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2004/02/03(火)
「はんなりシスターズ」
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IAJEというジャズ教育のコンファレンスが今年は1月21-24日まで極寒のNYで行われました。ミッドタウンのヒルトン・ホテルとシェラトン・ホテルで朝から晩までクリニックやパフォーマンスが行われるのです。ホテルの間は僅か1ブロック弱でも、マイナス10度では移動するのもけっこうたいへん。 このコンファレンスは何がすごいかというと、世界中からジャズ関係者が集まること。凄い人がそのへんにウロウロしてます。中でもジャズ貢献者賞のコンサートには、まるでジャズのグラミー賞みたいな感じでした。ナンシー・ウィルソン、ホレス・シルバー、ハンク・ジョーンズ、クラーク・テリー、ビリー・テイラー、デイブ・ブルーベック、ヒース・ブラザーズ、ジム・ホール、ロン・カーター、などなど。
楽器店や出版社、メディア等のブースもあって、うろうろしていると、ユニオン(組合)のブースにはソニー・ロリンズのベースのボブ・クランショーが立ってたり、ユーセフ・ラティーフの出版社にはご本人がいたりして、びっくり。日本からは今年は関西と北海道のビッグバンドが参加してました。北海道の子供達はこのぐらいの寒さはへっちゃらでしょうね。演奏もとっても元気で、スタンディング・オベーションでしたよ。クリニックは懐かしのドネリアン先生の「イヤー・トレーニング」や「ウェイン・ショーター分析」「ピアノ・コンピング」等をのぞきました。でもこのコンファレンスはかなり体力いります。あちこち行ってくたくたになります。TAKE6のクリニックはギブ・アップしてしまった。
ジャパニーズ・レセプション(まぁ、なんとヒルトンのペントハウスでした。ここは1泊3000ドルとのウワサ。お寿司ぐらい出るかと期待したのに全くのアメリカン・スタイルでがっかり。)のあとピアノのミチカちゃんとマルグリュー・ミラーを聴きにシェラトンへ行ったんだけど、あまりの凄さと心地よさと疲れで半分寝てしまった。もったいないことを・・。しかし、オスカー・ピーターソンか、アート・テイタムか、ぐらいのテクニックでした。そのあと某ジャズ紙の取材でこちらもくたびれて休憩中のカメラマンが、ミチカちゃんと私を撮ってくれたのがこの1枚。なんと「はんなりシスターズ」と名付けてくれました。「はんなり」とはとてもいい言葉ですよね。「ぼけぼけシスターズ」からの昇格?だそうです。
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