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2003/08/03(日) ディスクラビアに挑戦の巻
8月に入ってようやく関東地方でも梅雨明けだそうですね。こちらニューヨークは今日は雨と雷。「サンダーストーム」とこちらで呼んでいます。
 7月の終わりはとても気持ちのいいお天気で、海にでも行きたいな、なんて思っちゃうような日にディスクラビアのレコーディングをしました。初めての体験でドキドキ。グランドピアノが何台もある広いスタジオでのレコーディングでした。ここには素晴しいピアノがたくさん揃っていて、コンペティションやフェスティバルで全米中を旅するピアノ達なんだそうです。私が使わせていただいたのもそんな中の一つで、旅から帰って来たばかりのコンサート・グランド(一番大きいコンサート用のグランドピアノ)でした。

 さて、いよいよ一曲目を弾いたあとに、「じゃぁ、ちょっと聴いてみましょうか。」とエンジニアのマキアさん。今弾いたピアノがまた同じことを弾いて動いているのを見ると、おもしろ〜い(写真2枚目)。ペダルもピコ・ピコと動いている。
 すごい。よく昔のピアノロールの話しは聴いたことがあるけれど、これは現代版ピアノロールですね。それに今までのレコーディングは、ガラス越しにいるエンジニアがヘッドホンを通して「サマータイム、テイク2」なんて言うんだけど、今回はすぐそこで生声で話しができるのでよりリラックスできたと思う。

 2日目には手がだいぶピアノに馴染んできて、昨日と同じピアノとは思えないくらいだった。ジャズクラブじゃ滅多にお目にかかれないコンサート・グランドに実は弾きこなせるか不安があったけれど、とても軽く感じた。最後の曲「ゴーイング・ホーム」を弾き終え、終了。いやぁ、何度も「ダメ出し」に付き合ってくれたマキアさんに感謝!です。

 よし、終わったら週末はうちあげだ!20代、30代、40代の女性達でブラジル音楽の店「S.O.B.」へと繰り出した。おいしいブラジル料理(レッド・スナッパーおいしかったです。鯛の丸焼きという感じ。22ドル。9時前にディナーを予約すると20ドルのミュージック・チャージはかかりません。)を食べた後はダンス・タイム。はじめてサンバを踊ってしまいました。踊ったというより、足をバタバタさせていただけかもしれませんが。ショーのダンサー達は素敵でした(写真4枚目)。
帰りはバスがなくなってしまい、ビレッジの西の端から東の端まで歩いてしまった。

 次の晩はビレッジ・バンガードへ、今一番大好きなマーカス・ロバーツを聴きに行きました。日曜の夜でも満員。予約入れていなかったら右脇か後ろしかないと言われショック。でも右脇の一番前、ピアノのオシリにはりつくような場所をゲット。さすがマーカスの音はやわらかく、全然うるさくなかった。ノーグレイターラブ、オール・オブ・ミー、ソフトリー、ライク・サムワンなど、まるでジャムセッションでやるようなスタンダードが、彼の手にかかると素晴しく生まれ変わる。これこそ実力を持ったピアニストなのですね。スタンダード練習しなきゃ、と新たに決意したのでした。(終)


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