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2002/05/16(木) あおいリポート
 ゆかさん、みけっち、皆様の力をお借りしてLove Fellowshipに行ってきました。
ゆかさんと待ち合わせのJay St/Borough Hallまではジャズの歌詞に出てくるAトレインで・・・
歌では「Aトレインでハーレムへ行こう」だけど、私は「ブルックリンへ行こう」でした。
うわさでは「ちょっと恐い所」と聞いてたけど、車内はフツーで「全然、大丈夫」なんて思っていると、
途中でドッと人がへり、「ゆかさん居るから大丈夫」に変わりました。(笑)
 CトレインでLiverty Aveで降り、いざ教会へ。
テレビで見た建物が現れ、ドキドキ。
記念撮影をしようとカメラを出すとカメラもドキドキなのか動かない。
でも”写るんです”で無事に撮影終了。
中に入ると(もちろんドキドキ)チビッコの練習中で、大っきい子 小っちゃい子がたくさん。
でも上手いっ!!ノリが違う・・・かわいい。チビッコレベルで、もう日本人と違うんです。
教える人も上手 でもなかなか大人のリハーサルが始まらなくて ゆかさんが聞きに行ってくれると、
「今日はチビッコのリハが長引いているので中止」とのこと。
教会の人は皆やさしくて、仕事終わってから来てるのに、
大人の人は別に何でもなく子ども達にエールをおくりながら帰っていき、
その姿に心の広さも感じました。
本当に皆親切で、チビッコのリハ以外にもそのあたたかさに感動しました。
帰りは男の子のエスコートで地下鉄へ。
その男の子もやさしい。彼いわく「ヘゼさんの教え」だそう。
この夜の出来事はチビッコのパワーと皆のやさしさに感動。
そしてあこがれの場所へ行けたコーフンでいっぱいだったけど、
この感動を忘れずこの先もゴスペルをやりたいと思いました。とさ。
 帰りにゆかさんにいただいたおにぎりがおいしくて、
久々の梅の味がなつかしくて「私って本当、日本人・・・」と当り前だけど思い
ました。
...........................................................

<ゆか後記>
いやぁ〜無事でよかった。私もホっとしたよ。
はっきり言ってあそこに連れていく自信はなかった。
しかしデジカメまでフリーズしてしまうとはねぇ。
教会の前のデリにカメラ売ってて良かったね。
キッズの指導法も例のバリー先生と同じく「口伝え方式」。
指導者が全パートを歌ってみせて、キッズが真似をして覚えるのだ。
途中で座らせてお説教タイムもある。みんな「エイメン!」と答える。
かわいい。いいしつけだなと思った。
ここに通っている子ならドラッグなんかには走らないだろうな。
歌の歌詞もいいのだ。
"WHAT IT LOOKS LIKE, IS NOT WHAT IT IS"
何か禅的だよね。
"GOD IS ONLY TRYING TO TEST YOU TO SEE IF YOU CAN DEAL"
今の私にはピッタリの言葉だった。じ〜んと来た。
あなたも苦しい?ここをどう乗り越えるか試されてるのだ。
帰りにつかまえた男の子が(といっても20歳のシャリフ君。6歳からこの教会に通っているそうな)
書き取れなかった歌詞も書いてくれた。なんていい青年なんだろう。
彼は6月の日本ツアーも行くって楽しみにしてたよ。
ホント彼等のあたたかさに感動。(あとでサンキュー・カード送ったよ。)
ヘゼさんはペンシルベニアに住んでてリハにはあまり現れないそう。ちょっと残念。
でもマックのコンサートで見れるからね。うしうし。
感動のあまり「おにぎり」持ってきたことも忘れてたよ。
別れ際に思い出してあおいちゃんに渡したんだけど、
食べてくれたんだね。ありがとう。(由)

 

(写真はあおいちゃんのデジカメで撮った5/6 GOSUPEの時のものです。)

2002/05/15(水) バリー・ハリスのジャズワークショップ
「バリー・ハリスのジャズ・ワークショップ」は、いわばジャズ・ワークショップの「老舗」である。寺下誠氏や国府弘子さんから聞いた、「ニューヨーク体験談」にもよく登場した。一時つぶれたり、場所を変えたりしながら、今だ健在の貴重なジャズ・ワークショップなのだ。とにかくバリー・ハリスほど教育熱心な先生はいないんじゃないかと思う。現在毎週火曜日にリンカーンセンターの近くのコミュニティ・センターで行われているが、6時半からピアノ・クラス、8時から(現状では8時20分ごろにずれこむ)ヴォーカル・クラス、10時からインプロヴィゼーション・クラス(楽器の人)と、休みなしに続くのだ。バリー先生はもう70才を越えているのにすごいエネルギー。生徒の方が先に疲れるぐらいなのだ。

 今回は、ニューヨークに来て1週間目のゴスペルシンガーあほいちゃんを連れてワークショップに潜入。66丁目のタワーレコードで待ち合わせて、まずは腹ごなし。『オリーズ』というチャイニーズレストランへ。店に入った瞬間、「うわーっ、『風来山人』のにおいがする!」とあほいちゃん。(『風来山人』とは彼女の行きつけのライブハウスだ。うーん、ホームシックなのかなぁ・・・マスターがよく中華ものを作ってくれるらしい。)私のオススメの中華風ラーメンにシューマイがのっかったやつと、彼女の好きなブロッコリーの炒めものを食べた。

 満腹になっていざ出陣。風に飛ばされそうになりながらリバーサイドへ向かって2ブロックほど歩くと、ワークショップ会場に到着。入り口で12ドル払う。ピアノクラスがはじまっていた。ピアノを皆でかこみながら、バリーが弾いたヴォイシングを生徒が次々に弾いていく。ここでは譜面は使わない。口(手)伝え的方式だ。伝統芸能の伝え方だよね。耳と記憶力が勝負といった感じ。
 8時をだいぶすぎていきなり「ブンチャ、ブンチャ」とはじまった。これがヴォーカル・クラスのはじまりの合図らしい。ブンチャ、ブンチャにのせてスケールやアルペジオを歌い、ウォームアップ。そのあと今日の課題曲「Time on My Hands」の歌詞を常連らしきオバチャンが読み始めた。
 ひえーっ、知らない曲だし、日本人にとって書き取るのつらいよ。必死で何度も聞きながら書き取る。となりのオバチャンの書いた歌詞とチェック。歌詞が取れたら、バリー先生と一緒に歌って、メロディーを覚える。なかなかつかみにくいんだ、これが。いろいろキーを変えてどのキーが自分に合うか決める。そう、あとで一人で歌うのだ(コワー)。準備ができた人からマイクのところへ並ぶ。ピアノトリオの伴奏付きだ。5人ほど歌ったあとに、隣にいたシンガーの昇子さんが、「由香ちゃんも歌おうね。」「ウソだ。あたし人前で歌ったことないよ。2人で行って来て。」と私。あほいちゃんはといえば、「あたしはまだ・・」と、とっても不安げな様子。

 でもここで歌わなかったら損だ。「よし、行こう」と3人でマイクへ向かう。昇子さんがまず貫祿で歌い、次は私だ。いつもとは逆の立場でトリオにカウントを出す。けっこう気持ちいいもんだね。へへ。でも歌い出したら声も足も震えてきた。やっぱ歌うのって難しかった。そして最後にあほいちゃんだ。なかなかどうして、落ち着いて歌ってるじゃないのー。かわいいし。無事に歌い終わって席に戻ると、彼女も足が震えてた。終わってしばらくすると現実が冷静に見えてきてしまい、「やだ。歌っちゃったんだ。はずかしいー。」と私。「いまさら、そんな。」とあほいちゃん。「そうだよね。いまさらだよね。」逆に言われてしまった私でした。


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