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2002/12/20(金)
ローランドのメモリアル、そしてマルのこと
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「メモリアルコンサート」 サー・ローランド・ハナ「メモリアル・コンサート」がクイーンズカレッジで12月11日に行われました。 その時の写真が青森直美さん(ベースの善雄さんの奥様)から届きましたのでご紹介します。ローランドと共演した数々のミュージシャンによる、それはそれは素晴しい暖かいコンサートだったそうです。(残念ながら私はギグがあって聴けませんでしたが、仕事場で弾きながらローランドに捧げてました。)演奏曲目はローランドの音楽がそうであったように、クラシックとジャズとの分け隔てなく、シューベルトからデューク・エリントンと幅広く演奏されたそうです。ここにローランドの言葉を私なりに訳したものを紹介します。 「普通の人にとっては、音楽はカテゴリーによって分けられているが、私の場合は違う。私にとって音楽は食べ物であり、だから『これは林檎で、こっちは梨』と言う必要はない。『これは音楽で、おいしいんだ』と言えばそれでいいのさ。」 (ローランド・ハナ)
「マル・ウォルドロン」 ローランドに続いてマル・ウォルドロンが他界しました。私の好きなピアニストがいっぺんに亡くなってしまいました。マルとのレッスンはたった1回だったけど、私が彼から受けた音楽的影響は計り知れない。「森羅万象」のCDを持っている方は(ライナーノーツを見てね)覚えているかもしれませんが、「森羅万象」はマルとの出会いから出来た曲です。従ってマルと出会わなかったらあのCDは生まれなかったことになる。 あのとき(マルのスイート・ベイジルでのライブ)セットの合間であまりの空腹感にみまわれた私は、ライブハウスは高いしマルは出演者だから店からご飯が出るだろうと思って一人で外に食べに行ってしまいました。スイートベイジルに戻ってみると「一緒に食べに行こうと思ったのに」と寂しそうだったマル。とても悔やまれます。マルごめんなさい。
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