがたい。と雨のニューヨークで幸せをかみしめているところです。-I'm in a NY (雨のニューヨーク」って聞えるよね。)state of mind. あれっ?なんかひたっているうちに晴れてきたみたい。


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